クリスマスのパッケージデザイン まだまだやっております。
そして絶賛残業中~ とほほ。
ハート型や星型、クローバー型のパッケージに彫りこむ模様をデザインしています
あともう少しで終わりなんですが なかなか気に入った感じにならなくて 何度もやり直し。
あまり細かすぎるとだめなので(モノを詰めたときそこから破れちゃうから)
模様もいつもより手加減しなくてはなりません
手は勝手にデザインしてますが 作ってる最中に脳みその中で勝手にお話ができては消えてゆくのが楽しい。
そのお話を ちょっとここでご紹介しましょうか。
パッケージはまだ見せられないので
パッケージデザインの一部をそのまま色づけして挿絵にしました。
【ハート型】のお話。
いくつもの夜を超えて
星たちは飛びまわていました。
疲れることも 眠ることもなく
星たちは飛びつづけました。
そのなかにひときわ大きな光につつまれた星がありました。
長い長い尾をなびかせて 一直線に飛んでいたのです。
ほかの星は言いました。
君は光り輝いて、とてもきれいだ。
なぜそんなに輝けるの?
そんなとき
ひときわ大きな光につつまれた星は困ってしまうのでした。
だって なぜ大きく光り輝いていられるのか
じぶんでもまるで分らなかったのです。
ある年のクリスマスの夜。
この大きな光に包まれて長い尾をなびかせる星が夜空を駆けるのを人々は見ました。
人々はこの大きな流れ星に
ある人は 来年の田畑に実りが多いことを願い。
またある人は こどもが健やかに育つことを願いました。
そして、またある人は 自分の大切な人といつまでも一緒に居られることを願いました。
その夜 ひときわ大きな光につつまれた星は
星達が休みなく夜空を飛び続け、美しく光り輝く理由が なんとなくわかった気がしました。
そして自分たちの仕事を誇りに思うのでした。
(作:かんたろ)