今年の春頃、NHKBSで千住 博さんの襖絵の特集を見て、いつかは訪れて実物を見てみたいと思っていました。
手元にあった平日割引宿泊チケットの期限は、9月末…
この機会に是非あの襖絵を見に行こうと計画
宿泊は、熱海に決めて 襖絵のある聚光院別院は、完全予約制という事で予約をとっておきました。
9月13日 11:26発 こだま名古屋行きに昼食の弁当を買って乗車
12:12 熱海駅到着
ここから普通電車に乗り換えて川奈駅へ
ホームで待っていたのは、なんと前回伊豆へ行ったときに乗ってみたいと思っていた「リゾート21」キンメ電車12:24発、ちょうどその電車に乗れることになって、ご機嫌です
13時頃、川奈駅へ到着! 予約は、13時30分なので、少し時間がありましたが、タクシーで別院へ向かうことに
10分位で到着。時間まで周りを散策
予約時間前なのに、住職さんが出迎えてくれて中へ入れてくれました
栗蒸し羊羹とお抹茶を頂いて、落ち着いたところで住職さんと千住さんのふすま絵を鑑賞
聚光院伊東別院は、平成9年10月31日、仏教の篤い信者であり、京都聚光院とも縁の深い岡崎重代女史によって、亡き夫 福聚院廣徳義照居士追福、仏門興隆、社会浄化、世界平和の実現を祈念されて建立されました。
伊東別院の本院は、三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)の菩提寺となっている京都の聚光院(永禄9年建立)であり、千利休居士の墓所としても有名です。この伊東別院も禅と茶の実践道場として三千家のご賛同を得て創設されたものです。
当院の設計は、これまで国内外に数多くの実績を残され、平成6年には文化功労賞を受賞された故吉村順三氏(平成9年4月 化)によるものであり、また、襖絵は千住博画伯により1998年から2002年にわたって制作された全77面にも及ぶ大作です。(栞より)
TVの画面上では、もっと大きくて迫力のあるものを思い描いてましたが、意外と小さめで静かな空間…こんな感じだったのかと少しがっかり
でもすぐにその絵の世界に引き込まれていきました
「水の森」「砂漠」「雲龍」「波」「滝」の77面、8部屋の力作
絵と向かい合い、千住さんは何を伝えたいのだろうと語りかけながら感じ取ろうとしていました…今思えば、絵画を通して己と向き合っていた時間だったような気がします。TVで見たときには、座禅を組む部屋に描かれた夜の海「波」に惹かれましたが、実物は、「雲龍」が一番心に入ってきて、いつまでも見つめていたかったです…
一時間くらいあっという間に過ぎてしまいました
住職さんは、まだ若い方で、先代が歳をとって施設に入ってしまったので、私が2カ月前からこちらで務めるようになったと話していました。
タクシーを呼んでもらい川奈駅へ
そこから普通電車で熱海駅へ戻る予定でしたが、宿泊先は、その手前の「来宮」駅の方が近そうなので、タクシーがいるくらいの駅だったらそこで下車しようという事に…その駅に到着すると結構大きそうな駅だったので慌てて下車
タクシーで宿へ 15時ごろ到着
宿は、銘石と樹々、流水が見事に調和する庭園に点在する数寄屋造りの離れ
早速、露天風呂に入って夕食までのんびり休みました
和悦白露の御献立
その他にお肉料理 鴨肉のオレンジ添えor牛肉のワイン煮(正式名は忘れました)
知り合いの造り酒屋のお酒が入っていたので、「喜久酔」を頼みました。
どのお料理も薄味で、とても美味しくデザートまで味わって食べることができました
ゆっくり温泉に入って、就寝
翌朝、5時ごろ外を見ると雨が降っていたのか濡れていて…でもだんだん上がっていくのだろうと露天風呂は、6時ごろでと うだうだしていたらその時間には、雨が降ってきてしまいましたあの時露天風呂へ行っていればと、悔やんでももう遅い
仕方ないので部屋の内風呂へ 杉のお風呂で木の香りに癒されました
朝食は、遅めの8時30分にしてとにかくのんびり~
デザートのマンゴープリンは、写真撮り忘れてペロリ
食後のコーヒーも地元の有名なコーヒー屋さんのものという事で、美味しかったです
雨は降ったりやんだり状態でしたが、せっかくなので庭園を散策
数寄屋造りの家は、木が呼吸をしているような居心地の良さを感じるとともに巧みな細工も楽しめてお気に入りのひとつ
とても素敵な空間でした
11時、宿を後にして、タクシーで熱海駅へ
平日だというのに街中は結構賑わっていて…休日はもっと混んでいるのだろうと
熱海、交通の便が良いから大人気ですね
商店街を散策していたらこんな可愛らしいお地蔵様がありました
頭から温泉をかけながら、家内安全を祈ってきました
お土産を買って、13:02のひかりで東京へ
1時間ちょっとで、家に到着してました
熱海、近くて温泉も良いし癒されました
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