合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

うぃるちの辛かった一日

2009-04-30 | 問題犬Willの更正日記


あれ?せっかく塗った壁の色がよく見えませんねえ。でも床はほぼ完成。あとはモールディング(床と壁の隙間を隠す木の縁取り)で仕上げるのみ。


前の記事をupした頃までは、忙しいながらもなんとなく回っていたあれこれが、今日は全部裏目裏目に出たようで‥‥まあ、そういう日もあらーな。仕事をかけもちして、ボランティアもして、さらに係の仕事もして、そして何よりも、今一番そばにいてあげたいフーのために何もできないのが心苦しいです。なにもかも中途半端。やっぱり自分のキャパを超えて引き受けすぎてしまったのか‥‥と不安になります。ま、でも、他にどうしようもなくてこうなったんだし、一つ一つ片づけていくしかないんですけどね。フーもがんばっているんだから、私もがんばらないと。

一方、K-12の義務教育をすべて終えようとしているブーの方も毎日恐ろしく忙しいようです。自作ドレスはほぼ完成しているものの、同時進行でシニア・プロジェクトやら、APテストやら…そして来週には、また今度は音楽スカラシップのためのオーディションもあります。まだ1度しか合わせてません。練習する時間がないです、お互いに‥‥なんでバッハなのよっ(八つ当たり)

オットはもともと忙しいし。なぜか一人だけ、このテンション張りつめた家の中と全然関係ない人がいますが‥‥まあ、フレッシュマンのうちよね。余裕でいられるのは。

今日の問題は、朝一番でうぃるちがコンストラクターに噛みついたところから始まりました。昨日大丈夫だったから、と油断したのがいけなかった。玄関から入って来ようとした相手の膝上にいきなり飛びかかり噛んだんです。止める暇もありませんでした。ズボンが厚かったので事なきをえましたが、「半ズボンだったらアウトだったな」と言われてしまいました。

そして、その後、はしゃぎ回って工事の邪魔をするクッキーと一緒に地下室へなんとか誘導して(ハイになったクッキーが言うことを聞かず‥‥これもまた初めての経験で動転…)私は仕事へと出かけたわけですが…

無事、日本語の授業を終えて(仕事はいつでも楽しい)、いつものように昼食も取らずに駆けつけたバレエのクラスがまさに始まろうというそのとき、緊急の電話が。地下室のドアをあける必要があるので、犬たちを外へ出そうとしたコンストラクターたちに、うぃるちが歯をむいて唸りながら階段を後ずさり、どうしても工事が進まない、というんです。大急ぎでスタジオを飛び出し、家に向かいました。

張りつめた雰囲気の中、リーシュを握りしめつつ、私が地下室のドアを開けると、うぃるちは私に抱きつくように飛び出してきました。そのときの様子で確信しました。うぃるちは知らない人が怖いんです。怖いから噛んじゃうんです。「やられる前にやれ」ってことなんです。「おばーさん、帰ってきてくれて嬉しいでちよー。」ってうぃるちは泣いてました。おかーさんも家族もでかけてしまい、家の中は知らないヒトだらけ、そして大きな音を立てて家を破壊している(ようにしか感じられないだろうなあ)…よほど怖かったんでしょう。

今まで、なんとかヒトに馴らそう、社会化させようと努力してきたつもりだけど、うぃるちの心の傷は思ったよりも深いのかもしれません。でも、噛まれる方はたまったもんじゃありません。今回のことだって、相手が悪かったらうぃるちの命はつながらない恐れもあります。

一方、逆に「ヒトはみんなオレのお友達」と思いこんでいるクッキーも問題児です。なんとか邪魔者(ワタシ)の手を振り切ってお客さん(コンストラクター)のところに行こうと必死のクッキー、うぃるちとまとめて2階へ連れて行こうとした私をあの巨体で押しのけ、なんと私は4段目から落ちてしまいました。私自身は反射的にバランスを立て直して、ごとごとあちこちにぶつかりながらも無事着地したのですが、私の後ろにいたうぃるちは私を避けきれなかったらしく。「ぎゃんっ」って。

ごめんよ~、うぃるち~

そんなわけで、落ち込んでおります。バレエを休んだ上に、その後の予定も狂ってしまい、今日するはずだった連絡事項ができなかったりして…これでまた工事がずれ込んでしまう…という悪循環にはまりました。もちろん、コンストラクターにも、「今後、犬が作業の邪魔をしないように、よく管理してくれないと困る」と苦情を言われてしまいました。明日からは、朝ご飯とトイレの後、私の留守中はもうマスターベッドルームのバスルームに監禁です。あの狭い空間に2頭。きっと恐ろしくストレスを感じることでしょうが、仕方ないです。

キッチンはないわ、(キャンプよりも不便なのは何故だろう?)工事の予定はお約束通りズレ込むわ、犬を巡って微妙な空気は流れるわ、頭の中は忙しいわで、珍しくめげてます。ああ、明日こそ今日しそこなったあれこれをきっちり終わらせなくてはっ!

アドヴァイスなんかいただいちゃうと、今はますます落ち込みそうなので、軽~く流していただけるとありがたいです。



「繊細なんでちよー」


ところで、今日の英語豆知識…って書いておかないと忘れちゃうからね。
コントラクターかコンストラクターか…私はコンストラクターだと思っていたのだけど、コントラクターと書いたものも見かけるし…ということで、遅ればせながら辞書を引いてみたところ、Contractorは「仕事を請け負う人。Contract(契約)した人ってことね。一方Constructorは、建設などの仕事をする人。…結局どっちよ?と混乱したので本人に直撃インタビューしてみました。「あなたはコントラクター?それともコンストラクター?」最初の答えはContractor。請負人の方ですね。でも彼の仕事はConstructionをする人ってことで、要するにConstructor。結論は「どっちもだね。」でも、普通はContractorの方を使うみたいです。

