合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

ペラペラって何? 子どもたちが英語を習得するまで シリーズ最終回

2006-03-15 | 昔のこと
子どもたちが英語を習得するまでの続きです。連載第1回から読んでくださる方はコチラからどうぞ。


昨日とは打って変わって



日本晴れ(ちがーう?)

キッチンの窓から。
昔はここから馬が見えたんです~


夕方以降の嵐が予報に反して大したことなかったのでくまさんも水没してませんでした。よかったねえ>くまさん


さて。ずーーーーーーーーーーーーーっと長いこと気にかかっておりました、連載モノ「家族が生活に馴染むまで」シリーズ。中でも「子どもたちが英語を習得するまで」の連載は、続きを書かなくちゃ書かなくちゃと思いつつ、1年以上も放置してしまいました。


実は書けないのには理由がある。

みなさんにもありませんか、たった今、とっても怖ろしい何かに追いかけられて逃げに逃げた記憶はあるものの、それが一体何だったのか、何故逃げることになったのか、思い出せない、そういう悪夢


そう、悪夢から目覚めた瞬間には、その記憶はまるで指のすき間から水が漏れるようにスルスルと記憶から抜け落ちていってしまう…断片を無理矢理思い出そうとするも、つじつまがどうにも合わない、ああ、もどかしい…



ということで、つまり…平たく言うとですね、


忘れちゃいました。



ごめんなさい。




ほんとにもう。悪夢だったことは覚えているんです。子どもたちが、言葉のわからないストレスでおかしくなっていったこと、私自身も思うように伸びない自分の英語力に苦しんで毎日無理矢理英語の環境に浸ろうと努力していたこと、そんな中で起きたいろいろな事件、悔しい思い、辛かったこと…カケラカケラは覚えているものの、記憶が繋がらないのです。

そんなわけで、この連載、どうやら尻切れトンボになりそうで、申し訳ありません。(「ええーっ!?」と思われた方、ご安心ください。最近オーストラリアへ移住されたパセリさんの「アデレード ライフ」にて、リアルタイムで移住記が読めます。私たち家族が通ってきた道と同じようにご家族が奮闘していらっしゃって、「ああ、こうだったなあ」としみじみ読ませて頂いています。)


ただ、そんな中にも一つ二つ、断片ながらもとどめておきたいことがあります。

一つには、こちらに来て半年くらいだったかな、ちょうど同じ頃に日本からいらした駐在の奥様にお目にかかったことがあったのです。彼女が何気なく他の人に言った一言で私はものすごいショックを受けてしまったことがありました。それは、


「うちの子、半年ですっかり英語が話せるようになっちゃって。もうペラペラなの。子どもって本当に早いのね。」


ものすごくショックでした。それは私が毎日自分に言い聞かせていた、

「”子どもはすぐペラペラ”なんて神話!ウソ!」(余談ですが、日本語で言うとところの○○神話(3歳児神話とか…)は英語でもmyth(神話)と言います。というか、英語の表現をそのまま翻訳したのかな?)


という信念を真っ向から覆すものだったから。これには悩みました。ウチの子どもたちが特殊なんだろうか、環境が悪いのだろうか、もしかしたら何かとんでもない間違いを犯したのではないか…。今思えばまったく可哀想なことですが、黙っていられなくて、家に帰って子どもたちにまで
「同じ頃に来てもう英語がペラペラになっちゃった子もいるんだって」
などとますます追いつめるようなことを言ってしまったり。本当にひどいことをしてしまいました。


でもこれ、結論から言うと単なる言葉の行き違いだったんです。


その「すっかり英語がペラペラ」という子の英語を聞く機会がそれからずいぶん後にあって、その時にわかったのですが、要するに私の想像する「すっかりペラペラ」のレベルとそのお母さんが言った「すっかりペラペラ」のレベルが全く違った、ということ。その子がペラペラならウチの子どもたちもとっくにペラペラと言ってよかったのかもしれません。でも私にはとてもとてもそんなふうに思えなかったんです。


この連載の最初のころにチラッと書き、連載その1その2あたりでいただいたコメントを通しても確信していったのですが、



「英語がペラペラって何?」



とというのが今の私にとって最大の疑問です。当時はまだ生々しくてハッキリと書けませんでしたが、英語がペラペラっていう言葉、ちょっと誤解されていませんか?

