カンマネの安心したいブログ

キャピトル東急ホテル閉館

キャピトル東急ホテルが本日をもって閉館しました。別にここで結婚式を挙げたわけではないですし、ましてや田中康夫ばりに「オリガミ」で優雅なランチを習慣にしてたわけでもありません。ここ数年は開催してなかったのですが、新入社員以来20数年に渡って宴会場を、催事(ホテルバーゲン)で使用していた思い出のホテルなのです。

ばりばりの若手だった1980年代。搬入は前日の夜。トラックから降ろして厨房を横切って宴会場「銀の間」まで、商品を何往復も運んだことが思い出されます。僕が入社する直前に、「東京ヒルトン」から東急に運営が変更になったらしく、当時の先輩社員は「ヒルトンのデラバ」(ヒルトンのデラックスバーゲンの略だと思う)と呼んでました。

搬入にほとんど終電までかかって、次の日は7時半とかの早出で設営。家に帰って数時間だけ寝てすぐに起きて出勤。1日販売して撤去がまた終電までかかる。つらかった思い出です。じっくり記憶を紐解いてみると、直近では4年位前までは開催していたはず。マネジャーになっても、じゅうたんに足を取られながら、ラックの3本引きで撤去していたことが、昨日のように思い出されます。

20数年も通いながら正面ロビーにはほとんど行った事がないんです。なぜなら宴会場は地下2階にあってB2の入り口は首相官邸側。地下鉄の入り口からもB2の裏口の方が行きやすかった。閉館のニュースを聞いて駆けつけたのですが、いつもの裏口から入って真っ先に向かったのが「銀の間」とその横のトイレ。このトイレに何回入ったことか・・・そして真珠の間を抜けた右側の厨房の入り口。思わず古い木の扉を開けて中を覗き込んでしまいました。撤去の時ここに並んだっけ。

三浦和義が逮捕された「銀座東急ホテル」も今はない。そして「キャピトル東急」も。僕にとってはビートルズが宿泊した歴史とか、料理が有名だったなんてどうでもいい事。ただ若い頃汗流した思い出がしみ込んだ「催事場」がなくなってしまうのが本当に寂しいだけのです。写真を整理していて気付いたんですが、正面ロビー行くの忘れました。でも、僕にとってはB2の入り口がメインエントランス。思い出に浸る事ができました。 

キャピトル東急ホテル1銀の間銀の間の横のトイレ







真珠の間の入り口撤去の時通った厨房
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