ってことでした。辞書を引くまで気づかなかったんだけど、Contractorの方は、アクセントは第1syllableで、第2syllableの母音が(PCで発音記号を出す方法を調べている余裕がないけどaとeがくっついたようなの)Appleのaの音と同じ「あ’ー」の音。一方Constructorの方は、アクセントが第2syllableで、母音のuの音は、発音記号で言うとVの字を逆さにしたような、upの「あ」の音。アメリカ人にも、うちの子どもたちにもこの二つの単語はまるで別のもののように聞こえるみたいですが、私にはすごく似てるように思えます。ああ、英語の道は険しいよー。

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新たなる問題行動

2009-03-28 | 問題犬Willの更正日記

何を作っているんでしょう。



チリでした。


南部の人々に言わせるとこんなものはチリじゃないらしいですが、この辺りでは、これがチリ。水と牛挽き肉、タマネギ、ニンニク、トマトペースト、チリパウダー、塩、こしょう、レッドペッパー、シナモン、オールスパイス、クミンシード、ベイリーフ…を入れてひたすら煮込むだけ。時間はかかるけど簡単です。クリームチーズを底に敷いたキャセロールにこのチリをたっぷり入れて、上にもシュレッドチーズをたっぷりかけてオーブンで焼くとカロリーたっぷり美味しさ十分のスナックになります。ナチョにつけて召し上がれ~


今日はちょっと衝撃映像です。
心の準備はよろしいですか?

どーぞ

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失礼いたしました~


カップから野菜ジュースをもらっていたうぃるち、「まだるっこしいでちよっ」と思ったのかどうか、突然、カップの中に下あごとベロを突っ込み、上あごを外に出す、という裏技を編み出しました。なんだかなー



「おにーさんみたいにお上品ぶってられるかってんでちよっ。」


実は近頃、また問題児うぃるちです。下ネタでごめんなさい。

私はかつて言いました。確かに言ってしまいました。「噛むことに比べたら、どんな問題行動だって全然マシ。」と。

そりゃ、そうなんですけど。確かに噛むことに比べたらマシなんだけど、でもやっぱり室内ウ○チは困るのであります。(お食事中の皆様、繰り返し失礼しております)


近頃、年に一度の雨期を迎えている中西部地方。うぃるちは雨が大嫌いです。トイレに出そうとドアを開けても、とりあえず自分のビジネスをこなすためにサッサと出て行く兄さんを横目に、いつまでもぐずぐずしちゃって、私にお尻を蹴られて やさしく押されてやっと出ていくのであります。そして、普段は念入りに匂いを嗅いで慎重に吟味するはずのおし○こスポットもこんな。


何に向かって足を上げているのか…


「早く入れてくださいでちよ。」



「オレ、ビジネス終わった。」
「ボクも終わりまちたよー。」(←大嘘つき)


雨が降っていると、うぃるちはいくら言ってもビジネスNo.2をしません。しょーがないな、と諦めて、朝のあれこれでバタバタしているうちにうぃるちからも目を離します。そして外出間際に突然床の上に発見する悪夢…もう4回…


というわけで、ここのところ、すっかり「勝手に室内トイレ」の悪夢に見舞われている我が家でございます。何か良い手はありませんか。イヤでも何でも、ビジネスが済むまでは、クビに縄つけて一緒に外を連れ回すしかないんでしょうか。

おまけ画像 ガン見のふたり


アメリカ横断旅行中の恩師が立ち寄ってくれました。私が日本語教授法の講座を初めて受けた日から始まって、やっとこさ初心者マークの教師になって仲間として働き、さらにアメリカに来る直前まで、ずっと指導し続けてくださった、この道ン十年の大先輩。Yさんのおかげで今の私があります。つかの間の再会だったけど、嬉しかったです。「スピード違反でいきなりポリスに捕まっちゃった~」と登場。変わらず元気いっぱいでした。いつになっても若く明るく美しく。それに夫婦ラブラブ~。羨ましいです。いつまでもついて行きますっ!

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ぎゃあぁっ!

2009-02-27 | 問題犬Willの更正日記

「オマエ、大変~!」

ん?どうしたの?クッキー


ぎゃぁっ!

「ボクでちよー。」


「楽しいでちねえ。」


「オレ。」


「近寄るな、オマエ。」



ヘドロ化したケモノ道



ちょっと!(あんた対策の)バラはどこ行っちゃったのよっ!anger


去年最大の無駄遣いは芝のメンテナンスに払った800ドルだったと思います。



「バラ代だって無駄だったでちよーだ。」



どうしよう、この芝生。


春なんて・・・

参考画像

「おかーさんとおじさんの若い頃でちか。キッタナイでちねえ。」


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ツチノコうぃるち

2009-01-26 | 問題犬Willの更正日記
最近、また性格がトンがって来ているうぃるちに、第三次・気が済むまで食べ続けろ作戦を実施。

外がよく凍って、何度外へ出しても大丈夫な気温の低い日を選び、夜の非常事態に備えて、一人ファミリールームで寝る準備もして、いざ!


