合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

芸術祭?のコンサート

2008-02-12 | 毎日の暮らしから

週末はひたすら味噌作り…のつもりだったけど、実は今週、街全体のFine Arts Samplarということで、あらゆる美術・芸術が無料で楽しめるイベント目白押しだったのです。いわゆる美術館をはじめ、音楽やダンスなどのパフォーミング・アーツ、詩や文学に至るまで。何かひとつくらい見に行きたいなあと思っていたら、なんとブーの所属するオーケストラもその一環として無料コンサートを開催することになっていたのでした。


会場はダウンタウンの現代美術館。風が強く、氷点下の日だったので、地下駐車場がありがたかった。建物に入ると、いきなりこんな階段です。


こわい~~~~!



目の錯覚を利用しているだけなんですが、手すりに掴まっても身体が傾いてしまいます。

こんな階段を下りて、会場はなんと、ただの部屋にオーケストラと客席用の椅子を無理矢理詰め込んでありました。客席最前列と演奏者の距離80cm!

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途中何か写りましたね、みょーなものが。



じゃ~ん!ドラゴンなんだって。


なにしろお祭りなので、フェイスペインティングなんかもありまして。それにしてもすごいなぁ。皮膚呼吸できてるんですか?この子が会場に入ってきた時(最後の方でした)、既に準備態勢に入っていた指揮者が一瞬固まり、[I hope you are feeling OK.](気分悪くないといいけど(笑))ととっさに笑いを取ってくれるあたりがアメリカっぽいなぁ、と。


この子、私の隣に座ったのですが、最初私がお父さんに写真の許可をもらったところ、すっかり私に懐いてしまい、ずっと話しかけてきてくれました。「あのね、ボク、ブランダン(お、出たな武乱弾、あっちはおじさんのマイケル、これがダディで、弟は・・・」


おしゃべりが止まらない止まらないase2


時々お父さんやお母さんがたしなめてくれるのだけど、とにかくニコニコと話しかけて来ちゃって可愛いんですね。でもコンサート中だからね、静かにね。ありがとう、なんて答えながらの数十分。やっぱり4歳だから飽きちゃうし、ゴソゴソするし、弟はぐずり出すし。

それでも周りも寛大だし、親たちもちゃんと子どもに注意して静かにさせようとしているせいか、嫌な感じはしませんでした。シリアスなコンサートじゃないしね。お祭りだから。


短いコンサートが終わり、お母さんとちょっと話をしたら、「こういう場は、集中させる良い機会だから、昨日からずっとあちこちのコンサートに連れ出してるの。少しずつ我慢出来るようになってきてるわ」って。小さいことだけど、こういう努力って大切だなと思いました。バイバイ、ブランダン。どこかでまた会ってもわからないだろうなあ。どんな素顔だったんだろか?

おまけ
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座っている時はわからなかったのに、前の席の子とブーとの身長差にびっくり。ほとんど足の長さですか~。

ちっちゃい子には専用サイズのバイオリンがあるのに、大きい子はみんなと同じサイズの楽器を窮屈そうに弾くのもなんだか不思議ですね~。

寒い週末だったけど、街のあちこちでこんな小さなアートが繰り広げていると思うとしみじみ、良いなぁ!と感心するのでした。

ところで。地下駐車場からの出口だけはしっかり確認して、帰り道は迷わない予定だったのに、体感気温マイナス13℃の中、ようやくたどり着いたそのドアは…出口専用でした!これだから都会はやだよ~(泣)

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (LiLA管理人)
2008-02-12 14:19:47
大きい子のために,大きめのヴァイオリンもあるんですよ.ちょっと音が低くなりますが,根性で弦を張ればなんとかなるでしょう.まあ,ヴィオラという別名もありますけど.

じゃあ,ヴィオラの子は,チェロを抱えるのかというツッコミ禁止.
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Unknown (たいゆう)
2008-02-12 15:51:07
恐いけど、この階段面白いです!!!

