Sさんの事が頭から離れなくて、一人暮らしを楽しめない。
大切にされてる感はあるし、好かれてると言い切れる。ハッキリ言って愛されている。ここまで愛されていると分かる恋愛は久しぶりなのです。
ならいーじゃん!と思おうとするのだけれど、モヤモヤが消えない。
愛されてるのに、モヤモヤする。
女は極端だ。白黒付けたがる。グレーを好む男とは生きてる世界が違う。
明日私は休みだ。Sさんも休み。
だけど私達は会わない。明日はSさんのお母さんを施設から病院に連れて行く日なんだそうな。
診察が終わると、施設の人と月に1度の話し合いの日なんだそうな。
つまりは、Sさんに用事があるのだ。
分かってる。そんな事は分かってる。だから会えないんでしょ。分かってるってば。
夜、スマホを開けてもラインは入ってない。
Sさんからの連絡はない。
会いたいな。会えないけど。
私からメールを送ってみた。
そして、思った。
この時、この時間も、Sさんは私のそばにはいない。娘さん達と住む自宅でくつろいでいるのだ。
私は選ばれてない、って思ってしまった。
娘さん達と一緒にいる方をSさんは選んでいる、そう思ってしまった。
だって現実がそうなんだもの。
私を選ぶ日は、月に2度くらいか。
たったそれだけ。
そう思ってしまったら、もうダメだった。
呑気なSさんのいつもの調子の返信が届いた。
ダメだ。普段通りにできない。
「雪降ってる?」
「今日は休みだった?」
話しかけてくれるのに、メールを返せない。
会えないのがつらい、私からラインしたのに今日はダメだ、ごめんね、と送った。
あぁ、やってしまった。
Sさんから何度もラインが入る。
1回、2回、3回、4回、電話も入る、
あぁ、どうしよう。
申し訳ない気持ちと、モヤモヤを説明できないもどかしさと、会えない辛さと選ばれない悲しさ、疎外感、
私は泣いていました。Sさんと付き合って初めて泣きました。付き合って半年で初涙。
1時間近く経つと、落ち着いてきました。
さすがに一言入れないとマズイと思い、メールを送ると、
そこから怒涛のメール合戦となりました。
どこまでも優しく辛抱強く話しかけてくれたので、私は思ってる事を全て出せました。
不倫みたいだ、というのも分かってくれました。
娘さん達には隠してる訳じゃなくて照れ臭くて言えなかったそう。
ちゃんと話すと言ってくれました。
って、言ってなかったんかーい!
薄々感じてはいましたが、、こーゆーのが不信感に繋がるんですよね〜
この辺りのモヤッと感も払拭できてよかった。
別れ話になるかも、と思った瞬間があってドキッとしましたが、言わなくて良かったし、言われなくてホッとしました。
一緒に暮らしたい気持ちが大きくなり過ぎて、そうならない事にイライラしてましたが、今日のこの事で落ち着きました。
Sさんを信じられる自分に戻りました。
あぁ、良かった。
ここがグラグラすると何をどうしてもダメだもんね。