・・・・・・・カップ(250cc)5杯、食べました。



「ツチノコじゃないでちよ。」


気持ちよく食べるうぃるちを見ているだけでお腹がいっぱいになりそうでした。

目一杯食べたうぃるちは、満足して大人しくなります。いや、苦しくて動けないだけかもしれないけど。窓の外に向かって吠え狂い、暴れまくるうぃるちから、半日解放されるだけでもホッとする。

しかも、夜中のトイレもなく、お腹を壊すでもなく、朝には見事な固形の創造物が…

鉄の胃袋、うぃるちです。

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今年も噛みまちよ。

2009-01-04 | 問題犬Willの更正日記


ええ~、おめでたい三が日も無事に明けたようなので、告白。


新年初噛み、なんと1月1日に起きてしまいました。


冬休みに入って、浮かれた家族の様子と、おせち作りで、いろんなご馳走のお裾分けに慣れきったうぃるちが、なにやら傲慢な態度に出ているのは実はちょっと気付いていました。

その夜、こたつに入って、自分のおやつをうぃるちに分け与えていたブーですが、ほんの数秒、与えるのを止めた、その瞬間、うぃるちが「よこせって言ってんでちよ。」モード炸裂で襲いかかったんです。

最初の頃の流血沙汰頻発の頃は、本気で噛まれ、向こうも完全に戦闘モードでした。その後、訓練を丁寧に入れるようになってからは、何かの拍子に、怯えてつい、噛んでしまう、ということは何度もありましたが、まあ「歯が当たる」程度でした。でも今回のは、ブーの手首を横からすっぽり口に入れてしまって放さなかった。もっとも、戦闘でもなく、怯えでもなかったせいか、力はさほど入っていなかったようで、ブーの手にはみみず腫れができた程度でした。分厚いセーターも着ていたしね。

しかし、です。

これはまずいのではなかろうか?

だんだん家庭犬に近づいていくうぃるちについ、油断してしまい、近頃訓練もすっかり怠っていたのではなかったか? うぃるちは知らず知らず、すっかり勘違い君になってゴーマン化してしまったのではないのか??

というわけで……うぃるちの再矯正、始めました。

1年半前に起きた問題の時と同じく、自由を極端に制限、トイレと食事と、わずかな自由時間以外はケージの中。そこから出すとき、フードを与えるとき、そして散歩など楽しい時間はみんなブーによって与えられる。2日間それを徹底したところ、かなり改善が見られています。


やっぱり気を抜いちゃいけないのねぇ。とことんそういう犬なのだね、キミは。

ちなみにうぃるち君、1日の昼間にはとんでもない初仕事もしてくれたのです。


ストームドアの取っ手を、体当たりで破壊。



「オレやってない。いけないんだ、オマエ。」



「だってケイティさんのやつが、うちの前を通ったでちよ。」


「ドア壊しちゃいけないなんて知らなかったでちよー。」



「もうしないって言ってるじゃないでちか。噛みまちよ。」



新春の一句

噛みまちよ 忘れた頃に噛みまちよ ちんぴら飼うなら 覚悟忘るな

ってとこでしょうか。とほほ~


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オオカミの習性・うぃるちのしっぽ

2008-12-29 | 問題犬Willの更正日記
ずいぶん家庭犬に近づいてきている(ように見える)うぃるちではありますが、やっぱり我が家の悩みのタネなのです。

まずはご覧下さい。たまたま図書館から借りてきた、オオカミの本1ページ。


「ヤバンなオオカミでちねぇ。」



尻尾のイラストに注目。



オオカミは声の他にもコミュニケーションの方法を持っています。怒ったときは歯を見せたり、怯えたときには耳を平らにして頭に付けたりします。嬉しいときには尻尾を振りますが、尻尾の先っぽだけが揺れているとき、それは攻撃の準備ができている、という意味かもしれません。



尻尾がピンと立って先っぽだけが揺れている状態…





それって、つまり…






こんな状態のことですかい。



あーやだやだ、あーやだやだ、あーやだやだ、こんな性格。

来る日も来る日も、来客に怯え、郵便屋さんに謝り、散歩をすれば近所の人が遠くでクルッと踵を返すのが見えるこんな生活。クッキーだけを連れて歩いているとみんな向こうから近づいてきてくれるのに、ですよ。Willちが現れるだけでみんなちょっと顔をこわばらせて逃げていく。

くきほぷ時代には、今日みたいに暖かい冬の日、「ドッグパークにでも行こうか」って家族でリクリエーションができたのに、今は覚悟に覚悟を決めて、出かけたところで緊張しまくって、小さい犬やら子どもやらがいたら一瞬たりとも気が抜けない、こんな犬です。

なんでここまで攻撃的なんでしょうね?連れ出さないことが悪循環を生み、ますます人慣れしない犬になっていくのだろうけど、うぃるちを連れてよそ様がたくさん歩いているところに出かけるのはやっぱり危なすぎるんです。

うちの中では(来客さえなければ、あと、外を人や動物が歩かなければ、それに、車が通らなければ、それから雪が降ったり風が吹いたりしなければ、プラス家族が勝手に出かけたり、帰ってきたりしなければ)良い子なんですけどねぇ。はぁ~







せっかく声をかけて寄ってきてくれたビビパパを、吠え狂って追い払った後の笑顔…には見えないでしょう?



オオカミに産まれたら幸せだったんだろうかね?うぃるち



「おかあさんだけ好きでちよー。」



「むにっ」

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「新しいけものみちも作成中でちよー。」


頼むから、これ以上チンピラを刺激しないでおくれ。近所のガキんちょたちよ…

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イ~デデデデデデデデデ!!

2008-12-06 | 問題犬Willの更正日記
うぃるち、sit upの練習中。どうやら爪が伸びているようです。
音量注意!
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おねーさん、地が出てるわよ。
ちなみに、うぃるちが夢中なのはリンゴです。

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可愛い噛み犬

2008-11-07 | 問題犬Willの更正日記
噛み犬うぃるち物語。

先日、出がけに犬たちを外へトイレに出し、まだ戻って来たくないのを無理矢理呼び寄せ、足を洗っていました。もう外出モードになっていたので服を汚されたくないし時間はないしで、どうやら普段よりも乱暴だったらしい私に、

うぃるち、教育的指導発令!…「噛みまちたよ。」

腕まくりした左腕にガブリッと来たので青あざになりました。流血はなし。


「大体おばーさんが、こーいうことをちやがるからむかつくんでちよっ。」


「早くくれないと噛みまちよー、だ。」



ところが、ですねぇ。私、ヘンなのですよ。噛まれた瞬間、今までだったらあらん限りの声で怒鳴って(Dさんの指導による)すぐケージに入れ無視する…どころだったのに、急いでいたことを差し引いても全然怒る気になれなくて、思わず口をついて出た言葉が、「ごめんね、かわいそうに、イヤだったのぉ。ごめんね、うぃるち。」自分でも(ひえぇ~~~!?)と思いました。ところが次の瞬間、いつもなら噛んだ直後身体を小さくしていじけた目でこちらを横睨みした後目を伏せてピューッとケージへ逃げ去るはずのうぃるちが、噛んだ私のところに寄ってきて私の腕にアゴを載せたんです。「ごめんなさいでちよ。」って。絶対にうぃるちの作戦だと思う!

