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ケーキです。私が作ったんじゃないですよ、こんな趣味の悪いものっ!
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春のオレオ。
何が変わったかと思えば、黄色いクリーム(ピンク、クリーム色、ベイビーブルーなどのパステルカラーは、春の象徴である、イースターカラーです)ご丁寧に「味はいつもと変わらず美味しいよ!」と書かれている(要するにフードカラーで色を付けただけだから安心しろ、と言っている?)あたりが、季節ごとに美味しい新製品を出す日本とはちょっと違いますねえ。
ようやくキッチンのプラン候補、床とカウンタートップとキャビネット上下だけですが、出揃いました。
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覚悟していた以上に大変でした。仕上げはおと~さ~ん♪
あまりの複雑さにみんなイライラ…家族中が険悪な雰囲気の中、一人がんばってくれました。
日本のように、ある程度「こうしたいんです」って言えば、店なり施工者なりが適当なプランをたたき台としてもってきてくれる…のではないかという淡い希望は幻想でした。
ここではキャビネットの一つ一つのサイズの組み合わせから、中のオーガナイザーまで、それどころか、ドアの向きも何もかも、すべてゼロから自分たちで決めなくてはならないらしいと気づいて、しばらくは「見ないフリ」を決め込んだほど。
キャビネットと言っても、私は今まで、キッチンを構成する、あのシンクがのっかったカウンターの長いような、台のすべてが、個々のキャビネットの集合体だということにさえ、気付いていませんでした。奥行きは大体規格で24インチ(Baseの方)になっているようだけど、幅はそれぞれが12インチから48インチまで、自分で一つ一つの使い勝手を考えて、つまり、中に入れる物の大きさや量や種類をよーく見極めて、組み合わせていかないといけないんです。
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「なんでも自分でやる」が基本のアメリカDIY事情。ちょっとしたキッチン・リモデリングの本を見ても、プラミング(水道工事)まで自分ですることになってます…
キャビネットのどこに引き出しを配置するか、どこに細いのを入れるか、どこにトレイやオーブンの台、まな板などを立てるのか、どこに大物を入れるのか……なんとなく「新しいキッチン、どんなになるのか楽しみだな~」なんて無責任に想像していましたが、実は
自分が注文した通りにしかならない、という、楽しみも何も入る余地はない、恐ろしい事実。とにかく、キッチンで必要な道具、電化製品、タオルやプレイスマット類、それらをどう収納するか、自分が把握していないと誰も助けてくれない!
知恵熱が出そうでした。
ちなみに、今のキッチンは古いせいもあって、収納はただの箱。棚と最低限の引き出しだけしかないので、半分くらいはスカスカのデッドスペースなのです。ちまちまと小さい仕切りや棚板を買い足しては収納力をアップさせていますが、限度があるというか。特に、2つもあるコーナーの奥の方に入ったものなんて、上半身を全部突っ込んで懐中電灯で照らさないと何がどこにあるかわかりません。また、日本人は料理に道具をたくさん使うので、とにかくモノが多いです。今はホットプレートも、ワッフルメーカーも飯台も、そして食料の買い置きも、廊下のクローゼットやらパントリーやらに、バラバラと点在しています。キッチンキャビネットがデッドスペースだらけで使えないせいです。
日本のキッチンは、面積としては小さくても、ニッチなスペースをとことん、「これでもか」というくらい有効に使っていて収納力抜群。ああ、このキッチンをアメリカに持って帰りたい!と何度思ったことか。20年くらい前に、もうエレベーション式の調味料棚なんかあったよね…もっとも、私たちがこの家を買った頃に比べると、アメリカの収納技術も格段の進歩を遂げています。今は
お金さえ出せばかなり自由度の高い収納スペースも確保できるみたいですが…出費を抑えたければ、自分たちで工夫するしかありません。
だいたい、毎日冷凍のTVディナーか外食、せいぜい冷凍のピッツァを焼く、くらいしかしない人に限って、どうして超ゴージャスなキッチンを持っているのか。
さて、キャビネットの一つ一つの大きさを選ぶ以前に、タイプを考えなければなりません。in Stock(既製品)を組み合わせるのか、それともspecial orderで作るのか。このspecial orderというのもたくさん種類がありまして、わかってみれば、何のことはない、ズバリ松竹梅に高級度でヒエラルキーが確立しちゃってるわけですが、売る方はそんなことはハッキリとは言わないんです。いちいち、それぞれの固有名詞で説明するものだから、「要するに値段別でグレードができているわけね」と自分で気付き、どれが高級でどれが比較的お値打ちなのかを覚えるのにも時間がかかりました。
In Stockだと、各店に、それぞれ3種類程度の色のチョイスしかありません。私はとにかくこの家の暗い雰囲気がイヤなので、いっそキャビネットを白に!と主張したのですが、家族から強硬な反対に遭い、断念。この時点で色の選択肢はOAKかSADDLの2種類に。と思ったらspecial orderにすれば、1社に付き数十種類のカラーチョイスがあるのでした。でも、orderになると全体で一体どれくらいの金額になるのか、それもどんなグレードのキャビネットをどう使うかによって、また色やデザインによって、カウンタートップとの関係によっても全然変わってきてしまうのです。そのためには見積もりが必要だけど、見積もりを取るためにも、自分たちで最低限「何が欲しいか」をハッキリさせておかないといけないのです。目眩がしそうでした。
とにかく自分で何を希望しているのかさえも混乱して「もうどうでもいい!」と投げ出したくなる中、なんとかIn Stockで一つと、Special Orderで一つ、それぞれ候補を決めて、そのうちOrderの見積もりでは、扉の色、形、素材、そしてキャビネットの組み合わせまで指定して、
やっとキャビネット(の見積もりを出してもらうための作業)は完成。ふーっ
この他に、床と壁、カウンタートップ、シンクと蛇口のそれぞれ素材と色、デザインを決め、その上アプライアンス(ディッシュ・ウォッシャー、電子レンジ、ストーブトップ)を選ばねばなりません。予算との兼ね合いとは言っても、これだけ一度に交換となると、どこをどう削って予算とすりあわせていくかも組み合わせが多すぎて私にはお手上げなのでした。
・・・って、まだ工事どころか、見積もりを取るための確認作業時点でこの有様なんですが…
はたして、どうなる片隅家!?
「てかオマエ、なんでオレのお世話しないの?」
「ぼくのおやつはどうなったでちか~!噛みまちよ。」
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