辞書に寄れば、「外国語を母国語のように使いこなすさま」というのが”ペラペラ”の定義のようです。私もそういう認識でいました。じゃあ、そのお母さんは渡米半年の自分の子どものことを本当に「母国語並みに英語が話せるようになった」と思っていたのかしらん???それはわかりませんが。


うっすらと思うに、親が全く英語を話さない親だと子どもの英語のレベルがわからず、実際は必要な英語力の1割くらいしかできていなくても
「わー、うちの子、ペラペラ」って思ってしまう。それが「子どもは早い」という事実に拍車をかけ、誤解となって広まっていくのじゃないかなあ。


確かに子どもが、「大人と比べて英語の習得が早い」のは事実だと思うのです。でもそれは、決して数ヶ月やらでネイティブレベルになる、ということではなく、

「3~4年かけてそのレベルまで達する可能性がある」


ことだと私は考えています。大人だったら3~4年でネイティブレベルなんてあり得ないですから。確かに子どもは早い。事実です。

でも、ここに大きなポイントが。

実は、そうやって親に「うちの子はすごい!もう英語がペラペラなの!」って思われている子どもはそれが大きな自信となって、実際どんどん上達していくらしいんです。逆に、ちゃんと学校の授業についていけている我が子たちをネイティブの子たちと比べて「うちはまだまだだね」なんて思いこんでいる私のような親をもつと、子どもは自信を無くしてしまうらしい。


ごもっともです。まったくもって気の毒なことをウチの子どもたちにしてしまいました。あれから4年が過ぎて、うちの家族はまだとても「英語を母国語のように使いこなす」レベルには至っていませんが、英語でものすごく困るということはもうなくなっています。「石の上にも3年」っていう言葉は伊達じゃないんだなあとしみじみ思います。昔の人は偉かったね。


覚えている断片の一つ、こちらに来て最初のスクールイヤーが終わった夏だったか次の夏だったのか、家で、フーはハリーポッターの原書を手にしました。日本では1巻が発売された年1年生か2年生の頃、2巻が出るまでに十数回も読み通したハリーポッター。その時の原書が4巻だったのか5巻だったのかも定かではないけれど、フーはなんとその分厚い原書を読み通しました。後から言うことには(何しろその時期はほとんど私たちと口を利かなかったので)

「良く最後まで読んだと思うけど、全くと言っていいほど意味はわからなかったよ。でもあれで自信がついたような気がする。」

そして、新学期から新しい学校へ通い始めた彼女はめきめきと頭角を現し、元気になってきたのでした。


なんだか尻切れトンボになってしまった連載ですが、私が一番言いたかったのは、


子どもはすぐにペラペラよね。


っていう神話に腹が立ってるぞー!ってことだったんですよ。私がここでいくら叫んだところで何も変わらないかもしれないけど、でもね。やっぱりこういうプレッシャーって当人たちとその親にはたまらないものですよ。

「ペラペラ」に至る長い道のりには落とし穴もつまずく石ころもたくさんたくさんあるし、険しくて大変なもの。それは大人だけじゃなく、子どもにとっても同じなんです、ということを少しでもわかってもらえたらこんなに嬉しいことはありません。


”ペラペラ”になる日が来るかどうかはわからないけれど、今や学校を代表する優等生に名前を連ねているブーやフーはもちろん、ちょっと出遅れていたウーも、近頃では成績表にA以外の文字を見ることが少なくなってきました。それでも、授業内容はわかるのに、その中で先生の飛ばすジョークやテレビ番組、タレントの話題、そういうものにはついていけず、やっぱりちょっと大変な思いをしているのには変わりないらしい。そんな中で本当によくがんばっていると、つくづく子どもたちを尊敬してしまう今日この頃なのです。


母?母も先日、ようやく英語の本(大人向け)を一冊、初めて最初から最後まで読み終えて階段を一段上がったなあ、と一息ついております。いつのまにかすっかり子どもたちには抜かされちゃったけど、まだまだボキャブラリーでは負けませんよー。がんばらなくちゃね。

