合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

バレリーナカップケーキを作ってみました

2015-01-28 | バレエとかピアノとか
ボリショイ・バレエ・イン・ムービー・シアターというイベント?に行ってきました。同じシリーズでイギリスのロイヤルオペラハウスのもあって、それぞれ本国での公演をリアルタイムで世界に配信、それを観客が映画館で鑑賞する、というものです。基本はオペラらしいのですが、そこは興味ないのですっ飛ばし、バレエ白鳥の湖




トータルで何十回見たかわからない、白鳥の湖ですが、今回最高!でした。最近多い奇をてらった演出や、アクロバットみたいな振付もなく、基本に忠実なんだけど、完璧なコントロールとテクニック、そして表現。何よりも…全員9頭身!!もう足元に「ははーっ!」とひれ伏すしかないのです。

おそるべしロシアバレヱ。

次は2月のロミオとジュリエット、翌日にロイヤルバレヱの白鳥の湖と続きます。
時差の関係か日本ではやっていないようで残念。真夜中だもんね。


私のバレエレッスンは現在3~4ヶ所。スケジュールに合わせてあちこちの教室を渡り歩いています。習っている先生は主に3人だけれど、変更があったり、サブの先生にあたったり、普段行かない教室へ行ったりで、去年は15人の先生の指導を受けることができました。国籍も性別も様々、教え方、流派も様々の先生方から習えるこの環境、ラッキーとしか言えません。

中でも一番のお気に入り先生が新しい教室をこの1月にオープン。イベントにはこんなものを持参してしまいました。


じゃーん


というよりも、むしろ



ガーン



って感じ。



日本人の私が作ったとは露ほどにも想像しなかったであろう日本人のお母様が、欲しがる子どもを「こんなもの食べていいわけないでしょう!」と(他の人にはわからない日本語で)一蹴しているのを横で聞いてしまった私です。私も自分の子どもには食べさせられなーい。しかし、その後先生から「うちの小さいバレリーナ(先生のお子さん3歳)は、私が忙しくしている間に3つも食べたって他所様からレポートがあったわよー」と聞きました。あーあ。

景気良く使った食紅も、クリームを使わないアイシングのフロストも、そしてマシュマロを溶かして作るフォンダントも初体験だったのだけど、食べ物で遊ぶのは楽しい。特にマシュマロ・フォンダントは色も形も自由自在。昔夢見た食べられる粘土はこれだったのです。


特別出演 
身体の柔らかさならバレエダンサーに負けないマーキュリーさん



ダンサーのカロリー摂取は4000k/Day

2014-11-14 | バレエとかピアノとか
朝のレッスンの前にはご飯食べちゃダメって、時々忘れてしまいます。今日も食べ始めてから気がついた。でももう始めちゃったら止められない(←意思ヨワ

1年位前だったか、朝ごはん食べ過ぎて鬼教師Sのレッスンに出てしまい、お腹が重くて気分悪くて悲愴な顔で頑張ってたのがバレバレだったらしく、しかしなぜか「ハラ減って死にそう、みたいな顔で踊ってるんじゃねーぞ!」(←英語なのにこの語尾で聞こえるのは何故)と怒鳴られたことがありました。それこそ、本当のことは死んでも言えなかった。今だから大きい声で言っちゃうけど、ハラいっぱいで死にそうだったんだよーん。

彼が出たロシアのバレエ学校では、私の身長(165cm)での基準体重が43kgらしいですからね。それはもう本当にみんな腹減って死にそうなダイエットしてるんだろうなあ。何が彼らをそうまでさせるんでしょうね。ドキュメンタリー番組で、先生がダイエットに失敗した女の子をみんなの前で罵倒するシーンを見て圧倒されたことがありますが、そういう世界もあるんですね。私も一度それくらいの体重になったことあります。インフルエンザで一週間くらい食べられなくて文字通り死にそうになったとき。足なんか骨みたいだった。あの体であの運動って正気の沙汰じゃありません。

ともあれ、バレエのレッスンの前はご飯食べないのが、私のようななんちゃってダンサーでさえも正解みたいです。バナナくらいは食べないと逆に力が出ないからそれはそれで加減が難しいんですが。そんなわけで、レッスンのある日は自然に1食少なくなってしまう。カロリーにして、3~400k分くらいかな、普段より少ないんですね。たいていレッスンの後は疲れすぎて逆に食べられないことが多いし、夜はセーブするし。

結果として、レッスンがある週の後半は体重が減り、逆にレッスンがない日曜~火曜までに体重は増え続ける、というルーティーンがすっかりできあがってしまった今日このごろだけど、こんなもんなのかなー。これからホリデーシーズンに向けて、きちんと意識しておかないとまたダイエットに泣くことになるから気をつけなくちゃ。


今日は、まったりと楽しくレッスンして、みんなで食事に行きました。先生も含めてみんな食べないのでびっくり!みんなスープとサラダのセットだけ。私はしっかりサンドウィッチまで食べちゃった。そこで聞いたこと。

バレエのレッスン1回で消費カロリーは700k超
バレエダンサーは1日4000kカロリー食べても足りないので、暇を見つけてはエナジーバーやら何やらを口に入れていなければいけない。

今は現役引退したHちゃん先生もそうだったんだって!!4000kカロリーつったら、3年前に私が食べ過ぎてやっぱり死にそうになったあのThanksgivingのときの摂取量を上回ると考えるとバレエダンサーの生活の苛酷さがわかります。ロシアの狂気もなー