なのに、なんだかもう、可愛くて可愛くて!heart


・・・って娘のフーに言ったら・・・



「ヘンタイ? それか、マゾ?」



と冷たく言い放たれたんですけれども。うーん、そうかも知れない



実を言うと…家族の中で噛まれ度ナンバー1のブーも、実はうぃるちが可愛くて仕方ないらしい。噛まれても噛まれても果敢に寄っていく。最初はチャレンジ精神かと思っていたけどどうもそうではないらしい。ある日「可愛いんでしょ」と聞いたところ、「可愛くて仕方ない」と告白しました。

アダプト前にシェルターで一度噛まれた以外、うぃるちに襲われたことが一度もないフーは絶対的に「噛んではいけない尊敬するおかあさん」の座に君臨しています。残りの「しもべたち」には未だ心許さず、隙あらば「噛みまちよ。」(←ついに辞書登録)モードなうぃるち。

こんなうぃるちを可愛く感じる理由がどこにあるのだ?ブーよ、いや、私よ!


ハッ!まさか、うぃるちに噛まれるたびに「ボクのことが可愛くなりまちよ。」菌が身体の中に入ってたりして・・・。



「世界制覇、もう目前。でちよ。」

ドラキュラか、おまえは。


ほぷちゃん、ありがとう。このアホチンピラを我が家へ寄越してくれて、ありがとう。

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ちんぴらうぃるちの心霊写真

2008-07-20 | 問題犬Willの更正日記
眠れません。現在午前1時半。あと2時間後の午前3時半にはオットを空港まで送って行かなければならないんです。普段の夜更かしがたたって、いくら暗闇で目を閉じていても全く眠れる気配がないので思い切って起きてきちゃいました。

ギリギリで取った飛行機、連絡も悪く、かなり厳しい旅程。行きは早朝出発だし、帰りは途中の空港で5時間待ちとか。このコンディションでどこまでいけるかなー?ともあれ、私たちの分まで、ロッキーの風景や、青い水を堪能してきてほしいです。あ、でもレース中は寄り道してる余裕なんてないから、Lake Louiseさえも見られないのかな。何が楽しくて走るんでしょうね???


ところで、ここのところ暑い日が続いています。日中は100°F近く(36℃くらい)になり、ほとんど外に出ていません。湿度は低いので、体感温度はそうひどくはないけれど、やっぱり暑い。というわけで


出番ですよ!

すごいでしょー!ブログ犬と暮らせばのゆかさんが、体調すぐれない中、作って送ってくださいました!


くきほぷのうちわキット!もうシールになっている写真をはがして、うちわの骨組みに貼り付ければ完成です。不器用な私、し、失敗したらどうしよう…と手が震えましたが

なんとか成功!他に、ほぷちゃんシールや携帯ストラップなんかも全部ほぷちゃん付きなんです。


感涙にむせぶおばーちゃん



だって、私の可愛いほぷちゃん、クッキーが雪山で涼んで…



・・・ん?・・・

ぎゃ~~~~!


「かくだいずでちよ~ん」


ゆかさんってば…さすがプロのセンス…いや、びっくりしました。ちょっと涼しくなりました。


大事にしますよ!どうもありがとう~!


「『ぎゃ~~~~!』ってなんでちか。傷つきまちよ。」



みなさんも、少し涼しくなっていただけたでしょうか。

各方面に涼しさをお届けするうぃるちです。先日、お客さんに噛みつき事件第5号が発生しました。今回は慣れているはずのM氏。予兆もまったくなかったし、何が突然そうさせたのかわからず。不幸中の幸い、流血はありませんでした。犬が人をsnapした場合、broked the skin つまり、皮膚を破いたかどうかが大きな分かれ目になります。もちろん歯を当てるだけでも十分悪いんだけど、皮膚を破いたらもう前科犬です。うぃるちは、既に何度もブーや私に流血させているので、実はとっくに前科犬だけど、お客さんに流血させたらおしまい。残念ながら、これからは来客があるとき、うぃるちはケージから出してもらえないことになりそうです。3歩進んで2歩下がってるねぇ。

それでも、最近、また少しだけ人に近づくことを覚えたりして、少しずつ進歩はしていると思うんですが…まあ、あと5年もすれば丸くなるんじゃないかな…な、長い…orz


おいしーものでも食べて気を取り直そうぜー!

最近bakingにはまっているウーが作ってくれたサブレ。とっても美味しいので、完璧を目指すために是非後かたづけもよろしくお願いします。



コリーさんにもらった後光射す美味しいものたち
コリーさん、ゆかさん、次回は是非犬たちの毛を送ってくださいまし♪



本日の、ささやかな壮行会にて。パリ・ブレストです。大きくなりすぎて、載せるお皿がなかったのが大失敗。



製作途中の1枚。
「お皿なんて気にしなくていいでちよー」


うぃるちに始まりうぃるちに終わった今日のネタでした・・・。そうそう、明日(もう今日だわ)はうぃるちの出身シェルターで年に1度のピクニックです。ロッキーへ行くので行けませんって返事しちゃったけど、行けますね。チンピラにジェントルリーダー付けて行ってみましょうか。あれ・・・Well behaved dogs only (おりこうさんな犬だけ来てね)って書いてあるよ、どうするうぃるち!?