かあさまもたいへんだったのねー。わたしもこのいえにきたときはたいへんだったのよー。いまではちゃんといばらきべんがはなせるのよー。


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42 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (TAMA)
2006-03-20 00:53:16
★ういんちるさん、
事件は同じくらい起きてるのにねえ(笑)。やっぱり我が家は日本人ネットワークから漏れていたってことも大きいと思うよ。いざとなったら通訳を頼める人とかいなかったし。
楽しいのが一番じゃないかあ!今はやっと我が家もういんちる家に追いついてきた、かな?
返信する
Unknown (ういんちる)
2006-03-19 13:41:46
私、つくづく思うんだけれど。
あたしって、TAMAさんと同じような年の子供をつれて、
同じ国に移住しているんだよね?って。
「悪夢」と言えるほどの経験は一度もないよぅ。
1号は相変わらず、いつも楽しそうだしなあ。
やっぱり、親子ともどもなにも考えていない、
お気楽体質なんだろうか?
心配になってきた。

だけど、連載終わりなのねえ~。
がっくし。
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-18 03:24:06
★lizzycoさん、
あああああ、すみません、こちらこそ。ついつい。
しかし、限界を設けない方がやる気の出るリジィ子さんと、限界を設けた方がやる気の出る私、全然違っておもしろいもんですねー。
返信する
Unknown (lizzyco)
2006-03-17 14:59:35
すみません、すみません。
別にargumentをしようと思ってコメントしたのではありません。
TAMAさんがおっしゃる事もそうだと思いますし、ただ私が日々
感じている事を書いただけなんですけど。
悪かったです。すみませんでした。
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-17 04:12:06
★lizzycoさん、
あ、やっぱり書き方が悪かったかも。ホラ、日本語ネイティブを何十年もやっていてさえ、こういう微妙な話題をタイムラグのある中で論じていると誤解が起こるように、そういう意味で、私は英語が母語に追いつくことはないだろうなあと思うの。

それと、私が書いた「限界がある」というのは学問的なことではなくて、あくまでも文化を含んだ言語環境の限界、というような意味だったんですが、やっぱり難しいわ。

例えばね。私はまだ本当に日本語を母国語レベルまで高めた外国人という人を知らないのです。日本語って特に新しい表現や言葉が現れては消えていく言葉でしょう?最近で言うと「モニョる」とか、ちょっと前だと「ドン引き」っていうのなんかもそうだけど、日本で育った日本人だと、それを学問的に「オノマトペの動詞化した形の流行語だな」なんて理解してから使う人はいなくてなんとなくわかるじゃないですか。私が言った限界っていうのはそういう卑近なレベルでの限界、みたいなことだったのでそれはやっぱり学問することによっては身に付かないものなんだと思うんだけど…。違うかな。

でね、それを前提として勧めると、私はそこはもうスパっと限界を引いて諦めちゃっても良い、というか、諦めちゃうしかないんだろうな、と思うのです。

ただ、何度もしつこく書いてるけど、それと学問する英語とは別ですよー。やっぱりそういう意味では限界なんて全然ないし、できるところまで伸びていきたいなあ、とは思うもの。(その前に日本語なんとかしろって感じですけどね(爆))
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Unknown (lizzyco)
2006-03-17 01:10:26
そうですね、家だけで学習するとなると、やっぱりそれには限界
があるなぁ、と私も思います。だって、日本語を一切排除するな
んて事、できないですし、したくないものねぇー。
でも、例えば、大学へ行ったりすると、その限界の感覚は大きく
延びますよ。やってもやってもやっても次次と苦しい事が出て来
るのです。しかも、自分の取ってるクラスは下の方でしょう?一
体次のクラスには何が待ってるのぉー、とセメスターが終る頃に
は英語で考えています。それを2、3年やったら、と思うと自ら
限界を作りたくはないし、もっと上へ上がれるんじゃんないか、
と私は思ってしまったのです。
それに、ある知人がいつでも、その方の場合は発音だったのです
けど、「ネイティブになれる訳がない」と公言していました。ア
メリカで大学も出て、別に意思の疎通に問題もないのですけど、
私が見ても「ひどい発音だ」と思う位に独特なアクセントがある
方でした。で、その人を見ていて、自分で早めに限界を定めてし
まうとこうなってしまうのかな、みたいな。もちろん、一生懸命
にやってこうだった、という事でもあるのだと思うのですけど。
だけど、学校にアクセントを少なくするクラスだとかあるのを見
ると、人間、最後まで諦めたらあかんのやな、とも思ったりする
のでした。つまりは、ああで終りたくない、と思っている所から
私の限界論は成り立っているのかもしれません。
とは言え、今はなっんにもしてませんけどねぇ。いっくら本読ん
でも、言葉なんて話せないのよっ!と自分に言い聞かせてます。
ああ、だけど、今は我慢、我慢、我慢の時なのです。
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-16 22:22:12
★africaさん、
ダメだよー、africaさんがそんなこと言っちゃ。
くーま君こそ、私の理想とする教育を受けていると常々憧れているというのに。私もくーま家の子どもに生まれたかったよ(おいっ)。
くーま君は勉強嫌いじゃなくて、「勉強のふり」が嫌いなんじゃないのかなあ。だってあんなに知的好奇心が旺盛なのに。
私は幼児に読み書きの勉強は一切必要ないという信念の持ち主なので、今のくーま君が机に向かうのを嫌がるというのはものすごく真っ当だと思う。でもね、もしどうしても興味を持たせたいっ、ということであれば簡単。禁止すればヨイのですよ(笑)。