「でもオマエ、ジャックさんなんか24時間何も食べてない。」
いや、だから合間にカロリーメイト摂ってるって話なんでしょ。




このスタジオは目がクラクラするけど、スポット見つけるにはかえって楽なのです。







World Ballet Day

2014-10-13 | バレエとかピアノとか
10月1日は、`World Ballet Day' だったって、ご存知でした? 私は当日まで全然知らなかった。
というか、日本語でどこを検索しても「コーヒーの日」とか「醤油の日」とか「印章の日」とか好きなこと言ってて…やっぱりこういうのは言ったもん勝ちなんでしょうか。

ともかく「世界バレエの日」もとい、World Ballet Day 実はバレエ関係者の間でもいまいち知名度が低く、facebookあたりでたまたま知った人以外は、バレエの先生でも「なにそれ?」だったりしたようです。もちろん私もですが。

今年の10月1日、オーストラリアバレエ団、ボリショイバレエ団、国立カナダバレエ団、イギリスオペラハウスロイヤルバレエ団、そしてサンフランシスコバレエ団の5つの有名バレエ団が4時間ずつ、レッスンからリハーサルまでをそれぞれストリーミングで公開する、という画期的なイベントだったのでした。

当日は生放送。今でもyoutubeで一部が公開されています。

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↑ロイヤルバレエ団のレッスン映像

私はもう、実際の舞台よりも舞台リハーサル、舞台リハーサルよりもスタジオでのリハーサル、そしてそれよりも普通のレッスンを見るのが好き!なのでたまらない企画でした。特に、この映像で このあたりからの、先生が説明してそれを生徒が一瞬で理解して記憶して繰り返す、というあたりの行程がもう好きで好きで。実に幸せな一日でした。実際は一週間くらい毎日見ていたので幸せ長続き。こういうのってかなりイメージトレーニングの部分が大きいので、イメージを頭に植え付けて出来る気になって(勘違い)調子に乗るのが意外と有効。事実、この一週間はレッスン調子良かったなあ。まあ、現実との差に気づくまでの短い間なのではありますが。


ところで、私クラス最後のビッグジャンプは、個人的に、バレエクラスに於ける水戸黄門のご印籠のくだりだと思ってます。それまでの1時間半近くは辛く痛く厳しい修行に耐えて、最後のこの5分の楽しいこと。これがなければクラスなんて受けてられなーい。だけど、時々時間がなくなってこのビッグジャンプをカットする先生とかいるんですけどね。そういうのって最低。


私は白っぽいシマウマみたいなパンツ履いたプリンシパルの男性*の安定感がすごい~!あれ誰?(*Steven McRaeさん)なんて思っていたけど、youtubeのコメントではみなさんそれぞれ、「緑のシャツの人が素敵!あれ誰?」「彼17歳だよー」「ひえ~」「じゃ白いレオタードで紫のタイツの女の子は?」「あれはね…」的な盛り上がりを見せていて、どうやらあそこに書き込めばお気に入りのダンサーは簡単に特定できそうです。みなさん好きなように楽しめていいですね。日本人ダンサーの活躍も素晴らしい~!

来年もやってくれるのかなー。あるといいなあー。
面白かったのはボリショイ。だって、世界に向けたストリーミングなのに、司会者から、アーティストたちへのインタビューまでほぼ全部ロシア語。わかんないってw さすがロシアだ。ちなみに、ワガノワ・マリインスキー劇場出身の某S先生は「ボリショイって傲慢なんだよなー。背の高い見栄えのする男しか採用しないしな」と悪口言ってました(暴露)




「オレバレエって興味ないの~。」



最近のレオタード事情

2014-07-20 | バレエとかピアノとか

今日は久々にトウシューズ履いてバーレッスン全部やりました。新しいシューズ、やっぱりパーフェクトではなく、あちこちきついような、でも落ちるような…。でも最初に感じていた右のかかとの痛みはなくなり、外反母趾になりかけの親指の付け根のあたりが痛いかも。前に先生が「ハイヒールなんて、ポイントシューズに比べたら運動靴みたいなものよ!」と豪語してましたが、本当にアンコンフォタブルの極みみたいな履物ですよね。

ええと、バレエ・ファッションのお話なのですが、最近、と言ってもここ4,5年くらい?若い子たちの間でレオタードの上にピンクタイツ履くのが流行ってるみたいなんだけど…なんかヤじゃないですか。


こんな感じ。

どうも抵抗あるんですよねえ。なんでわざわざ黒の上にピンクタイツ履くのかー。エロいじゃないか! 初めて見た時はギョッとして思わず注意しそうになっちゃったんですが、あれよあれよという間にみんなそうなっちゃった。まあ、タイツ履いてるだけよし、としなければならないのか。日本ではわりと、「タイツ履かないでバレエのレッスンなんてありえません!」って感じの教室がまだ多いような気がするんだけど(もう変わったかな)、こっちの大人のクラスでタイツ履いてる人、少数派ですね。

数年前までは、先生たちも「普通のレッスンは裸足にバレエシューズで構わないけど、トウシューズのときはタイツはかないと」なんて言ってたように思うけど、最近、その先生までもが裸足にトウシューズになっているのに気づいた。プロのリハーサルなんかも、本当に最終のドレスリハーサルでない限りみんな裸足にトウシューズ。うーん、タイツがないと直接靴の内側に擦れて痛そうなんだけど、発表会も黒レギンス、裸足にトウシューズ、が規定だったりしてびっくり。自分だけこっそり下にピンクタイツ履いたりしてましたが。