オット出発まであと1時間半…私が用意したのは農協ごはんとインスタントみそ汁のみ。最近のブルベはすべてサプリメントの組み合わせで補給を間に合わせているので、以前のように梅干しやら羊羹やらを持っていく必要はないんだそうです。つまんないの~。

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うぃるちの大進歩!

2008-06-13 | 問題犬Willの更正日記

昨日は我が家に記念すべきことが起こりました。

「にいさん、この草、なかなかイケまちね。勿体ないからゲ○なんかしないでくださいでちよ。」「オレは○ロするために食ってんだぞ!」



こんな、相変わらず食欲魔神のうぃるちだけど、進歩してるんです。いつものように、外の物音に反応して激しく窓に吠え立て、キャンドルを落としたうぃるち。壊れはしなかったものの大きな音がしました。すかさず怒号とともに駆けつけるおばーちゃん、逃げまどううぃるちの助。ドスの利いた低い落ち着いた、だけどコワーイ声のコマンドを叩きつけます。「こっちに来てここに座りなさいっ」←こんな時だけ英語で

ビビりつつ、いやいやのろのろぐずぐずと、目を合わせないようにしながら、足を引きずるように、それでも近づいてくるうぃるち、ちゃんと私の前に座りました。(お、エライじゃん!)この時、今までみたいに「なんでちか、むかつきまちねっ」という目つきが見られなかったんです。

イチかバチかの賭けに出てみることにしました。マズルつかみ。前回試したとき流血沙汰になったアレです。ちなみに今でもこんな傷。よく写ってないけれど、犬歯2本でかなり深く挟まれたのでケロイド状になってます→
本当はきちんと信頼関係が出来てからじゃないと無意味どころか危険で、逆効果なのに、当時の私はうぃるちに売られた喧嘩をついつい買ってしまい、結局それから果てしない遠回りをすることになったわけです。


Dさんに教わったトレーニングを繰り返し繰り返し、この頃なんだかうぃるち、すっかり犬が丸くなりました。そして今回の態度を見て、内心は「またやられるかな」と覚悟しながら、マズルを掴みました(決して真似をしないでください)。が、うぃるち、攻撃を仕掛けてくるどころかフグ男にさえならず、うなだれてふて腐れてました。

これはすごく良いサインだから、その場はもう何も言わず、目も合わせずに無視してささと背中を向け、仕事に戻りました。そしたら、後からうぃるちが私を追ってきて、椅子に座った私の膝にあごを乗せてきたんです。うぃるちなりの「(気に入らないけど)ごめんなさいでち」の表現です。


うわーん、うぃるち良い子じゃん! うぃるち、サカナと同じペットから家族の一部へ昇格の瞬間。


すごくすごく時間がかかったけど、それにトレーニングのほとんどはエサに釣られてだったけど、でもこれがその成果ですね。やっとうぃるち、家庭犬としての第一歩を踏み出してるかも!

ただ…まだお客さんにアタックする癖は抜けてないので、これからも引き続き警戒態勢は崩せません。まだ人の集まる場所にはジェントルリーダーでしか連れて行けません。でもすごーい進歩なんです。えらい!かわいいうぃるち!もう少しがんばろうね。




「花壇に入らないうぃるちになりましたよ」
バリケードで入れなくしましたから。


「やればできるうぃるちでちよ!」
めったにやってみせないけどね。


ごほうびにこの、去年見切り品で買った瀕死のバラをうぃるちのバラに認定してあげようか…と思ったけど勿体ないからやーめた。


こういうこと言っててるから最後の信頼関係が崩れるのでは…

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Willうぃるち真茶郎フグ男と呼んでください

2008-03-05 | 問題犬Willの更正日記

間の悪い一日でした。まず、昨日の24℃から気温は一気に氷点下。日中の最高気温も摂氏3℃。強風に豪雨、家の庭は沼になり、去年の夏は水不足で小さい子どもが歩いて遊んでいた、どちらに向かって流れているのか目をこらさなければわからないほどだったあの川は、濁流と言う言葉そのままに凶暴な姿を晒し、もう少しで溢れそうです。


こんな中、地下の水漏れ見積もりに来てくれたおじさん(うぃるちの第一セキュリティ対象そのものの中年がっしり白人男性)に、間一髪で噛みつきそうになったうぃるち。幸い、このおじさんは仕事柄、犬の危ない様子を察知したら飛び退き、ドアの外に出る!という瞬間芸を持っていたので事故にはいたらずに済みましたが、うぃるち、ケージに閉じ込めの刑です。

意外だったのはその後、一言も文句を言わず、じっと大人しくしていたこと。もしかしたら、やはりああいう特徴の人にいじめられたか何かして恐怖があるのかもしれません。ケージに逃げ込んだことで落ち着いたのかも。最初は普通のお客さんと同じようにクンクンと匂いを嗅いだだけだったんです。それが突然耳を倒し、体を低くし、猛然と吠えかかり…実は昨日、ウーを少し噛んだんです。そろそろまた悪い時期なのかな。


今日はフーの注射の日だったので、私はハイスクールへピックアップに行きました。注射を終え、Dさんから提案された、うぃるちのためのゲート(吠えるために窓に近づくのを阻止!)を探しに行って買い物をしているとウーから電話。犬たちが泥だらけになってしまい、ブーが一人で2頭をお風呂に入れている、と。病み上がりのウー(昨日は熱で学校を休みました)とブーが、スクールバスで帰ってきたあと犬たちの面倒を見ていたのです。

慌てて帰宅すると、ドロの足跡はほとんどウーがふき取ってくれていたものの、雑巾やらタオルが散乱し、カーペットは汚れ、すごい状態の中、半乾きのクッキーがおどおどと助けを求めに来ました。すぐヘルパーに変身したフーがバトンタッチ。寄りによって一番苦手のおばちゃんにフロへ連れ込まれ、お湯をかけられたうぃるちは逆上してブーには手に負えない状態でした。

