カンマネの安心したいブログ

『おまえ・・いい加減にしろよ』・・みたいな~

最近、「みたいな~」 って耳につきますね。テレビ見たいな~じゃないっすよ。
語尾に「みたいなー」って付けるやつ。「あたしってかわいいからぁぁ~みたいなぁー」ってギャル(死語か・・?)が言うのならまだかわいいものです。いまの若者言葉はわからん!とか言っていればいいのですから。ただ最近会社でビジネスレベルの話でこれを多用される方がいて辟易。

取引先との商談や200人を前にした朝礼等で45歳以上の管理職様が上記のような言葉を連発されてしまっては、困りますよ。ただでさえ知的レベルを疑われる会社なのですから、せめて部長様くらいは(将軍様みたいだな)正しい日本語を使ってもらわないと。

悪しき使用例を示させていただきますと
『クールビズのVPポイントをメインの場所に作る、みたいな~』
ここでフレーズが止まってしまうんです。この後に『・・・に作るみたいな~選択肢もあるよね』とか続けばなんとなく意味はわかります。「みたいな~」は「・・・と、いうような」に読み替えればいいのですから。

ただ、「・・みたいな」で止められてしまうと、何が言いたいのか一気に分からなくなる。「作れ」と命令したいんだが言葉を和らげるための「みたいな~」なのか、上記のような選択肢を表現しているのか、軽く「・・を作ろうかね」のニュアンスなのか。また、若者迎合のクセとも言っていい単なる接尾語なのか・・・。
とにかく、発言者本人の意思がぼかされてしまう「・・みたいな~」なのです。

こんな例もあります。
『会社の上(上層部)がこれやらないと怒っちゃうよーみたいな~』
これは、上層部の指示があったと言うこと?それとも、自分の意思を上層部を利用してぼかして言っているわけ?はたまた、実際に上層部が怒ってるってこと?それとも、やらないと怒られるよーって予測してるの?

あああ、書いててわかりました。この「・・みたいな~」は、逃げの言葉だったようですね。自分の発言に最後まで責任を持たなくていい便利な言葉だったようです。
社会は信頼できる会話がないと成り立ちません。思いつきや逃げの言葉では人はついてきませんよ。それと感情的な言葉もね。
そして真意を確認するためにさらに時間を要するわけです。確認の言葉をこちらが言っても応対される言葉が的確でない。さらに言葉を重ねて将軍様、おっと部長様の真意が分かると言う状況。<TIME IS MONEY> 時間を合理的に使えない人はビジネスマンとしては、残念ながら失・・・(僭越ですので以下略・・)

最近、小泉首相がたいした実績もないのにプライムミニスターでいられる理由が分かったような気がします。大衆は(会話の相手は)理解しやすい短時間での会話(ワンフレーズでもいい)でなくては、言いたいことが全く伝わらないんだと言うこと。上記のようなぼかした会話だらけでは、ビジネスにおいては前進はありません。いわんや、ベースとなる人間関係においてをや、ですね。(田中康夫風)

某部長が短命政権にならないことをお祈りいたします。

今日買った本。『3分以内に話はまとめなさい~できる人と思われるために~』(かんき出版)著者:高井伸夫
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