この夏のレッスンメイトたち。午前中2時間のレッスンで死にかけてる私を尻目にそのあと軽くお昼食べて、バリエーションとモダンまたはタップのクラスを毎日こなすとか…もはやついていくのは不可能レベル。やっぱりアダルトクラスでまったりしたいです。夏休み、早く終われ~。



トウシューズのフィッティング

2014-07-01 | バレエとかピアノとか
クキさんは元気ですよ。


「だからオレはお散歩に行く。」

いや、だって外30℃だし…8時になったら行こうよー。



「今行かないって言うの?」
そんな、急に怖い顔しなくても…



「オレ、家庭内暴力やってみた。」
気に入らないと扇風機ひっくり返したりします。たまにうっかり重い物ひっくり返しちゃって自分で音にビビって腰抜かしてる。クキさん…。こんな王子に誰がしたの。。。


さて、と。

仕事とバレエと自宅と犬の散歩以外何もしていない日々が続いていますが、いい加減限界を越えていたトウシューズを買い替えました。新しい店でフィッティング。今回は前回と同じBLOCHのHeritageをネットで注文しちゃおうかと思っていたんですが、ブーちゃんから「そのシューズで満足しているの?」と突っ込まれまして。満足してるもしてないも、よくわかんない。そう言うと「よくわかんないってことは満足してないんだよ。合うのが見つかるまで探す!」と厳しく指導が入り、重い腰上げて行ってきたわけです。

今までの店では、まあセミプロレベルのダンサーが自分たちの経験を元にテキトーにフィッティングしてくれていたんですが、今回のところはちゃんと、トウシューズのフィッティングトレーニングを受けたという人が見てくれて、少しいつもと違いました。

まず両手バーにつかまって、2番のプリエを後ろから見てもらって、次にフィッターさんに対して体横向きのパラレルにしてヴァンプの高さやらをチェック。そのまま6番でポイントに立って踵の緩みを見て、全てが合ったら5番のポイントとパッセを見てくれる。という流れでした。

まずは今使っているHeritageがちょっと幅広すぎるような気がするので(←とりあえず言ってみてるだけかも)、XXからX幅へ変更。
自分的にはやっぱりかなりしっくり来る感じがします。でも、他のも試してみたい、というとSuffolksというのを出してきてくれました。ブロックだとサイズ6だけど、そのシューズでは51/2。毎度このサイズのわけわからなさは何とかならないものかと思いますが…。
履いてみて、また同じことをしてみて、いろいろ聞かれるわけですが…わからないんです。「どう?」って聞かれても「何がどう?」みたいな。

なんでみんなすぐに良いとか悪いとかわかるのかなあ。

続いてグリシコ。ああ、ロシア系は合わないと思う~けど、一応トライして、やっぱり全然ダメでした。ここまでダメなら合わないって自分でもわかります。トウで安定して立てない。プラットフォームが細いのがダメなのかな。とにかく消去法で一つなくなってホッ。

次に出してきたのがBlochのSO160L EuropeanBalance 6X うん?ヘリテージと似ているけど、もうちょっと乗りやすい気がするようなしないような…。

次が同じくBlochのスプリットソールのポイントシューズで、SO172 Eurostretch ソールが別れている分、甲はいくらか出やすいかも?

そこへたまたま店に入ってきた、フィッターさんと旧知の仲らしい、どこぞのバレエの先生がフィッティングに乱入してくれまして。もう、いろいろアドバイスをもらっちゃいました。とにかくもっと思い切ってオーバーに乗りなさいとか、ポアントのまま2番のプリエで足首を押さえられて「そのまま膝伸ばす!」とか。なんか余分にポアントクラス一つ受けたような気分です。

その先生がおっしゃるには私にはEurostretchが一番良い。なぜなら、弱い方の左足でも、それを履くとちゃんと親指側に乗れる。でも他のに履き替えた瞬間に鎌足気味になるから、と。そんなもんかー、と思ったのですが、なにしろ本人に違いが全然わからず、とりあえず値段を聞くと(これがいけない)Eurostretchは軽く100ドル超えるらしいんですよ。だったら後からネットで探そうととりあえず2番めのオススメだったEUROPEAN BALANCE(SO160L)を購入しました。この160と172はソールの違いだけで、靴自体の作りは同じなんだそうです。

このお店、ネット価格よりはやはりかなり高いけど、5足買ったら6足目がタダになるんですって。商売上手だな。そうするとほぼネットとの差額がなくなる計算ですか。うーむ。



BLOCH ESO160L European Balance 6X


新旧トウシューズ比べ 全部ブロックで、左から Heritage, European Balance, Axiom



Heritageはヴァンプというかシャンクというか、プラットフォームというか、前半分が全体グニャグニャになってつぶれました。「つぶれる」っていう感覚がよくわかってなくて、結局「ああ、ずいぶん前から潰れてたのね」と今日確信←遅いって。 Axiomはブーちゃんのお下がり。前に履いてみた時は全然ダメだったのが今日試したら結構イケそうなので、予備に持っておくことにしました。



一番嫌な作業、エラスティックを付ける。でも今回は、初めて流血なしで作業を終えたんですよぉ~!