私は両手にうぃるちの好物リンゴとチーズを抱え、クッキーのドライヤー係に変身したブーの指示と、うぃるちをシャンプーするフーの指示に従いながらそれぞれにおやつを与え続ける役目。チーズを手に握り、指に擦り込むようにして(Ew~)少しずつ舐め取らせ、時間を稼ぎました。こんなことができるようになっただけで進歩なのだけど。以前はこんなことしたら指を囓り取られそうになってましたから。とは言え、うぃるち、目が据わってます。

下で雑巾の洗濯をするウー、お風呂にかかり切りの女3人、とても写真を撮る余裕はありませんでした。

ようやくフーがうぃるちを洗い終え、ドライヤーにかかろうとしたところで、今度はうぃるち、チーズを切らした私に歯を剥きました。ほっぺのあたりをヒクヒクとさせてマズルのてっぺんに縦皺を3本も寄せて、可愛くないっ!いくら疲れたからって、いくら不機嫌だからって、それはあんまりよ、うぃるち。

ちなみに、このヒクヒク顔、トレーナーのDさんは「Puffing」って言ってました。puff fishと言えばフグです。これから、機嫌の悪いうぃるちのことは、フグ男と呼ぶことにします。

写真は参考画像です。

「だれがフグ男でちかっ」…オマエです。


夕方にお風呂を終えてからは、いつものようにキッチンでニンジンのかけらやお鍋に張り付いたお肉の残りをもらってご機嫌なうぃるちでした。ま、それでも流血がないだけいいか。(いいか?)

餅つき器のこととか、しば漬けのこととか、ほぷちゃんカレンダー入手と私のピアノレッスンのこととか、バレエでハムストリングスを痛めたこととか、今度はフーちゃん、思いっきり男の子と間違えられた話とか、ピクショナリー最新版とか、書きたかったけど、時間切れ。とっぺんぱらりのぷぅ!

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うぃるちの受難な一日

2008-01-31 | 問題犬Willの更正日記

私の忙しくも楽しかった一日は、うぃるちにとっては受難の一日だったようです。

今日の記事その1で、お客さんにお客さんに興奮したうぃるち、「噛む」まではいかなかったけれど、私が止めるのが間に合わず、目の前に手を出したお客さんにsnapしてしまいました。「ギャンッ」という声と共に威嚇、歯を当てた感じです。その人は犬が大好きで、私に「うぃるちを触らないように」と言われていたので、確かに触ってはいなかったのだけれど、至近距離で話しかけていたんです。うぃるちの顔がヒクヒクしているのに気付いた私が「あ、やめて!」と叫んだと同時でした。

やっぱり前途多難な問題犬。怪我がなくて何よりだったけれど、お客さんには「触らないで」ではなくて、「近づかないで。話しかけもしないで。」と言わなければいけないんですね。寂しいな。せっかく、うぃるちのことを気遣って、構ってくれていたのにね。おまけに、このときは自分からケージに入り、大人しく反省できたうぃるち君、お客さんのほとんどが帰ってケージから出してもらうと、最後に残ったお客さんのバッグに上半身をつっこんで、おみやげのケーキをラップごといただく、という暴挙に。そこでもしこたま叱られました。


ところが、事態はこれだけにとどまらず、この日の夕方出かけたトレーニング・クラスでは、インストラクターに噛みつき未遂事件を起こしたとのこと(子ども3人で行きました)。もっとも、そんなことには超慣れっこのプロは、うぃるちがとびかかった瞬間には完全に飛び退いていて、かすりもしなかったそうです。これで、私たちが「問題犬なんです~」と言っても今まで信じてくれなかったクラスのみなさんも納得してくださったことでしょう。とほほ~。


更に、このクラスでは、うぃるち自身も被害者に!

なにしろ、オビディエンス(服従)クラスにわざわざサインアップしなくちゃいけないような子たちなので、何らかの問題は抱えているわけです。そのうちの一人、ドーベルマンのDちゃん(仮名)。よその人が大好きで、私たちにはとーってもフレンドリーなカワイコちゃんなのですが、よその犬は大嫌いなんだそうです。

そのDちゃんの飼い主さん、昔シェルティ飼いだったそうで、今日問題を起こしたうぃるちを気遣っておやつを食べさせてくれていたそうなんです。ところがそれを見たDちゃん、「ちょっとアンタ、私のお母さんなのよ~!!yellow17」と後ろからうぃるちに襲いかかったとか。

襲うのは得意だけど、襲われるのには慣れていないうぃるち、びっくりしたみたいです。まあ、良い薬かなあ。

朝からベーキングの香りに興奮し、お客さんが来て興奮し、疲れた身体で訓練に連れて行かれて、よその犬に噛まれて、受難の一日だったうぃるち。へとへとでした。



「犬に噛みつくなんてサイテーな犬でちねっ」
先週は、このように緊張しながらも匂いを嗅ぎ合っていたDちゃんとうぃるちなんですが。


「大体、今日はハンドラーも最低だったんでちよ!何やらせたいのか全然わからなくて、ストレス溜まりまちたよっ」
(ウー君、初ハンドリングは撃沈した模様。先生に「次からも必ず弟君が来なさい」と釘を刺されたとか)




「世の中は野蛮なことだらけでちね。」
…と一番野蛮な本人はため息をついている様子…



うぃるちの服従クラス

2008-01-10 | 問題犬Willの更正日記

今日もまだ暖かい中西部。でもこれから徐々に気温は下がり、明日からはまた氷点下の日々(でも昼間は氷点上)だそうです。

私はバレエのレッスン2回目にして、抱負の変更。その場で[覚える]のはやっぱり無理そうだから、毎回アレグロを家で復習することにしました。これならできるかな?ピアノも新年のレッスンをスタート!今年は各調のカデンツァ、転回系をすべて無意識でもできるまで覚え込むところから始めます。平行して、一つの簡単なコード付きメロディーを元に、プリエやストレッチ、レベランス用のアダージオにも、アレグロにも伴奏で対応できるようなアレンジの基礎を目指したいと、方向が決まりました。これで一安心。


さて、うぃるちです。



ここはどこでしょう?