でもやっぱり今はお話しをたくさん聞かせて想像力をうんと養ったり、生きた経験を(それこそくーま君がたくさんさせてもらっているような)いっぱいして土台をしっかり築いて欲しいなあ。
ヨットで航海なんて最高の「教材」じゃない?うちもそういう経験させたかったよ。せいぜいカヌーだったけど、あれで死ぬんじゃないかと怯えた経験もさせて本当に良かったと思ってるし。
ウチの子どもたち、日本のテスト一本槍な評価だったらここまで良い成績が取れていたか、疑問です。発想力とか、やり遂げる底力とか、そういうのが評価されるから、やっぱり幼児期にみっちり鍛えておいたのは良かったんだろうなあと思ってます。
ということで、くーま君、理想的な育ち方よー。
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-16 22:12:50
★パセリさん、
記憶力悪すぎで有名な私なのですが…(社宅では面と向かって「いつになったらウチの息子の名前を覚えるの?記憶力悪すぎ!」と面と向かって罵られたこともありまする(涙))何故か印象強かったんでしょうねえ。マリさんのところには移住したい人たちが押し寄せていましたが、みなさん次々に実現されてますね。
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-16 22:10:19
★結さん、
うわーん、耳が痛いです。今回もリンク貼るために過去ログ引っ張り出して来て読むうちに「校正したいっ」と思うところが山ほど…。文章って本当に侮れませんね。
二つの言語を楽しむ、領域に入っているのは今のところ真ん中のフーだけみたいですが、確かに
>>両方を習得することで感度が高まる効果
あると思います。羨ましいなあ。
返信する
Unknown (africa)
2006-03-16 18:43:53
最終回なのかぁ・・・残念。
思えばTAMAさんのblogにきたのも、この話題からだったなぁ(しみじみ)
でも、子供達が根を下ろし始めたからだもんね。
おめでとっ。
子供達三人が優秀なんて、すごいっ。どうやったら、勉強に興味を持ってくれるか、今度はblogに海外での教育方法を書き綴って下され~。
うちの子、勉強嫌いみたいなんだよね・・・(溜息)
「努力」も嫌い。来年から小学校なのに、まだスペイン語は圧倒的ボキャ乏しいし。日本語は読み書きに興味もってくれないし(と、この場を借りてぼやいたりして)。
TAMAさんには教えて頂きたいことたくさんあるよー。
過去を振り返って、使ってきた教材や、教えたり努力したこと、書いてー(願)
返信する
Unknown (パセリ)
2006-03-16 16:13:55
TAMAさん、記憶力良すぎですよ~。
覚えていてくださったなんて。ウルウル・・・
そうなんです。あの頃から、いつかアデレードに、もとい、オーストラリアに住むぞ~~~って叫んでましたよね(笑)

そうなんです、マリさん宅でKAZUさんとお子さま二人にも、お会いしていたのでした。
返信する
Unknown ()
2006-03-16 15:27:30
私は文章で技術を表現する仕事をしているのですが、この仕事で痛感するのは、正確な日本語を書いたり話したりしている人は少ないし、不正確であることを認識できる人も少ないということです。いくら長く言語に接していても、その言語に対する熱心さ敏感さなどが欠けていれば結局ネイティブでも低レベルで頭打ちの実力になってしまうはずです。逆に言えばバイリンガルで両言語ともネイティブ以上ということも十分に可能だと思いますよ。お子さんたちには、勉強とは思わずに、2つの言語を思いっきり楽しんでほしいと思います。両方を習得することで感度が高まる効果もあると思いますしね。
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Unknown (TAMA)
2006-03-16 13:26:08
★darariさん、
うを!darariさんちにコメントして戻ってきたらこちらへdarariさんのコメントが。うれしいよーん。
いやー、覚えてますって。衝撃的だったから。
それにしてもdarariさんみたいにしなやかなバイリンガルになってくれたらおかーさんはもう何も言うことはないのだが>子どもたち
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-16 13:24:33
★lizzycoさん、
このことに関してはたぶん私はちょっと考えが違っているのか、「学習には限界がある」と思ってしまうのですよ。もちろん無駄と言っているのではないのよー。ただね、私たちが今まで日本語で読んできた活字の量、耳に入ってきた日本語の量、観てきたテレビの…と考えていくと、「学習」の限界を私はどうしても感じてしまうなあ。今から日本語を一切捨てて英語に切り替えたらあるいはイケるかもしれないけど、そういう気はないし。そういう意味ではネイティブには追いつけないと思う。