そして、片足だけ、例の縫わないリボン通しに挑戦。シューズに穴をあけるのは勇気がいるけど、縫わなくて済むならこれも実験。この前に古いメルレのリングトーンで一度やってみて問題なさそうなのは確認してあります。でも新品に穴あけはやっぱりちょっとエイヤッって気合が必要でしたね…。


悲しいほど甲が出ない私の足。最近では、タイツの中に入れて甲に見せかける偽物の甲も売ってるのよねー。日本人の足を甲高って言うのは一体どこから来たんでしょう?甲の高い日本人って、O脚じゃない日本人と同じくらい珍しい気がするけれど…。とにかく私の足はぺったんこ。そのうえ、横につぶすと幅が狭まってしまう、いわゆる「コンニャク足」らしいことも今回判明。さらに、外反母趾になりやすいタイプだから親指と人差し指の間にスペーサー入れたほうが良いと言われてしまいました。ひー、めんどくさい~。



先生からのアドバイス。「甲が出始めているところだから、ここで頑張ってストレッチしてしっかり出すようにね。」はい、ありがとうございました~。がんばります!


ところで、今回75ドルで購入したシューズはネット価格で60ドルでした。さらに驚いたことに、日本のサイトで見たら4千円代で出てるんです!おまけにもっとお高いヘリテージも同じお値段。どうなってるの?ブロックは東南アジアで生産しているらしいからその関係かな?同じもの買うなら安いほうがいいに決まってる。ががーん



「ボクもいるってことは。」


「やっぱり忘れてるでちよね。」



バレエの発表会終了

2014-05-07 | バレエとかピアノとか
今年もバレエの発表会、無事終了です。


曲はシューマンの交響曲第4番第3楽章。大人から組なので、子どもたちのような派手さはないけど、週に1度のリハーサルを8週間でよくここまで揃ったと思います。がんばった、私たち!wwwww








日本のように大人のバレエの発表会が一般的ではないこちらの社会。なぜか、子どもにはいくらでも時間もお金もつぎ込むけれど、大人の趣味にはあまり熱心でないようです。だけど、素敵な先生と仲間たちのおかげでこんな時間が持てました。細々と続けていけたらいいなあ。

ダンス・サンプラー

2014-03-11 | バレエとかピアノとか
土曜の夜、バレエ仲間に誘われて、近くのダンススクールで開かれた、「レディースナイト ダンスサンプラー」というイベントに参加してきました。

すっごく楽しかった!!

そのスクールには、ダンススタジオが4つ、ジムが2つあり、各種ダンスやタンブリング(日本だと体操?)、ボディワークなどのクラスが取れるようになっているんですが、そのありったけのクラスをちょこっとずつ体験させてくれる、というもの。

1時間半の時間で、各15分ずつ、バレエ、タップダンス、ベリーダンス、ピラーティスリフォーマー、TRX、ヒップホップ、パワーバー、ズンバなどが選べます。集まったのは40人ほどで、壁に張り出してあるスケジュールを頼りに自分のコースを決めて、とにかく15分おきに各スタジオやジムで始まるどのクラスに出ても構わないという楽しいイベント。私はバレエやって、バーやって、それから、TRX、ピラーティス、ベリーダンス、そしてタップと進みました。ヒップホップとズンバは他にいくらでもチャンスがあるし、バレエは新しいスタジオ、新しい先生をみてみたかったから。

どのクラスも、経験者ちらほら、まったくの初心者大多数という構成でした。が、つくづく感心するアメリカ人のこういった指導のうまいこと。15分という短い時間の中で経験者も初心者も楽しめるようなメニューを効率よく組み込んで(きっとすごい準備をしてるはず)初めてでも臆することないよう、ポジティブな印象を持てるように楽しく工夫されていました。

私もバレエとピラーティス以外は初めて。でも全部面白かった~。中でもこれは将来絶対にやってみなくては、と思ったのがベリーダンスですっ!先生が繰り返し、「ベリーダンスの素晴らしいところは、どんな体型でも年齢でも、柔軟性がなくてもとにかく楽しめること!」と言っていましたがまさにそんな感じ。ジャラジャラピカピカ金属のビーズたくさん縫い付けたスカーフを腰に巻くのも楽しいです。スタジオには90代のおばあちゃんも来ているそうです。もっとも、どのダンスでもそれぞれの目標に合わせてどんな体型でも年齢でも柔軟性がどうであれ、楽しむことはできると思うけど。でもベリーダンスの楽しさはきっと、バレエができなくなった後も長く続くはず!タップのシューズも初めて履いた(かな?)けど、ああやって練習するのかー、と。思ったよりも難しくないかも!(←言ってろよ)

15分ずつとはいえ、1時間半、ハードな運動を続けて結構汗だくのところへ、飲み物食べ物(ワインまで)たっぷり出されて、グッと我慢するのが大変~。なんとか、チーズと野菜だけに留めました 5月の発表会を目標にまたダイエット開始デス。今年はトウシューズもバーなしで、ピケアラベスクとかたくさん出てくる~!