毎週火曜のお約束、オビディエンス(服従)の基礎コースに参加中です。でも、実際、うぃるちの問題ぶりは、こういうところでは出てこず、むしろなんでも出来る優等生。見知らぬ人に襲いかかりそうになるとか、家族にも心を許さないとか、被害妄想とか、そういうところはこのクラスではあまり矯正できないような気がしてきた3回目です。

しっかりハンドラー(フー)の目を見ることも、号令でぴったり横について歩くことも、ゆっくり歩くのも、座るのも伏せるのもそのままStayするのも、うぃるちには朝飯前(本犬は「朝ご飯の前に何かするなんて真っ平でちよ!」と言ってますが)。自信を持たせるよりも、なんだか惨めになってるような気がしないでもないです。


「お家に帰りたいでち」





「ひどいでちよー。無理矢理でちよ。」




生首もとい、犬のおもちゃ。隣には美味しいおやつ。
こんな魅力的なもののすぐ近くを通っても[Leave it!]のコマンドでそれを無視できるように。通り過ぎたらご褒美攻撃です。




はい、よくできました。




事件発生!だれかが落としたン○を、寄りによってどんくさいどこかの女子高生(仮名)が踏んだようです。




ど真ん中で8の字歩きの練習中。ここでも優等生です。



「疲れまちたよ。いい加減にしろってんでちよ。」


あと4週間このクラスが続いた後、アドバンスのクラスに入るか、アジリティのクラスにするか…忙しいDにこれ以上の個人セッションをお願いするのも気が引けますが、うぃるちの場合はやっぱり服従訓練よりも心のケアの方が大切なのかもしれませんね。それとも、これからの4週間でもっと信頼関係ができたりするのかな?


こういうところに来ている犬はやっぱりハイパードッグが多くて、反抗するわ、言うことは聞けないわ、喧嘩はしかかるわ…なんとジェントルリーダー(マズルに付けてコントロールしやすくなる装具)装着率9割です。こういうところにいると「Willには何も問題がないみたいに見えるけれど?」なんて言われちゃうんですよねー。そういう問題じゃないのよ~!と声を大にして言いたいです。


うーむ。あのうぃるちが晩ご飯も催促せずに寝てしまいました。でも、このクラスに参加することはとにかくうぃるちには疲れるらしい。少なくとも[疲れた犬は良い犬だ]作戦だけはこれで成功みたいです。


symbol7うぃるちも私のバレエにピアノも、応援のどらどら!!!よろしくおねがいしまーす!

カプッと

2008-01-06 | 問題犬Willの更正日記

事件です。


「兄さん兄さん、大変でちよ。」
「なんだよ、弟」


じつは…チンピラうぃるち、新年初噛みでち。


…といっても以前のように深刻なものではないのですが、「なんとなく不機嫌」「なんとなく近づいて欲しくなさそう」なうぃるちに、敢えて挑戦して馴らそうとした(要するに全く学習してない)ブーちゃんが、ずいずいと近づいて頭を撫でたらカプッと。




カプッと。



「ボクはネが良い子でちから、悪気なんかないんでちよ。近づかないで欲しいって主張しただけでちよ。でもおばーさんは、ボクのこの写真を見て、『これなら遺影に使えるねぇ』って言ったでち。そっちの方がひどいでちねっ。」


今年もチンピラアシカの調教は続くようです。怖いからって噛んじゃダメって、どうして覚えないかなぁ。。。

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Willち、歩行訓練に入る

2007-12-10 | 問題犬Willの更正日記
お互いの都合が合わず、延び延びになっていたトレーナーDのセッションが久しぶりにありました。


Willの現在の大問題は、突然の不機嫌と、いつもの吠えまくり。スクールバスに突進、通行人に喧嘩売り…その他諸々。


まあ、これらはすべて、少しずつ自信を取り戻したWillが自分の力試しをしたがっていることから発生しているのです。ひとつずつ対応して【リーダーは人間】ということをわかってもらわねばなりません。

テーブルについて、ここ1か月の状況を報告しながら情報交換をします。やはりemailを通すのと実際に顔を合わせて話すのは伝わる情報量が全然ちがうと実感。ご近所対策、社会化対策など、話し合いはシリアスに進みます。その合間合間にクッキーが長い鼻をテーブルとDの間に滑り込ませては「Dさん、オレとケッコンして~」「Dさん あいらぶゆ~meromeroと割り込んでくる。Dの方も毎回飽きずに「Oh~Cookie, I know, I know, I love you, TOOOOOOOOOOOOOOOO~~~~~~~~!!symbol4」とイチャイチャ、チュッチュしまくり( ̄▽ ̄;)。エスカレートしたクッキーはついに、Dの膝の上に両足をかけて顔を舐めまくるという暴挙に!これにはベテラントレーナーD、黙っていないだろう…と思いきや…


「いや~ん、もうクッキーってば、ほんっとーに可愛いんだからぁ~。そんなことしたらママに怒られちゃうわよ~。ダメダメ~!でも可愛いから許しちゃう~~~はぁい、まいべいべっ!ちゅっちゅっちゅっ!heart


って・・・ヾ(;´▽`A``
アナタは確かベテラントレーナーD・・・あっけにとられて、イチャつく二人の写真は撮り忘れました。

「私ってクッキーには悪いトレーナーなの~。hi

だって。


ま、いいですけど。クッキーだから。


結局そうなんです。どこへ行っても、「まあいいわ、クッキーだから」で許されちゃう。人畜無害もここまで周知されてると見事なもんです。


イチャイチャに中断されつつもシリアスな話し合いはまとまり、来週からWillがお世話になるトレーニングクラスの話しも聞き、いよいよ実技へ。


摂氏0度の外へ歩行訓練に出発です。(…と言っても、キチンと歩けるようになるまでは家の敷地から数歩しか出られないんですけどね。)

