みなさま、こんばんは!
今日は中国の囲碁世界大会「春蘭杯」準決勝
芝野虎丸九段VS朴廷桓九段 の戦いがありました。
凄まじい後半戦の内容でした。
芝野九段が上辺で妙手を打ち、相手が頭を抱えている場面です。
しかし、ここからの朴九段の受けが凄い。
被害を最小限に食い止め、勝負の均衡を保ちました。
この後も難解さを極めていて、更に時間もないのに、双方大きなミスをしない。
観ていてしびれる勝負だったのですが、この緊張感がみなさまにどれほど伝わっているでしょうか。
昨今、局面をいかに平易に言語化できるかが重要と言われています。
正直そんなこと、棋士はみんな分かってます。
最高峰の勝負の機微を、それでもあまり囲碁を知らない人に伝えようとした場合、どうしてもその濃度を薄めて伝えないといけない訳です。
それは大切な核の部分を捨てることにもなります。
この伝え方のバランスのとり方が難しいのです。
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