ジムで全員の記念撮影をした後は、各自解散となったのですが……。レディースたち……平均年齢40代だと思うんだけど……ジムのフワフワの床と、タンブリング練習用の空気を膨らませたジャンプ台(?)に大興奮。もともと、昔とった杵柄系の人が多いのか、キャアキャア大騒ぎしながら並んで跳んで、遊びまくっていました。トランポリンにも長蛇の列ができていた…。恐るべし、アメリカンレイディース。普段、子どもたちの送り迎えしながら本当は羨ましいのね。ケガしないでくださいよぉ。

バレエも、たまには別のスタジオに通ってみるのもいいかな、と。また新鮮な風が欲しくなりました。



お散歩の風景 笑顔いっぱい



お散歩の風景 調査中



おフロの風景 目がうつろ



真剣バレエ日記なのであります

2014-01-12 | バレエとかピアノとか

久しぶりに旧館のバレエ日記なんか読んでみたら、今より当時の方がなんか程度の高いことを書いてるような気が…。でも、当時今よりもできていたかといえばそんなはずはないので、きっとこれは例のあれ、かつてQ母さんが書いてくださった、「山の下の方から見上げると、山があるってことしかわからないけれど、いざ登り始めてみると、同じ山でも高さに寄って見えてくるものがちがって、今まで見えていたものは、ほんの一部だったんだと気づくようになる」ってことなのかもしれないですね。

とにかく、記録に残すことは大切だと実感したので興味のない方には申し訳ありませんが、バレエ日記を書いていこうと思います。


2014年 2度めのレッスン。教師はワガノワ出身の鬼教師S君。 とにかくムラが大きいこのクラスだけど、新年最初は大当たりでした。

片手バーでのピルエット(ロン・デ・ジャンブの最後に出てきた)。集中攻撃指導は、ありがたいんだけど、実はあまり好きじゃないんですね。体力が続かないから。ピルエットってなんであんなに疲れるんだろう。全体重を片足のつま先にかけて、しかも回転するということは、それだけのエネルギーが必要?

ともあれピルエット。バレエシューズのルルベに立ったパッセ、目一杯引き上げているつもりの上体をアゴと背中引っ張られて更に1センチくらい引き上げられる。そこで静止させられる。アンデオールの時は前&外側に振れがちなので、バランスを直される。特に頭を後ろへ。 次に腕。とにかくしっかり背筋と胸筋でホールドしてパッセ直前のプレパレーションの腕は2番で溜める。それも手の平は完全に下向き。しかし、肘は完全に前向き(ねじれる~!)

・パッセに上げる足を素早く
・とにかくスポット(視線)をはずさない
・付いていく側の腕をふりまわすな

…という100年前から同じこと言われ続けているような注意だったのでありますが、真正面に立たれて「そこにバーがあると思うな。倒れるならこっち方面へ倒れろ」と言いつつ、顔の前10センチに握りこぶし出されて、「倒れてきたらブラック・アイ(殴られてできる目の青あざ)になるよ」なんてやられて、何故か10回目くらいで突然、自然にできた。でも、悲惨だった9回めまでとの違いがうまく感じられず。どうしてできるようになったのか不明。でもその後3回続けて成功するも、息が上がってそこまで。

…で、バーが終わってセンターに入った時、既にできなくなっていました、というオチなんですが。

アダージオ終わってアレグロやって、ターンのコンビネーションに入った時、またできなくなった私に業を煮やしたのか、また基本の基本、90度(1/4回転)ずつ、プレパレーションを2番の足(と腕)から繰り返す練習をさせられて、内心「これやってもダメなもんはダメなんだよーん」なんてふてくされていたのですが、何度目かに突然、プレパレーションの時、完全にバランスを中心に、かつ次の瞬間軸足に乗る感覚が掴めたんです。そこからは、ぐらりともせずに、1/4回転、半回転、1回転、そして2回転。…できた。さすがに3回転はムリでした。S君が言うには、3回転の時に力みすぎているというのだけど、力を入れないと2回転ちょっとで止まっちゃうし。難しい。

そして、ダイアゴナルのコンビネーション。これまたいとも簡単に2回転の4番からのピルエット回れたんですね。s君は「ホラ見ろ、ずっと良くなっただろう」と言うんだけど、一体どうして急にできるようになったのかは謎のまま。同じ注意はずっと受けていたし、今までも同じようにやっていたはずなのに。次のクラスが待ち遠しいような、怖いような。


もう一つの課題はリバースのコンビネーション。

・(前へ左足前5番から)右アサンブレ 左アサンブレ 左へシソンヌ・・フェルメ 右へシソンヌ・フェルメ 右へグリサード・ジュッテ 左へグリサード・ジュッテ パ・ド・ブレ スス
・(リバース)

前は何の問題もなく、一度見ただけで楽勝!だったのが、「リバース!」と叫ばれた途端、アサンブレ2つとシソンヌの間に【考える時間】が5秒くらい必要になって撃沈。後ろへのシソンヌ・フェルメは左向きのクロワゼポジション(右足前5番)から、跳んだ瞬間に方向を右のエファッセに変えて、右足を後ろに閉める。アームスは右前から左前に交換、上体は後ろへ反る。そして、パ・ド・ブレは、前になった右足から始める。あ~、これくらいのことは頭で考えずに瞬時に体が動くようになってほしい。

年度初めのレッスン、こんな感じでした。今年の目標は「膝を伸ばす」伸ばしているつもりでもやっぱり全然伸びていないことが、発表会の写真やらビデオ見て、いやというほどわかりました。日本人の脚は伸びにくいけど、徹底的にストレッチを繰り返せば、まっすぐに[見える]程度には伸びるはず。無理のない範囲で気長にがんばります。

さて、興味ないのにおつきあいいただいた方のために恐怖サービス動画ですよ。





参考までに、ピルエットのコツ、というyoutube動画も貼っておきます。なんでこんなに簡単そうなのかなあ。。。(泣)
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はっぴーはろうぃーん

2013-10-31 | バレエとかピアノとか

三つ子の魂百まで…といいますが、いくつになっても枯れ葉潜り、好きみたいです。


「だって好きなんだもん。」



こんなのも撮れた!



