以前から試行錯誤しながら作ってたベアリングがやっと完成。昨日は完成試作品をドリルドライバーに無理やりくっつけて1200rpmくらいで回転させたら支柱にしてた部品とこすれてて見事に融着。今日は2代目のベアリングを組み立ててコロコロ回してました。ちなみにトップ画像は3DCADで設計したベアリングパーツのアセンブリ画像。最終的に滑車にしたいので下のような完成イメージに。
なんでベアリングを自作しようかと思ったかというと、理由は単純で、ベアリングって買うとめっちゃ高いから日本製の608ZZとかホムセンで500円ぐらいする(中華製なら安いけど到着に時間がかかる)、あと意外と置いてあるホームセンターが少なくて入手性が悪かったから。今のところ想定してる使用環境で回転精度や速度を必要としている場面はないので、安くて簡単に作れる3Dプリンタ製のベアリングを作っちゃろ!と、そんな気持ちで制作をスタート。ネット上でフリーのベアリング造形データはいくつか転がってたんで、いざ作ってみるとクリアランスが広すぎてガタついてたり、色々あって満足いくものが出来なかったのでしゃーなしに自分で設計することに。
回転自体はスムーズに回したかったので、ケースの内側にホムセンで売ってるグリスを塗り付け、中に入れる球は3Dプリンタで作らず、お安く買える精密BB弾(6mm)を使用。
あと、そこそこ回転精度と剛性も欲しかったんで球を2列へ
そして上蓋を取り付けて完成
直径がΦ75mmとでっかくなっちゃいましたが、個人的には満足。回転もスムーズだし。ただ、この指で回してガタ無くスムーズに回るクリアランスを見つけるまでが結構大変で、CAD上の公差はOKでもPLAの収縮や使うプリンターの精度によって完成後の寸法が変わるので、ここまで来るのに何度もトライ&エラーを繰り返す羽目に・・・。まぁ、でも、イメージ通りのものが出来上がったので、次はこの経験を生かして小型化したベアリングの制作にチャレンジしようかと。