ある程度カットができるようになると自分で模様をデザインしたくなりますよね?
講座やメールでも 『幾何学模様はどうやってつくればいいのか?』と質問されます。
今日は自分で幾何学模様デザインを作るときのコツについて おはなししましょう。
幾何学模様をつくるとき 一番たいせつになるのは角度なんですが
用意するものは紙とペンだけでいいです。
『え?それだけなの?』と思うかもしれませんが
今は正確さよりもコツを分かっていただくだけなので これだけで十分。^^
■90度と45度のおはなし
まず紙に十字を描いてください
ちょっとひん曲がっても大丈夫 恐れずに十字を描いてください。
十字の角度は各々が90度のはずです。
ってことはその半分は45度。
真ん中辺りに点線を引いてください。
そしたら真ん中の点線が谷になり十字の線が頂点になるような曲線を描いてください。
こんなふうに 。。。できました??
上手く描く必要はないのでお気楽にみようみまねで^^
こんど真ん中の点線が山になるように線を描いてください
こんなふうに 。。。どうでしょう?かけましたでしょうか?
一辺90度と同じものをグルーっとあと3つ描くとこんな模様になります。
そうなんです 4角形のデザインを2つ組み合わせると8角形になります。
4角形を2つ組み合わせて 8角形。
8角形を2つ組み合わせると 16角形のデザインができます。
■60度と30度のおはなし
さて今度は3本線を引きます。
なんのアテもないのに3本線を引くのは実はとても難しいことです。
でも今は正確に3本同じ角度で線をひけなくていいので きにしないで3本線を引いてください^^
そしたらさっきとまったく同じことをします。
さっきは点線でしたがこんどは真ん中の実線を谷にした曲線を描きます
こんな感じです。
いま谷にした実線をこんどは山にして曲線を描きます
ほんとにさっきとおんなじです。
できたらほかの辺も同じように曲線を描いていきます。。。すると
あらら?さっきつくった8角形とおんなじような模様ができましたね。
だけどよーく見るとさっきとは違うことにお気づきですか?
そうなんです こんどは三角形が基本になって重なっています。
3角形を2つ組み合わせて 6角形。
6角形を2つ組み合わせると 12角形のデザインができます。
幾何学デザインはこの3角形、4角形のほかに5角形で作られるものだけといっても過言ではありません。
5角形は特別な形で72度です。
いろんな作家さんの本に載っているお手本の幾何学模様や
かんたろのつくる難解な幾何学デザインも ほぼこの3つの法則で作られています。
ここにあげたのは一番簡単なヒント ひとつの曲線が生み出す模様です。
例えば、この曲線を変化させたらどうなるでしょう?
また、組み合わせの2つを全く違う形にしたらどうなるのでしょう?
すごく難しいと思われる模様も角度を細かくしてよく見てみると
簡単な曲線で表現できるのだとおわかりいただけたでしょうか
45度や30度の中に線を曲線を1本かくだけで
そうなんです 模様は無限大なんですよ。^^
こんな形にしたいと思い描いたのに実際にやってみたら あらら、なんか違う?なんで?
ってなるときもあると思います。
かんたろはスケッチをみただけで360度脳内変化することがほぼできるようになってしまいましたが
これは数をこなした慣れのたまものです。
恐れずにたくさんのスケッチをして 自分だけの幾何学模様を探してみてくださいね!