ところで、今年はなんと



ハロウィーン当日の今日がレッスン!! ということで悪乗りしまくりのアダルトクラス。



楽しかった~。



それにしても…



美しいのは先生だけだ~。


バレリーナへの道は本当に厳しいっす。


さーて、お菓子の準備するか!


「け」君の卒業と。。。

2013-05-21 | バレエとかピアノとか
中西部にも遅い初夏が来る(はずの)母の日、今年は霜やら氷点下ギリギリやら強風やらで震え上がるような天気でしたが、ブーの彼氏「け」君が、めでたく大学のバチェラーを終了、卒業しました。えっ!?ついこの間、ハイスクール卒業してなかった!?


「ついこの間」のお写真 やっぱり、こうして見ると初々しい二人ですね。


あれからもう4年経っちゃたんですねえ。。。


おめでとう!!! …と言っても、このまま同じ大学の大学院に進むので、あまり変化がないんだけど。でも、もうTAを終えて、これからは講師として学生たちに教える立場になるのだそうです。すごいねー。


この週末で1万人近くが卒業したようです。巨大名門大学の卒業式。スピーチでは、いろいろな人が「あなたたちは、これからのこの国、いや世界のリーダーになる人材です」と話していたけれど……卒業式に何のセキュリティチェックもなかったんですよ。一番狙われたくない人材たちが集まっているだろうに。何事もなくてよかった。


今週は、かのMITで学会発表、という前途洋洋な「け」君、本当におめでとう!




えーと、それから…

次回予告!

「あの。。。」

の前に、勇気のある方だけここからお進みください。何を血迷ったかバレエの発表会写真、載せちゃいます。だって嬉しかったんだもーん

4日前までハッキリと振り付けを覚えていなかった私、案の定本番では細かいミスがちらほら。まあ、それでも一生懸命やったし!たった4分とはいえ、最後の方はもう体力もたなくて、目の前真っ白になりそうでしたが、楽しかった~!

どこにいるかはナイショです。わかっても言わないでねー。












というわけで。


見に来てくれたオット、お花くれたブーちゃん、ありがとう!


その頃、ブーちゃんは……

古巣のスクールで、本物のバレリーナたちの舞台を見ていました。


元のクラスメートたち。赤い衣装のSちゃんは、今年、史上最年少の16歳で由緒あるBバレエ団の団員になりました。幼児の頃から知っている彼女がメキメキと上手になっていくのをつぶさに見てきた私たちです。どれだけ誇らしいか、わかってもらえますよね。


2週続けて、素敵な週末を過ごさせていただきました。



ワガノワのビデオ入手間近!?

2013-04-20 | バレエとかピアノとか
爽やかな土曜日の朝、気温は3℃(涙)。今から楽しく、ロシアの鬼教師S君のレッスンに行って参ります。

正直なところ、今日は行きたくない。 基礎強化の初級クラスレッスンでお尻の筋肉を攣ってしまい、レッスン状の床に転がって呻いたのは一昨日のこと。まだお尻からハムストリングスの膝まで鈍い痛みが続いてます(涙)。まあ、こういうときこそ動かすべき、なんだろうなあ。

休めないのには理由がある。先週のクラスは、なんと参加者二人でした。だいたい3~4人なんだけど、2人しかいない時がある!ということは、1人休むと個人レッスンになってしまう。ということです。それだけは避けたい。30人とかでレッスンしている環境の人から見たら贅沢な悩みでしょうが、90分間、あの小姑か、どSかみたいな細かいチェックを受け続けるのは無理。

でも、ここで私が休むとレッスンメートのKにその恐怖がふりかかってしまう可能性がある。そして、私が一度それをやってしまったら、Kだってタガが外れて来週はサボってしまうかもしれない。そしたら私が…ブルブルブル(>_<)……というわけで、2人しかいないレッスンメイト同士は「休まないでね」と懇願し合ったのでした。究極のテンションで、今はとにかく自分に鞭打っても、鬼教師に鞭打たれないためには行かねばならぬ!状態なのでした。ああ、あと20分。


ところで、以前ここで大騒ぎして、読者の皆様がyahooオークションなんかチェックしてくださった、鬼教師S君のワガノワ天使時代を記録した貴重なビデオテープ、「ワガノワバレエ学校 天使たちのコンサート」のビデオが入手できることになったみたいです。「持ってる方」を知っている!という方が連絡をくださいました。ありがたやありがたや。網を張っていてくださった方、ありがとうございました。どうやらもうだいじょうぶそうです。<見てるかな? 




ズル休みはゆるさないわよ~。
クローイちゃん、怖いす。


「ムチ打たれたり、縛られたりしちゃうでちか。」


「ボクは縛られてんじゃねーでちよ。これは貴賓席のベルトなんでちよ。」


「オレ、貴賓席に座れない。」


「お尻がはみ出ちゃう。なんで?」


さーて、レッスン行ってくるか!


