合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

ブチャート・ガーデン2 バンクーバー旅行記14(ぐらい)

2006-09-03 | 自転車の旅におつきあい

旅の日程7日目 7月8日   Victoria近郊Butchert Gardens

旅行記がズルズルと長引いています。最初から読んでくださる方は、画面左メニューの「記事カテゴリ」-「バンクーバー島1200km」の古い記事から続いていますのでそちらからどうぞ。



初めて見た!と思った花はよーく形を覚えて、後から植物のインフォメーションセンターで訊くと教えてくれるんです。創設者であるブチャート氏の意向で、あくまでも個人の庭園の雰囲気を大切にしたいので、植物一つ一つにラベルを付けるようなことはしないのだとか。これはフロックスだと言われて驚きました。こんなフロックスがあるんですねー。




ペラルゴニウムの一種らしい花。イタリアンガーデンにありました。
Zonal Geraniumの Happy Exotica Orange という品種のようです。



インフォメーションセンターのカウンター。
明らかに質問が多いであろうと思われる花はここに見本があります。


今回このブチャート・ガーデンで一番すごいっ!と思ったのはこのインフォメーションセンターの職員さん。どうみても20代前半のおにーちゃんだったんですが、私が口頭で「こういう花を見たんだけど」と簡単に訊くだけで、「どこで見た?高さはどれくらい?葉っぱもスパイキーシェイプだった?」と的確な質問を2,3して、パパッと超分厚い植物図鑑を開き、「これでしょう」と見せてくれるのです。プロッ!

しかもしかも、ここの植物があまりにも生き生きとして綺麗なので、肥料について訊いたところ、サラサラと出てくる出てくる!


「まず、花壇かハンギングバスケットかで違うんだけど、○○なら3-6-3くらいの低いものを週に2度、△△は2-4-2だね。で、お尋ねのゼラニウムだったら6-8-6くらいで週に1回くらい。それからバラはちょっと特殊で4-20-4。それから◇◇のときには5-20-10にして・・・・とにかくみんなオーガニックのチキン堆肥から作る液肥だよ。」

私ったら、忘れちゃいかんと必死にメモを取って、その後も何度か読み返して、そのうちブログに載せようと思っているうちに早、2ヶ月近くが経過・・・。

今日、この記事を書くためにメモを出して見てみたら…

・・・・・何が何やら意味がわかりません(爆)・・・・

実はかなりショックです。N-P-Kという肥料の割合も日本と名前が違うので(日本のK=
カリウムは英語ではP=ポタシウムです)頭の中で必死に翻訳しながら苦労して聞いたのに・・・。その時はちゃんとわかって、忘れるわけがないと思っていたのに・・・。



いくら数字が書いてあってもどれを何に使うのか忘れちゃったら、ただの数字・・・


それにしても、肥料の割合なんて、今までほとんど気にしたこともなかった私。「とにかく花を咲かせるならリン酸が一番多くて、カリがその次ならいいんでしょ。」と思ってました。用途によってこんなに使い分けをして、しかもチキンのオーガニックを使うなんて考えたこともなかった…っていうか、オーガニックで、こんなに割合のコントロールができるなんてことも知りませんでした。第一、オーガニックの液肥なんてものが存在することも存じませんでしたーっ!今回はそれがわかっただけでもヨシとするか~?

でもここの庭園以外でも、綺麗な花を見かけるたびに、「手入れはどうやって?肥料は?」なんて聞いて回ったんですが、案外みなさん無頓着で、「春が来るとウキウキしてガーデニングに燃えるのよねー。それでオーガニックの元肥をしっかりやって植え付けて…最初のうちは嬉しくてこまめに肥料を足して…でも8月くらいになってくるともう飽きちゃってロクに手入れもしなくなるの。」という感じでありました。手入れはそんなもんなのか…でもとにかくやっぱりオーガニックなんですね。私も方針変えようかなあ。




これ、一面のキンギョソウです。赤と白のキンギョソウをここまで魅せるとは!なんだか形もすっきりと尖って美しい。


これも続きます・・・



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6 コメント

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Unknown (たいゆう)
2006-09-03 08:58:14
花の画像は綺麗だなー、わーこんなに珍しい花があるのねー色も素敵だわーと感激して眺めてウットリし、花の名前の話で職員の兄ちゃん素晴しいなと感心。そして肥料の話で目眩。

ブリスベンのKYO様によるとフリージアの球根は植えっぱなしで大丈夫とのことなので、私は~と・・・・・。
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Unknown (TAMA)
2006-09-03 09:17:28
★えくぼママさん、
珍しいですよね、こんなフロックス。これはちょっと魅力的でした。
気候がパーフェクトで、肥料をあれだけ使い分けて、あれだけの品質を保つのだとしたら、中西部の片隅でヴィクトリアを目指すのは無謀な気がしてしまいます。
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Unknown (TAMA)
2006-09-03 09:20:52
★たいゆうさん、
私は無謀にも「ここで働きたいっ!」と思ってしまいました。ボランティアでもいいから、こんなところで仕事ができたら楽しそうです。
植えっぱなしで大丈夫な球根はかなりあるのですが、翌年の花壇のデザインとぶつかったりするのが問題なんですよねー。我が家では、今、早くもムスカリが発芽してきちゃって慌ててます。
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Unknown (machi811)
2006-09-03 13:48:40
TAMAさん
>「春が来るとウキウキしてガーデニングに燃えるのよねー。それでオーガニックの元肥をしっかりやって植え付けて…最初のうちは嬉しくてこまめに肥料を足して…でも8月くらいになってくるともう飽きちゃってロクに手入れもしなくなるの。」

私も右に同じで~す。
春には燃えるのですが・・・・8月になったら暑いせいもあり追肥もいやでひたすらエアコンの下にいました!
我が家のお花は可哀そう・・・栄養もらえずです。
まあ、そんな風でいいのかと思ってます。何事も無理して頑張るといやになっちゃうもんね~趣味の世界ですもの気ままがいいわ♪と言いながら少し反省もしてるのよ~
秋には頑張りますってそろそろ秋だわ!

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Unknown (TAMA)
2006-09-04 00:29:17
★machi811さん、
え~!machiさんだってあんなに綺麗にしてらっしゃるのに、あれで飽きてるんですか?
でもそうそう、何事も無理してやると続かない、100%賛成です~~~(…なのに自分のこととなるとこれができないんですよね。無理しすぎてイヤになってばかり…反省中です)

何を隠そう私のモットーは、「やらないよりはマシ」こうやって自分に言い続けていないとすぐやりすぎて疲れちゃうんです。そろそろゆったり暮らしたいなあ。
machiさん、秋のお手入れ、期待してます(…とプレッシャーをかけている?)
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Unknown (TAMA)
2006-09-04 07:35:34
★えくぼママさん、
それがですねー。バンクーバー島もバンクーバー市も緯度で言うと樺太北部と同じくらい、そして私の方なんか本州なんですが、それでもバンクーバー島の方がずっとずっと暖かいのです。
このあたり
http://www.garden.org/zipzone/
見て頂くとよくわかりますが、私のあたりはゾーン5-6の境目あたりなのに、あちらは8です。最低気温で言うとここがマイナス15度くらい、バンクーバーエリアはプラス5度くらいです(涙)
がんばらなくちゃー
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