集中させるいい機会!って良いですね。私も出来るだけ書道展など様々な場所に子供を連れて行きたいのですが、悲しいかなニッポンの田舎美術館では、来館者にも、関係者にも嫌な顔をされる事が多いです。
私が所属している会の書道展では大丈夫なんですが。
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Unknown (TAMA)
2008-02-13 01:04:17
☆LiLA管理人さん、
そうですか、そうですか。弦をギリギリと引っ張ればいいんですね。
しかし、あの子、妙に動きが大きいと思ったら小さい楽器にかぶさるように弾いているせいもあるのかもしれませんね。

ヴィオラの子よりもベースの子はどうするんだという方が気になります。楽器なんか捨てて日本へ行ってタレントになればいいのか。。。
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Unknown (TAMA)
2008-02-13 01:05:54
☆たいゆうさん、
慣れてる人はこの階段をすたすたと上がっていましたが、田舎ものたちはみんな手すりにしがみついていました。
そうそう、日本は厳しいですよね。周りも厳しいし、また、子連れの親のマナーも酷い人が多いので、なかなか改善されないですよね。
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Unknown (マリ)
2008-02-13 08:49:29
動画がアップできるのはいいですね!
(何を今更って感じかもしれませんが、
私はできないので…(^_^;)

それにしても、ブーちゃん、すてき!
このオーケストラは学校のじゃなくて、
一般の(市民オーケストラっていうのかな?)
なんでしょうか?
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Unknown (elm)
2008-02-13 09:47:17
大きい男の子、人差し指を口にあてて乙女なポーズに見える。。。^^;

以前に、赤ちゃん連れ歓迎のピアノコンサートのニュースを見たことあります。
家事と育児からほんの少しでも離れて、気兼ねせずに楽しんで欲しいと言う趣旨だったようです。
そういうのもお母さんの心の余裕に必要だと思うし、もう少し子供が大きくなったら、公共の場所で音楽や絵を鑑賞するトレーニングみたいなのができるコンサートとかもあったらいいなと思いました。
そういえば、なんかの美術展だったかで、白人の幼いきょうだいに感心したことがあります。
まだ小さいお兄ちゃんが、赤ちゃんに毛のはえたような妹に一生懸命あれこれ説明してあげてて、妹がちょっと大きな声をあげると、「し~っ、ちっちゃいおしゃべりしようね」ってなだめてましたよ。
ほほえましかったです^^
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Unknown (ウルトラQの母@M79星雲)
2008-02-13 11:26:13
我が家も息子が高校の部活でオケに入ったので、息子のコンサートに行く機会があります。若い人たちのオケって勢いあっていいですよね。(>なんか年寄り臭いコメントですが)

息子の学校は高校に入って楽器を始めた人も多いのですが(>って息子もそうです)、先日のコンサートでは、みんななかなかの熱演でした。
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Unknown (tori)
2008-02-14 08:18:45
オーケストラと言えばまだ大友直人(指揮者)さんが20代半ばごろ、各地の小学校を廻っていた(NHK交響楽団かしら?)時に現地スタッフ(のお手伝い^^;)をしていました。今は市内の小学生(5年生)をコンサートホールに集めての無料コンサートが行われています。ふれあい…は出来ませんが、良い音楽を良い環境で…ならこれも良いかな。
150cmもない私は彼の視界に入らないかもね^^;;
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Unknown (TAMA)
2008-02-14 08:42:02
☆マリさん、
是非是非マリさんもココちゃんのバレエ動画をupしてほしい~~~!
はい、これは市民というか地域のユース・オーケストラのうち、我が家から一番近いところで活動しているオケです。たくさんあるんですよー。
学校のオケも時々ネタにしてます。あと、学校のグループで、本屋さんへ行って演奏したりとか。楽しいですよ。
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Unknown (TAMA)
2008-02-14 08:44:08
☆elmさん、
乙女な2メートル超男子(笑)

日本は大人と子どもがごちゃまぜなわりに、肝心なところで妙に断絶されている気がします。どうして?と考えるとそれはそれはいろいろな要因があって、「これ」とは言えないのですが、残念ですよね。もっと自然になれたらいいのに。
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