ジェル入りトウシューズ

2013-03-13 | バレエとかピアノとか
新しいトウシューズは、ブロックのSO180、通称Heritage。サイズは6.0のXX。

せっかく予約してトウシューズ・フィッティングに行ったのに、ほとんど他を試すことなく決めてしまった、ちょっと残念。まあ、それだけこれが完璧!に感じたってことなんですが。

このモデル、プラットフォームに最初からジェルが仕込まれているんです。もちろん私はトウパットも使うんですが、さらにこれがあると、今までが嘘のように痛みを感じない。さすがにレッスンが終わる頃になると多少は辛くなってくるけれど。

でも、元プロダンサー、あるいは現役ダンサーの先生方に聞くと、口を揃えて、「このシューズは好きだけど、ジェルは気持ち悪いから取っちゃう。」とおっしゃる。ダンサーはよく「つま先で床を感じられないとイヤ」と聞くけれど、素人にはよくわかりません。




「で、食べられるでちか。」

リボンとゴム付けるのに何度もやり直すので半日がかり。ただ、今までは新品のトウシューズは、履いてもいないのに血だらけになったものですが、お裁縫が上達したのか今回は無傷で完成。

実は、今度発表会に出ることになりましたですの。といっても、トウシューズ組はおそらくステージにバーを出してつかまったままでの振り付けになりそうです。ブーがこちらに来て最初の頃、そうだったっけなあ。。。


「つきあってらんないの。」


各大学が春休みシーズンになり、セミプロ級あるいは、休んでいるプロダンサーたちが続々とクラスに戻ってきています。レベルがいきなり上級になり、身体の辛さもさることながら、瞬間的にものすごい集中力を必要とするせいか、クラスが終わった後のボケっぷりがすごいです。一晩寝てもまだボケてます…ダンサーは認知症になりにくいって聞くけど、もともと弱い脳みその使いすぎは逆効果だったりして……。



ワガノワバレエアカデミー日本公演の思い出?

2013-02-12 | バレエとかピアノとか

甲のアーチが出やすいかな、と期待して買ってみたシューズ。うーん。回転しづらいな。サイズが大きすぎたかも。ブロックのシューズは、ストリートシューズより、3サイズ下を選べ、となっているけど、なんでそんなサイズ設定にしてあるのか全くの謎。



ここ1,2年、土曜朝のクラスはロシアの鬼教師S君。今話題の暴力教師じゃないけど、これは暴言教師とはいわないのか?そりゃー、「なんでこのオレ様がこんなオバサンばっかのクラス教えなくちゃなんねーんだよ」くらい思っても仕方ないけど、なかなかドSな発言が多いです。

自分のつけた振り、すぐ忘れて適当なこと言うし、ほとんどお手本見せないで言葉だけで指示するし、教えが上手かどうかは?だけれど、老舗バレエ団の元プリンシパル、王子の気品と踊りの技術は見事だし、さすがワガノワ式、触って直すのがとにかく上手い。バランスが取れなくてグラグラしているとき、緩んでいる筋肉を一目で見抜いて指一本触れられるだけで、ピッと立てたり、クルッと回れたり。そういうことがあるからまだ続けていられるのだけど。

今回は、2回転でグラついている私のところへおもむろに近づいてくると(その時点で怖いし)「おい、腕。」「腕…」「ホールドしろってば。ちゃんと背筋と胸筋使って支える!なんでできないの?ここ!」背中の両側から肉つままれて、「肩胛骨ちゃんと寄せろ、これ以上できなかったら針と糸持ってきて縫うからな!」 縫う…って。。。


こんなS君なのですが、スタジオの外では普通にナイスガイです。去年の秋、日本へ行くからしばらくクラスを休むと告げた私に「いいな~。オレも連れてってよー。」日本に行ったことがあるのか、と聞いてみたら、公演で行った、と。ああ、それはあるかもねー、なんて軽く流しそうになったのですが、次の言葉を聞いてびっくり。「92年だったかな、93年?どっちだったかな、ワガノワバレエ学校のシニアの時に、クラスメート40人くらいで日本へ行って、国中を公演旅行して回ったんだよ。あちこちのホテルにみんなで泊まってさ。あれはほんっとに楽しかった。日本大好きだよ。」


え?92年?93年? ワガノワバレエ学校の公演旅行?日本全国を回った?


ええええーーっ!!????あの公演ですか!?


確か、跡見女子学園大学の講堂での公演がテレビ放映されて、その後「サンクトペテルスブルグの天使達」とかってタイトルでビデオなんかにもなって、バレエ雑誌にも特集されて…。あの中にシニアでS君がいたと!?もうびっくりびっくりです。

だって、その時に放映された番組をしっかりビデオに録って、それを当時1,2歳だった娘達と来る日も来る日も見ていたのだもの。そのビデオの前で真似してるつもりで短い足を一生懸命上げて踊ってるブーの幼い日のホームビデオはしっかり保存してあります。あのとき、私たちが見ていたのが若き日のこの鬼教師!?

世界は狭い、いや、バレエの世界が狭いのか。

残念ながら、いくら探しても当時のワガノワバレエ学校の公演ビデオは我が家には見あたりません。捨てちゃったのかなあ。

手に入らないかしら?S君も是非是非見たいそうです。やっぱり当時ソ連からロシアに変わったばかりのあの国で、生徒1人1人にビデオ配ってくれる、なんてことはなかったのですね。本人もびっくりしてました。ただ遠足のように連れ回されて、何が起きてるかよくわかってなかったんでしょうね、コドモだったから。幻のビデオですね。





バレエ・トウシューズのクラス

2012-09-09 | バレエとかピアノとか
最近、週に3~4回バレエのクラスを受けています。最後の悪あがきというか…。さすがにこの歳になると、上達、というよりも「2歩進んで3歩下がる」のをどこまで食い止められるか、という世界になってきて。ちょっと前に「間違いなくできるようになった」と思っていたダブルピルエットがまた怪しい今日この頃だったりします。たくさんの注意点に同時に気をつけて一瞬に集約する、という頭の働きの問題なのか、それとも若い頃は頭に関係なく身体が覚えてくれるのか、とにかく加齢というのは辛い現実だな~~~break


