母を自宅に引き取り2か月が経過。 1月前に酸素吸入の管は外されたが、経鼻経管栄養はこれからもずっと続くのだ。毎日、朝、昼、晩と それぞれ約1時間はかかる。これは大した見守りも必要なく以前のような 食事を作ったり養ったりすることがなくなったので楽になったが、代わりに大変なのが痰の吸引である。管を鼻から喉のほうまで通すのがとても痛いらしい。首を横に振り振りいやいやをする。うまく通ると15分くらいかけて、ゆっくりとできるだけ除去できるようにと母の様子を見ながら続ける。これも朝、昼、晩と、これが大変。 しかし、このひと時、母の顔を見ながら、母と私の幼少時から家を出るまで、また長野に親を引き取ってからの母の生活、更に写真や人つてに聞く母の結婚前の様子など、様々な思い出、想像がこの吸引時に私の脳裏に浮かんでくる。 そして今、この母は何を考えて生きているのだろうか?なにを思い出しているのだろうか? 同時に、70歳になった自分自身の過去を振り返り、母への感謝の気持ちも改めて蘇ってくる。
先々週から 訪問リハビリを受けるようになった。もう随分母の身体 四肢は拘縮が酷くなっており、今更回復するのかと疑問視していたのだが、何ンと2か月もベッドで寝た切りだったのが、車いすに座るではないですか。もちろん移乗には手を貸しますが、首も目元もしっかりと前を向き驚きとうれしさで、理学療法士さんに感謝です。凄いです!