久々にブログネタらしいブログネタ。なんたって、ネタ買いしちゃいましたから。
じゃじゃん! 日本人なら(エ?)みんな知ってる、あの有名な
ほうれん草の缶詰
ですよ。
だいたい、私は子どもの頃から甘いモノよりも漬物、肉より野菜、という変わった嗜好を持っていたせいなのか、ほうれん草も大好きで、どうして世の中のみなさんがほうれん草やピーマンを嫌うのか全く理解できませんでした。ポパイがほうれんそうの缶詰を食べてパワー全開!になるのも、きっと教育的指導だったのだろうけど、自分としては、「おいしそうだなあ、いいなあ」と憧れさえしていたのです。
もっとも、自分で料理をするようになり、冷静に考えてみれば、ほうれん草を缶詰なんかにしちゃって美味しいわけがないのであって、その上、
「イギリスはおいしい -林望 著-」なんて本を読んでみれば、ましてや欧米社会の野菜に対する扱いなんかは推して知るべし。なかなか買ってみる勇気がなかったのですが、先日ついに!
ドキドキドキドキドキドキドキドキ
開けますよ。
ハイッ
おそるおそる
・・・えもいわれぬ
臭い芳香です。
ええいっ
ひどい……覚悟はしていたけど、ここまでじゃなかった。。。
40分は煮抜いてるな…っていうか、これ、離乳食ですか?(泣)
お味の方は…ですね。
うっく。がんばりました。夕食の味噌汁に入れて、家族3人……失敗した。娘達も一緒の時にすべきだった。ちっ
というわけで、思った通り、ほうれん草の缶詰はとってもまずかったです。ぐにゃぐにゃのにゅるにゅるで妙な匂いがしました。
実は、アメリカに来た当初、冷凍ほうれん草というものも買ったことがあります。そちらは、ちょうどお弁当箱くらいの四角いパッケージでした。写真がないのと、二度とネタ買いする気がないのが残念ですが、とにかく、厚紙のパッケージで固い。ガンガンガン。カウンターに打ち付けると音がする。
厚紙を、開けてみました。というか、破いてみました。すると、中、氷なんです、イキナリ。厚紙の下が直接四角い氷で、その中に緑色の物体が閉じこめられている。要するに、
茹でたほうれん草を水ごと四角いパッケージに入れて凍らせた、と。そういうシロモノでした。ビニール袋にさえ入っていない。
あのときは、「新鮮湯通しほうれん草、急速バラ冷凍パック」の生協が恋しくてホームシックになりそうでした。
やっぱり、この国のヒトたちにとって、野菜とは、コーンであり、ジャガイモであり、後はもうどうでもいいんです。野菜に愛情なんてないんだー(号泣)。
お口直しに。
トーフです。
恐るべしこのパッケージ。でも中身は普通のシルケン(絹ごし)豆腐でしたよ。アメリカ人の主な使い道が伝わってくるような写真ですが。
明日の朝、9月としてはあり得ない最低気温5℃の予報。自家製野菜もそろそろお終いかもしれません。ああ、ありがとう私の家庭菜園。キューリもナスもゴーヤもトマトも美味しかった。さて、ほうれん草の種でも播くか。
遅ればせながら花開いたワスレナグサもうちの中にお引っ越しです。
シソの実と大葉ニンニク漬けも終わった!
味噌も完成した!
もしかして、冬眠準備完了?<私
「ううん、オマエはお掃除しなくちゃいけないと思う。オレ。」