でも、新しい挑戦はやっぱり楽しい。ビギナー向けクラスの後、15分間だけ教えてくれるポイントシューズのクラス。ブラッシュアップにはちょうど良いです。久しぶりのポイントでまたフィッティングから。


…と言っても、ショップに出向くまでもなく、長女ブーの部屋に忍び込めば、我が家には私と同サイズのトウシューズが山ほど残されているのでありました。



「なんでちか、クサいでちね、本当に食べられるでちか。」


「オマエあっち行ってて。」



ざっと20足ほど。


ブーからのアドバイスは、アルファはまだ私の足では履きこなせないだろうということ。初心者向けは、やっぱりずっと前に自分で買ったブラジル製のとか、Fuji(中国製?)とかがいいみたいです。ロシアンのシューズは幅がちょっと狭いかも。昔仲良しだったたフランスのメルレは、知らないうちにサイズが合わなくなっていました。うーん、ダイエットして元に戻ったと思ったけど、足の肉は落ちてないのか???


とりあえず、ポアントジプシーです。クラスはススで立ったり、エシャッペとか、ブーレとか、ピケで立つくらい。【踊る】までたどり着く日が来るのかどうか。来るといいけれど。

土曜日のクラスでは、ロシアの鬼S君が、また無理やりフェッテ(…と日本語では言うけれど、こちらではフォエテ、みたいな発音です)なんかやらせてくれちゃうので楽しいです。

とりあえず、バレエのおかげで月末のビーチまでにはビキニに乗っかるお肉はすべて払い戻しできそう。がんばる!

誰ですか、サロンパスが香ってくるなんて言ってるのはnose4


新しいバレエのクラス

2012-08-27 | バレエとかピアノとか
アメリカは今が新学期です。

コドモがみんないなくなって初めての月曜日。しょっぱなから寝坊。先が思いやられます。

やることいっぱいある、とは言っても、結局「どうしてもやらなきゃいけないこと」じゃない。うーん、どうしよう。

とりあえず、新しいバレエのクラスを開拓してみました。

と言ってもいつも行っているクラスの昼間の部。先生もクラスメートも違うのでまるで新しいところに入っていく気分。この微妙な緊張も気持ちいい。

アメリカのバレエ事情、日本とはいろいろと違うのだけど、一番の嬉しい違いは、このオープンクラスの気軽さでしょうか。料金が安い(フレックスカードの一番回数の多いのを買うと、1クラスあたり10ドルになります)のもあるし、日本の教室でデフォルトの「入会金」というわけのわからないものがないのがいい。

あの「入会金」というのは何なのでしょうか。せっかくのオープンクラスで入会金って、結局生徒を取り込みたい、よそへ移らせたくないってこと? こちらでは、コドモの習い事であっても、「入会金」にあたるようなものはないみたいです。強いて言えば、Registration feeだけど、これはシーズンの初めにどの子も毎年払う登録費で、要するに事務費ですね。「入会金」のシステムが日本の習い事の敷居を高くしていると思うんだけど。ちなみに、大学にも「入学金」ってありません。だから簡単に大学の移動ができちゃうんですね。

とにかく、今回の新クラスは、いつもと同じフレックスカードが使えるので全く問題なし。緊張感がなさ過ぎてレッスン開始前3分前に滑り込みました。思ったより人数が多くてちょっとびっくり。今日は11人でした。普段の夜のクラスは7~8人のことが多いのです。時々何かの偶然でいきなり20人近くになったりするけど、そういうときは決まって、プロで怪我しちゃってる人とか、ティーンネイジャーの、普段はプレ・プロフェッショナルのクラスに出てる子がmake upに来ているとかで、ハイレベルになるもの。今回はビギナーのクラスなのでそれはないだろうけれど、ちょっとだけビビりました。


始まってみると、中には「今日が人生で初めてのバレエ」なんて人もいたりして確かにビギナークラス。ただ、シーズン初めだから人数が多かっただけみたいです。

ビギナーのクラスは、当たりはずれが大きいのだけど、今回は先生が素晴らしくて、基礎をとにかくしっかりやりながら飽きさせない、どのレベルにもチャレンジの要素がある、というやりがいのあるレッスンでした。ルルベ64回とかね。最後のレベランスでエシャッペとか。

複雑なコンビネーションは一切なく、徹底して基礎だけ。ピルエットアンデオールならアンデオールだけ、アンデダンだけならアンデダンだけ。飽きてるヒマはなく、ひたすら技術の向上に集中できる、こういうレッスンを求めていました。

アメリカに来て以来、体力作りバリバリの体育会みたいなことまでするバレエのクラスは初めてで、もう文字通り脚が棒のように。体力の限界に挑戦しながら、いつもなんとなくズルして流しちゃってるところをキビしく見つめさせられました。というお得な感じがたまらない。先生、若めだけどお見事。本当にいろいろな先生に教わってきて、教える才能ってあるんだなーと実感しています。クラスの雰囲気作りからして違うんですよね、上手な先生って。楽しかった。木曜日も教えているっていうので是非また通いたいと思います。


仕事に行くのと、バレエに行くのと、どっちも充実して楽しいけど、片やお金を作る方、片やお金を使う方、ああ、やっぱり仕事探さなくちゃねー。

でも、今月はとにかくシェイプ・アップしたいので徹底的にバレエに通います。週4回、いや5回かも。月末はビーチに行くんだー♪


「何か浮かれてるんだよな。」


「何がビーチでちか。お仕事しろってんでちよ。」