Y子おばちゃんの18日間

ブーの卒業式のために、はるばる地球を半周して、親族代表として出席してくれたＹ子おばちゃんが帰っていきました。がらーん

実に「お疲れ様！」な18日間。

「オレが空港でお出迎えをした。ちなみにがーちゃんが迷子になるといけないので、リーシュでつないでいる。」

金曜日の夜遅くに、文字通り山ほどのお土産と共に到着、土曜は朝から卒業式、ものすごい数の人に会って、昼はレストランで食事して、夜はブーのお友達の卒業パーティにお邪魔して、サンダーストームの洗礼を受けて。さぞかし目が回ったことでしょう。

アメリカの冷房事情で初日はすっかりやられてしまいました。私はもう、夏でも靴下を履かずに外出なんてことは絶対にしなくなっているのに、日常になりすぎて注意してあげることも忘れていました。アメリカの冷房は、ずいぶんマシになったとはいえまだ、日本と比べたら冷蔵庫です。Ｙ子おばちゃんは、卒業式の間、あまりの寒さに凍死寸前、意識を失いかけてしまいました。オットのスーツの上着と、私の羽織っていたカーディガンにくるまれてもまだ真っ青。せっかくの卒業式を存分に楽しめなかったかと思います。うぅ、ごめんなさい。

卒業式会場外で解凍されたＹ子おばちゃんとブーの記念撮影。

翌日からは、子どもたちのハイスクール、近くのショッピングモール、スーパーマーケット、一通りのお店、ブーの大学、バレエスクール、アスパラ狩りにイチゴ狩り、ダウンタウンの観光、バフェでの食べ放題、世界一大きい（と言われている）洞窟探検の観光旅行、バイクトレールにアウトレットモール、友達の家におよばれ、そして、もひとつ卒業パーティ、etc.etc.etc...連れ回すこと連れ回すこと。

あまりに多くの人に会ったので、顔と名前が一致しなくて大変だったみたい。まさかブーの彼氏のおばあちゃんにまで会うことになるなんてね(笑)。

合間合間に休息日も設けて、毎日庭仕事も手伝ってもらいました。ナメクジ退治合計で数百匹、ありがとうございました。緑の綺麗な季節でよかった。日に日に変わっていく庭の様子は楽しんでもらえたかと思います。一番印象に残ったのは「緑」だったとのこと。日本でも決して大都会に住んでいるわけではないのだけど、この美しく、手入れの行き届いた芝生がどこまでも広がる様子は、やはり印象深かったようです。それから、高校や大学の設備の豊かさにも驚いていました。

食生活は案外、日本食が多くてびっくりしたかな？でも、お料理のいい加減さや量の爆発、何よりも子どもたちが夏休みに入ってますます不規則で適当になった生活時間には目を回したことでしょう。お見送りの前日は完徹で、上海ラミー（トランプゲーム）や塊魂（ビデオゲーム）にもつきあっていただきました。

夜通しゲーム

カウンタートップが古いままのキッチンと、新しくなったキッチンと、その工事の様子、私の仕事の様子、ウーのチェロに私の伴奏で出た発表会も見てもらえました。我が家自慢のギョウザや肉まん、お肉やケーキやゼリーも食べてもらえました。もちろんリコリッシュもね。10秒と口に入れておけなかったようですが。

お客様らしい扱いもおもてなしもしなかったけれど、生活の一部を垣間見てもらえて嬉しかったです。

肉まんづくりの始まりはじまり～


ちょっとピンク濃すぎです。


このために買っておいた黒ごまを他のことに使い果たしてしまい、目は海苔で作成。


完成。

犬をこんなに間近で見たことさえなかったというＹ子おばちゃんに「オレが案内する。オレが面倒みる。」とつきまとうクッキー。心配されたものの、「なんでちか。家族でち？」と従順だったうぃるち。

しまいには、なんだか良い関係を築いてましたねぇ。

「行っちゃうの？ニホン？」
「ボクが守るでちよ。」

極めつけのお出かけはわんこ祭り。到着寸前から雨が降り始め、歩き始めると土砂降りに。見たこともないほど、たぶん今までの一生分に見た数と同じくらいの犬を一度に見て、サンダーストームでびしょびしょになり、大変だったけど、きっと忘れないでしょ？

いろいろと不自由をかけてしまったと思います。今頃はまだヒコーキの中、本当にはるばるありがとうございました。家族のみなさんによろしく！

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