だからといって諦めるのではなく、別の目標、例えばバイリンガルとしての完璧を目指す、と言ったところをうまくもっていければいいんですけどね。できることなら人生二度やって、今度は英語圏で生まれ、英語の歌やリズムの中で育ってみたいと思います(笑)。
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-16 13:19:48
★こうじるさん、
長いの、読んでくださったんですねー、貴重なお昼休みに。
やはりどこの家でも同じでしょうが、環境の激減に言語まで変わるともうめっちゃくちゃになりますね。今だから笑えるけど。また私が子どもを追いつめるタイプだったから余計に可哀想なことをしてしまいました。上手にやれればよかったんですが…。

アフリカのトイレの話はさもありなん、という感じですが、たぶん、その「トイレ」はバスルームのことで、シャワーやお風呂も含んでいたんでしょう(笑)。それにしてもありがち。もっとも、今、うちの子どもたちの部屋もそんなもんですよ。
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Unknown (TAMA)
2006-03-16 13:16:40
★パセリさん、
え?もしかしてリアルKAZU氏にお会いになっている?
マリさんのところの3代くらい昔の掲示板(常連になるとキャラが変わる)にいらっしゃった頃から覚えてます。あのパセリさんだったのですねえ。念願の移住、叶ってよかったですね。
返信する
Unknown (darari)
2006-03-16 13:14:06
>御悪友(笑)に悪い言葉を教えられて大変な目に遭われたり
>なさったのですよね。

あ、すごい、TAMAさんが覚えていてくださったことに感動しま
した。はじめてwindchillさんのところへ書き込みした時にTAMA
さんに頂いたコメントですよね~。ありがとうございます♪
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-16 13:12:12
★ヘンドンさん、
両親がアメリカ人でアメリカで生まれ育ったクラスメートは英語の本やテレビだけに接して今もどんどん英語の知識を深めているんですもん、そりゃ追いつけませんよねえ。道は長く険しいです。はあ~~~~~。しかも、歳を取ってボケてくると、それまで普通に話していた第二言語を綺麗に忘れてしまうことが多いというじゃないですか。報われないですね。
返信する
Unknown (lizzyco)
2006-03-16 11:26:39
英語習得・・・住む場所にもよるなぁ、とここに来て思いまし
た。うちの子供達がここに引っ越して来て最初に白人の子供に言
われたのは、「お前、日本人なのに英語めっちゃ上手いなぁ」で
した。ユタでは日本語話す機会なんかなかったから、選択肢無し
で英語が上達するしかなかった。日本人の子供から言われたの
は、「お前、何にも日本語の事しらねぇなぁー」でした。子供は
そんな感じです。
私は、自分のブログに何度も書いているので、割愛します。
旦那は、私から言わせると、ペラペラです。ネイティブには生ま
れた時からアメリカに住っていたと真剣に信じられていて、日本
から来た、と言うと驚嘆されます。16歳からアメリカの日本人
等一人もおらん場所に留学していて、通算彼の滞米年数は今年で
16年にもなるのだから、当然かとも思います。ですが、本人は
「僕の英語はまだまだなんだ」と言ってます。それを聞く度、私
は自分の英語を思って、暗ーーーくて冷たーーーい奈落の海の底
へ堕ちて行ってるような気持ちになります。
でも、大人になってから英語の勉強を始めて、それを習得出来な
いとはやっぱり思いたくないな、と思うのです。もちろん、母国
語の影響が強いから発音はなかなかネイティブ並という感じには
行かないとは思うのですけど、グラマー、イディオム、言い回し
は自分次第でかなり完璧に近く習得できるのではないかしら?
と、そう思わないとその先の努力が、モティベイションが上がら
ずに終わってしまう・・・そんな焦りさえ感じてしまいます。
返信する
Unknown (こうじる)
2006-03-16 10:23:56
TAMAさん、こんにちは。

