昨年の秋に、沖縄の首里城が延焼しました。もう10年位になるか、沖縄でお母さんや兄弟を沖縄戦で亡くされた方と知り合いになったのです。きっかけというのは、後で考えるとあやふやでよく思い出せない。友達というのもいつの間にかいつも一緒にいるっていうところでなっているという感じと一緒かな。私より20歳くらいご高齢の女性で、私の妻とも一緒に会食をしたりして、昔の沖縄について話をしてくれたりもありました。沖縄王朝と関わりのある家系の方だったようで、とても小柄で上品で可愛い方でした。
沖縄戦争や戦争反対といった講演を高齢ながら頑張ってやってられました。
首里城延焼にどれほど落胆されたことでしょうと思い、なんか励ましをと考え考えていたのですが、半年たってようやく私の焼いたチーズケーキを届けることができました。1月にも持参したのですが、生憎お留守のようでした。体調はどうかと心配しながら今回伺ったのですが、ようよう壁に手を掛けながらでお会いできました。
おせっかい?かなとも思いながらも私の気持ちはすっきりして帰ってきた。私の気持ちが伝わってくれるかなと思いながら。
今は、娘さん夫婦と一緒に暮らして、安心しました。以前はお一人で住んでおられていたのですが。
この方、私の人生の中、貴重な出会いのお一人です。