カンマネの安心したいブログ

HOUSE ハウス


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ワンシーンだけがトラウマのようになっている作品ってありませんか?出演者がどうしたとかストーリーがどうだとかそんなんじゃないんです。もう何年も前から頭の中でぐるぐる回っているシーン。それは大林宣彦監督のハウスと言う作品の『池上希実子(季実子?どっちが正しいんだ?)が風呂入っているシーン』なのです。レンタルに出ていないかとずいぶん長いこと探していたのですがあきらめてついにDVDを買ってしまいました。

1977年の作品で山口百恵&三浦友和の『泥だらけの純情』の併映作として作られたもの。多分僕は28年前に劇場でリアルタイムで観たんだと思います。草加松原シネマか春日部文化劇場のどっちかで。その時から28年間ずっともやもやしていたのがDVD買って作品をじっくり観る事でやっとクリアになりました。これはたぶん中学3年生からの性的トラウマみたいなものです。お恥ずかしい話ですが最後の池上希実子&大場久美子のおっぱいのシーンではなく前半のお風呂に入ってるところの立ち上がったときにちらりと池上希実子の胸が見えるシーン。当時池上希実子と言えば「愛と誠」の清純派。胸チラなんて考えられなかった。このシーンが28年間のトラウマになっていたようです。この時からヒンヌーフェチ(?)になってしまったのかもしれません。

↓↓問題のシーンはこれ。本当に最高に綺麗なシーンです。このシーンが28年間頭の中でもやもやとくすぶっていたんです。
ここでっせ!この背中がええねん







一応紹介文(どっかのコピペ)
夏休みを利用して、 田舎にある伯母の屋敷へ出かけた7人の少女。そこは静かな森の中の古びた一軒家だった。少女たちは楽しく語らい食事をするが、 やがて次々と姿を消してゆく。実は一人は庭の井戸に落ち、 一人はピアノに食べられ、 一人は時計に切り刻まれていた…。映像の魔術師・大林宣彦監督の記念すべき劇場映画デビュー作。7人の少女が生き物のような"家"に食べられてしまうという、 奇想天外なホラー・ファンタジーである。映像革命ともいえる多彩なアイディアと特撮技術による惨殺シーンは必見だ。当時注目されていた池上希実子、 大場久美子、 松原愛、 神保美喜など若手女優陣がフレッシュな演技と魅力を披露している。お宝映像ともいえる池上希実子、 松原愛のヌードシーンは見逃せない。

冷静に見てみるとこの映画はすごいです。一応ホラー映画の範疇に入るのでしょうが映像と音楽が『アメリ』のようです。映像と音楽を楽しむ完全なるBGV。ストーリーを真剣に頭で追いかけてたらずっこけるだけ。もうめちゃくちゃですから。何にも考えたくないときにうつらうつらとバックグラウンドに流れてればいいんです。そんな映画。

東京駅のシーンとかは完全な『絵』です。この映画を象徴しています。ちょっとだけ出ているミッキー吉野が麻原彰晃みたいで思いっきり気持ち悪い。クンフー(神保美喜)は途中からパンツ(ブルマー?)姿で太ももがむっちむち。全く意味が分かりません。トラック野郎のシーンとか寅さんのところとかストーリーとなんら脈絡ないシーンの挿入がとても不思議な感じ。後半にいたってはホラーと言うより口が半開きになるようなストーリー展開。とてもじゃないが理解不能な映像が続きます。突っ込みどころ満載なんでキャプした画像を多めに付けておきます。
ファンタオシャレ寺内貫太郎










南田やうこ山口百恵の夫首









変な映像1変な映像2クンフー










意味わからんて血を吐くネコヒンヌーフェチにはたまらんて










最後のシーンTOPtoujkyou









でも28年前の作品なのに妙に新鮮に感じてしまった。きれいな映像と心に残る音楽がありながらも最近の映画ではありえないほど口あんぐりなストーリー展開と変な映像の数々。一言で言えば『キッチュでサイケなファンタジックホラーコメディ?』(意味不明だけど・・)どうしても表現できないハチャメチャ感は、ディープなファンがいそうです。ああ、6,000円も出してDVDを買っちまった僕はすでにその不思議な世界にどっぷりとハマった一人なんでしょう。
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