昼休みに読ませて頂きました。で、涙出ちゃって…
ほんと環境が変わるだけでも大変なのに、言葉までも違ってしまうんですものね。TAMAさん一家凄い!!!でもって、うちのこれからの英語教育撃沈…いままで通り、セサミ見せておくくらいにしときますか

そういえば、うちの親戚にそういう一家がいました。うちの母の弟は仕事がら、家族で海外生活をしています。フランス語圏内で世界中を回っているのですが、子供達が学校で英語、ドイツ語も使うらしく大変そうでした。おねぇちゃんは、日本で産まれて2ヵ月でフランスに行ったのですが、フランスで産まれた弟くん。それでも大変そうでした。
フランス・アフリカ・ベルギー・スイス・日本。生活環境の違いに毎回大変そうでした。でも、一番日本での話が笑えました。私に、【アフリカのトイレより、僕の部屋は狭いんだよ…】と。私は大笑いでしましたよ!
返信する
Unknown (パセリ)
2006-03-16 08:03:08
そうなんです、今さら・・・ですが。
マリさんのところで、KYOさんの夫さんにもお会いしていたりするんですよ・・・・
ブログの楽天ではすでにパセリで登録している人がいるようで、パセリでは語れませんでした~(涙、って大げさな)
返信する
Unknown (ヘンドン)
2006-03-16 03:28:45
英語を習得するまで・・・これは本当に長い道のりだと思いますよ~。うちの子たちで7年目。表面的にはネイティブと変わらないように話したり、学校の成績もそれなりにとれたりはするけど、所詮セミリンガル。幼いときからの環境が英語であったわけでなく、当然両親は生粋の(笑)日本人なのに、パーフェクトな英語がそんなにすんなりと習得されるわけはないです・・・(^_^;)
むしろどちらの習慣も生活も中途半端なので、これから先きっとどちらに住んでも苦労するんじゃないかと思います。
当然親の英語となると・・・ヒュー(北風)って感じだし。唯一子どもを接点にして英語環境とつながってるだけの私などはいつまでたってもはったり英語しかできませんわ・・・(苦笑)
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-16 00:45:19
★パセリさん、
パセリさん、今さらですが何年も前からマリさんのところでお話しさせていただいていたあのパセリさんだったんですね!←何を今さら>私
リンクありがとうございました~。オーストラリア旅行記は…写真だけでもupしましょうかね(^^;)。
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-16 00:08:40
★darariさん、
確か御悪友(笑)に悪い言葉を教えられて大変な目に遭われたりなさったのですよね。
それはともかく、やっぱり子どもって大変です。大人にはいくらでも逃げ場があるけれど、子どもはもう向かい合うしかないですもんね。うちはやはり7歳で渡米した一番下が一番苦労してるかも。男の子だからというのも多少あるかもしれないけれど、やはり個人差かな。
クッキーったら犬のくせに鼻の下が伸びるの。うれしいと。やーねえ。
返信する
Unknown (パセリ)
2006-03-15 20:31:15
ブログを紹介してくださってありがとうございます。
さすがTAMAさん、人気ブログです。カウンターがものすごい勢いで上がっているので、びっくりしました~~。
事後報告ですみません。リンクさせていただきました。
今後ともよろしくお願いします。
ぜひ、オーストラリア旅行記を!(しつこいって!?)
返信する
Unknown (darari)
2006-03-15 14:14:14
うちの兄妹、3人の中では7歳で渡米した妹が比較的すぐにぺら
ぺらになったんです。一番遅かったのは15歳で渡米した兄でし
た。なぜかなぁと思っていたら、やっぱり会話の難しさに違いが
あるからなんですよね。
私も4年住んで、ぺら、ぐらいになったと思っていたら大人に
なったらそれは甘かったと思い知りました。中学生レベルのペラ
は大人には通用しなかったです。

