連休最終日の昨日
あまり天気がいいので
混んでると思いつつ、鎌倉まで行ってきました
この日は、風も止んで、サーファーがたくさん
出だしが遅かったので、七里ガ浜のは満車
そこで、もっと先の、稲村ケ崎のに
そこから、パーク&ライド で江ノ電に乗り
長谷で下車して、ハイキングしながら
鎌倉へと向かいました
そのお話は、また後日
由比ガ浜からまっすぐに伸びる若宮大路をのんびり歩いていると
桜の枝もほんのりピンク色になってます
よ~く見ると、ちらほらと咲きだしているものも♪
いよいよ春本番かな
そして、お正月のような混雑の鶴岡八幡宮に到着
3月10日に倒れた あの大銀杏も見て来ました
倒れた時は、もう駄目だみたいなことを言われていたけど
倒れた幹を移植してありました
再生する可能性は、90%らしい
春の芽ぶきのこの時期、きっと再び生まれ変わることを願って
ちょっと違うかもしれないけれど
子どもの頃に聞いた
「葉っぱのフレディ」
というお話を思い出していました
春はとっくに すぎました
夏もとうとう すぎました。
葉っぱのフレディは、 もうすっかり 大きくなっていました。
からだはつよくて たくましく、 五つにわかれた葉っぱのさきは、
ぴんととがって しゃんとしていました。
フレディが生まれたのは 春でした。 背高のっぽの大木の
てっぺん近くの大ぶりの枝に かわいい新芽を のぞかせました。
フレディのまわりには、 数えきれないほど たくさんの葉っぱが
しげっていました。
「みんな ぼくとそっくりだね」
そう思っていたフレディは、 まもなく 気づきました。
おなじ木から 生まれてきたのに、
みんなそれぞれ どこかが ちがっているのです。
となりにいるのは アルフレッド。 右にいるのは ベン。
そして 上にいるのは
かわいい葉っぱの クレアです。
みんないっしょに 大きくなりました。
春は そよ風にさそわれて みんなでダンスをおどり、
夏は おそろいで のんびり ひなたぼっこにふけり、
夕立がくると、 みんなでいっせいに からだを洗って、
すっきり しゃっきり さわやか気分で 涼みました。
~中略~
そのときダニエルは、 こう教えてくれたんだ。
「生きたあかしを しめすことだよ。
自分がこの世に生まれて 今ここにいることには
ちゃんとした意味があるんだなって、
そう思えるような 生きたあかしをね」、と。
そしてダニエルは さらにつづけて こういったんだ。
「なにか ほかの人のやくに立つようなことをして
よろこんでもらえるのは、 生きたあかしになるんだよ。
~中略~
明け方に 風がふいて、 フレディはとうとう
枝から引きはなされて しまいました。
でも、 フレディは
ぜんぜん いたくはなかったのです。
フレディには、 自分のからだが すーっとういて、
それから ゆっくり ふわーっと 下に落ちていくのが
自分でもわかりました。
落ちるとちゅうで フレディははじめて見たのです。
自分が生まれそだった木の、 そのまるごとの姿を。
なんとつよくて 丈夫そうなのでしょう。
「これならきっと、 うんと長生きしてくれるぞ」
フレディは そう思いました。 そして、
「ぼくはやっぱり この木の一部分だったんだ」
そうわかると、 誇らしく思えてきたのでした。
フレディが舞い落ちた先は、 雪だまりの上でした。
そこは なぜだかやわらかくて、ぬくもりすら
感じられました。 こんなに居ごこちのいいところは、
はじめてでした。
フレディは 目をとじると、
永遠の眠りにつきました。
ところでフレディは、 冬のあとには春がきて、
雪がとけると水になるなんて、 ちっとも知らなかったのでした。
また、 まったくの役立たずのようにみえる 自分のひからびた
からだでも、 やがては土にかえって 水にとけ、
自分が生まれそだったあの木を いっそうじょうぶにさせる
役目をはたすのに、 そんなことも フレディはまったく
知りませんでした。
ましてや、 自分がいた木や 地面の中では、
春になったら 若葉をいっぱい芽ぶかせる準備が
すっかりととのっていて、 冬の間じゅう
じっと静かに出番をまっていたなんて、
フレディには とてもわかりっこなかったのでした。