Dの指導の元、まずはリーシュの握り方から。

輪に左手を通し、しっかり握ったら自分のお腹から胸のあたりに当てます。これは絶対に動かさない。右手におやつ。あれ?クリッカーの持ち方を聞くの忘れちゃった。今回は使いませんでした。おやつは、いつもよりHigh Valueのもの。つまり、いつものご褒美が粒のドッグフードなら、こういう難しい訓練用のご褒美はチーズやジャーキーなど、本人(犬)が大好きで、普段はもらえないものを使います。Willの今のブームは実はマシュマロなのですが、こういうときは匂いの強いものの方がいいので、今回はチーズ。細かくちぎれるものであることもポイント。一度に与える量はほんのわずか。5ミリ角くらいです。

リーシュの端を握った左手をしっかりと胸に当てたら、犬が少しでもリーシュを引っ張っている間は決してそちらへ歩かない。むしろ逆向きに飼い主が歩き出します。付いてきたら顔を見ながら大げさに褒め、最初のうちは一歩ごとにご褒美を。気温が低く、かじかむ手に付いたチーズを飛びついて歯で囓り取られるので、悲鳴が出るほど痛い!でも我慢我慢です。

お手本を見せてもらいました。みるみるうちに改善されるWillの態度と歩き方。Amazing! 顔を見ながら歩けるようになったら、時々立ち止まって手で合図し、お座りさせます。時には[HELLO]コマンドも(人の手のひらに鼻をチョンと付けて挨拶する)


「おかあさん、要領悪いでちよ。さっさとしてください。」


やってみると、Dのお手本ほどは簡単じゃありません。犬が飼い主を追い越してリーシュを引っ張るようになったら即、停止。逆向きに歩く。そのときも付いてきたら大げさに褒めまくってご褒美攻撃です。Willは飲み込みが早いので、2,3回も繰り返すとすぐ要領を覚え、顔を見ながら嬉しそうに歩くようになりました。

問題はここから。そう。何もないうちはいいんです。

ひとたび、ジョギングや散歩中の人、自転車、車が通りかかったらスイッチオンになるWill。隣のケイティさんの声が聞こえたら、遠くにスクールバスのエンジン音が聞こえたら制御不能のWillでした。


Dは、私たちを歩道から遠ざけました。まずは距離を取ることから始めるのでした。完全に顔を見ての歩行ができるようになるまでは、ご褒美攻撃を絶やしません。大好きな、普段もらえないチーズをたっぷりもらえるのだから、多少の物音には鈍感になっています。ここで、遠くにWillの集中力を乱すような何かが見えたら、人間がその間にしっかりと立ちふさがり、視界をブロックする。気配は感じられても構いません。とりあえず視界をブロックする。Willに見えるのはチーズ、そしてその背景に飼い主の身体だけです。


これを数回繰り返すうちに、たとえ遠くで誰かが散歩していても「構うこっちゃないでち。ボク、今チーズもらってるんでちから。」状態に盛り上がってきます。

この状態になったら少しずつ道路に近づいていく。Willは面白いように人間(フー)のトリコになっていました。魔法にかかったみたいだね~。

途中、ブーに車を運転してもらって、わざと近くを通りかかる練習もしてみました。普段のWillなら半狂乱になって吠えまくっているはずなのに、チーズと飼い主と自分の魅惑的な関係に夢中なWillは車に見向きもしない。あっという間の変化に唖然としました。


もっとも、つぎにハンドラーがフーから私に交替した途端、タイミング悪く(良く?)ケイティさんがお外で吠え始めました。途端にチーズの魔法が切れて、吠えまくりながらリーシュを引っ張りそちらへ走っていこうとするWill。無様に引きずられる私( ̄▽ ̄;)。

Dの叱責が飛びました。「左手は胸っ~!」そそそ、そうでした。ああ、でも力で負ける~~~~。


ここで大切なのは、クッとリーシュを引っ張ったら、無言で逆方向に歩き出すことです。ずるずると引きずられながらゆっくり歩こうとするのはNG。

「リーダーはあなたなんだから、そこで『Will』とか『こっちよ』とか声をかけてはいけない。黙ってリーシュを引いて、付いてこさせる。」


つい声をかけてしまうんですが、ここで犬に「自分はリーダーじゃないんだ」と認識させるために、人間のリーダーは、無言で犬を付いてこさせる力を持っているところを見せないといけないのですってよ、オクサン。


やってみると当然ながら、引っ張られる力に、力で抵抗しようとすると大変です。でも、身体ごと方向を変えて反対に歩き出してしまえば犬は付いてくるしかないんですね。リーシュはしっかり握って胸に固定です。なるほど~。

今までも何度かこの指導はemailで受けていたのですが、やっぱりさっぱりわかってませんでした。これから、この訓練を毎日。特にスクールバスが来る時間を狙って繰り返すことで改善される…予定です。

がんばれ、Will!がんばれ、私!

寒いけどめげずに…がんばります…

余談ですが… 「わーい、こんにちはぁ!」って飛びかかってこられて、よろけた私の顔面にケイティさんの左のPAWが激突。唇が切れて血が滴りました。
コリー飼いは大型犬になれている、なんて言えないんだなーと思いました。相手に全く悪気がなくてもこれだもの。

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<span style="color:sienna">「今日はチーズいっぱい食べたでちよ。」</span> style="color:navy">「Dさん・・・ケッコンしてくれるって言ったのに…帰っちゃった・・・<img src="https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/break.png" alt="break" width="15" height="15"/></span></div>

<span style="font-size:70%">※今回の動画も、いつものところにupしまーす。</span>

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