TAMAさんちのご苦労された話を読むと、やっぱり20年以上たっ
た今でも、渡米当初なーんにも解らなくて苦労した記憶が戻って
きます。今は笑い話ですけどね・・・。

ちょっと前の記事のささみジャーキーをもらって微笑むクッキー
兄のスマイルにノックアウトです。本当に幸せそう♪
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-15 13:09:00
★パセリさん、
ご快諾ありがとうございました。記事中にリンクさせていただきました。
えっ!オーストラリア旅行記…( ̄▽ ̄;)
KYOさまが「私の記憶違いじゃった」と折れてくださればいいんですけどねえ(ばきっ)
返信する
Unknown (パセリ)
2006-03-15 12:22:27
ありがとうございます。私のつたないブログで良かったら、ぜひ!!!!
それから、オーストラリア旅行記をとっても楽しみにしている一人なんですが・・・
KYOさんとの掛け合いがおもしろくって。
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-15 12:18:53
★こうじるさん、
そうなんです。厳しいようですが、日本にいながら幼児に英語を…というのは無理があるような気がします。セサミ・ストリートなんかではダメなのかな?
驚かれたとのことですが、そうなんです。これが現実なのよ~!学研の雑誌なんかでもまことしやかに「子どもは外国に行けばその国の言葉が話せるようになるんだよ」なんて書かれてるんで誤解しちゃいますよね。良かったら是非連載第一回から読んでみてくださいね。
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-15 12:15:26
★結さん、
「算数だけは」って日本人の子どものお約束ですね。こちらでも算数を能力別のクラスにしてみたら一クラスに日本人が10人も固まってしまった、なんてことがありました。
ほぷちゃんはバイリンガルですよん。
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-15 12:13:56
★jeyjeyさん、
そうですかあ、jeyjeyさんのところでさえそうなんですね。なんだか心強い!
お子さんにハゲができたなんて、笑い事じゃないですよね。うちはチックで一時期大変だったし。
ご主人、是非日本語ペラペラ道をきわめてください。
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-15 12:12:01
★たいゆうさん、
ごめんなさーい。私も気にかかってはいたのですが引き延ばしちゃって。ちなみにオーストラリアの連載もあれから先、KYOさまと私の記憶が食い違っていてよくわからなくなっちゃってるんです。どうしましょ。
私も家族に怒鳴り散らしてますよー。一番出来てないのは自分なんですが。
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-15 12:10:38
★ウルトラQの母@M79星雲さん、
うんうん、手放しで褒めることによって子どもに自信がつく、というのはあるようです。でもね。実際「見えて」しまっている親が無理矢理ウソついて「あなたはすごい」って言ってもコドモに見抜かれるような気がするのね。やっぱり仕方なかったのよ、そう思う。

私よりも何歳か年上で、小学校低学年の頃にこちらへ来てずっと住んでいる方がいらっしゃるのだけど、彼女もずーーーーーーーっと自分の英語はダメだと思っていたんですって。こちらで小学校から大学までずっと暮らして、アメリカ人と結婚して、子どもが産まれて、その子たちがティーンネイジャーになった最近、ようやくふと「私の英語ってそんなにひどくないんじゃないか」って思えるようになったんだそうです。
もちろん私なんかから見たら彼女の英語は完璧にネイティブのものなんですけれども。
言語っていうのはそれだけ奥が深いものなんだと思います。思えば日本語ネイティブの中にもいろいろなレベルがあるわけだし(笑)。
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-15 12:06:11
★パセリさん、
海外帰国子女財団のHPによると、現地の子の成績に追いつくのに平均で4年くらいかかるらしいです。
今4年が過ぎてから振り返るとあっという間だけど、最初の頃はひたすら焦りますよね。

ところで、記事中にパセリさんのブログ、紹介させていただいて良いでしょうか~?
返信する
Unknown (TAMA)
2006-03-15 11:59:42
★PITCHさん、
あの頃は大変でしたよね…。PITCHさんのところってうちよりも早かったんでしたっけ。
私は最初の学校には良い印象がありません。子どもたちに至っては本当に覚えていないみたいで…ただ、長女なんかは「貴重な半年を無駄にした」という思いがあるようです。
辛かったですね。
返信する
Unknown (こうじる)
2006-03-15 10:12:00
旅行以外日本にしか住んだことがありませんが、最近、子供達が、保育園の英語教室で少しですが、お勉強を始めました。

以前の保育園が、横田のベースに近かったので、二人共生後2ヵ月から、ベースの子達と遊んだり、話したり。(レベルは幼児なんでわかりませんが、その子達のパパママともなんかコミュニケーションとっていました)先生もハーフの先生もいらしたので。

そんな環境の中、絵本など頂いていたので、英語の幼児本が沢山あります。読んでと良く言われるのですが、ジャングリッシュで読んであげて、いいのか不安です。かっといって、どこかいい処ないか〜なんて探していますが、う〜ん。てな感じで。

海外にいかれると、子供はそれほど苦もなく習得できるのだと思っていました。凄く驚きました。大変だったのですね。そして、日本にいながらは、もっと困難なのだなと確信しました(^^;
返信する
Unknown ()
2006-03-15 09:53:20
私と姉は1年間だけの仏滞在でしたが、姉はかなりがんばってました。私は算数だけはついて行けて、仏語の時間は完全なるお荷物でした。ウーくん、ねーちゃんたちに負けるなー。

「茨城弁を話せるほぷちゃん」に笑いました。コマンドも茨城なまりでないと通じないとか?
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Unknown (jeyjey)
2006-03-15 09:51:40
英語がペラペラ、これはほんと人によって違いますよね
ちなみに、私たちがまだ日本にいたとき、主人のお母さんが電話してきて出た主人が「もしもし、○○です、どちらさまですか」といっただけで、主人の母「あんた日本語ペラペラだわ」といってましたよ

うちの子供も小さかったけど、アメリカに来たときは英語がしゃべれなくてストレスでハゲができました
子供は平気ってことないですよね~

でも、やはり大人以上に、習得、発音はいいですよね
わたしなんて、いまだに発音が平らだから、やたら身ぶり手振りも添えて話してます
アメリカ人以上にジェスチャーがすごくて、めちゃめちゃあやしいです~
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Unknown (たいゆう)
2006-03-15 09:15:57
とてもとても、連載、気になっていました。でも思いだしたくない悪夢、思い出せない悪夢、なんとなく解ります。
生活環境がガラリと変わって口に出すことも、自動制御が掛かってしまうくらい大変な苦労だったのですね。お子さんたちを支えているTAMAさんも素晴しい母親だと尊敬します。(私は毎日怒鳴り散らすばかりの母親ですから、尚更です。)

ブーちゃん、フーちゃん、ウーくん、優等生だなんて凄いです。
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Unknown (ウルトラQの母@M79星雲)
2006-03-15 09:13:28
言えるかも。

「うちの子ペラペラなのぉ」っていう親の子の方が子どもが自信を持つっていうの。私ももっと、「Q、すごーい!」って誉めてやればよかったなー。うちは2年で帰って来ちゃったからコンプレックスだけが残っちゃって。(>だいぶ克服されつつありますが)

「ペラペラ」って、基本的には大人にはあり得ないのかもなーと思ったりします。「自分よりしゃべれる人を見て」「ペラペラ」って思ってるだけで。(>つまり、自分より上手ってことは分かっても、「どれくらい」を判別する能力がない。だって、自分の能力を超えた「分からない」の世界だからさ)

大人の場合、少なくともかなり長期に外国に住んでないと無理だろうし、しかも、ただ住んでるだけじゃダメで、「意識的」に英語に前向きに住んでいないと・・・。

私は2年だけだったし、大学院での留学だったからやっぱり「ペラペラ」とは程遠いです。

でもさ、子どもも「出来ない大人」から見ると「ペラペラ」だけど、本人の意識はそうでもなかったりするのかもね。私の友人、子どもの頃イギリスに5年くらい住んでたけど、「やっぱり思うようにはしゃべれなかった」と言ってる。

彼はその後社会人になって会社からMBA留学(>アメリカ)して、イギリスにも仕事で5年くらい駐在して、私から見ると「ペラペラ」なんだけれど、本人はいまだに「思うようにはしゃべれない」と言っています。
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Unknown (パセリ)
2006-03-15 08:30:09
そうなんですよね~
「子どもは早いから」
って必ず言われるんですよね。
でも、子どもの性格にもよると思うし、年齢にもよると思うし、しんどいところです。
3~4年でネイティブレベルに近づけるという部分を読んで、ホッとしました。
それぐらいのスパンで見ていけば良いんだ~、と。
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Unknown (PITCH)
2006-03-15 07:06:21
一番乗りーかな。

悪夢…って少し分かります。
うちの場合はまだ1年生だったので、授業の英語のレベルも低かったと思うのですが、それでも泣きながら毎晩英語の勉強をしました。その頃のことを思い出すと本当に胸が痛みます。
その後転校して、もう一度1年生をやり直したんですが、救われるのは、うちの息子、最初の学校が好きで、今でもなつかしいって言ってくれることです。私はもうあまり思い出したくないですが。
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