週刊少年サンデー 感想

週刊少年サンデー 2009年51号 感想


ハヤテ

　深刻な話になって来たな。
　石を奪われなくても、数日でアテネは違う何者かになってしまうのか。
　とは言っても、伊澄が口にした通り、何か他の選択肢があるんだろうな。

　個人的には、決断を迫っておいて、後から都合の良い選択肢が見つかる展開は好きではない。
　大団円自体は否定しないけど、読んで納得のいく展開となる事に期待する。


　それはそうと、第１話のサンタって、ホントに三千院帝だったのか？




マギ

　煌帝国の駐屯地に戻ろうとした練白瑛を待ち構えていたのは、軍隊を率いた呂斎だった。

　呂斎に率いられた兵隊は、全て彼の直属の部下。
　対する練白瑛の味方は青舜だけとあって、呂斎はもう自らの企みを隠そうともしない。
　だが、剣を向けた呂斎に対し、練白瑛はまるで動じた様子を見せなかった。



　意外とキツイ事も言うんだな、練白瑛。
　呂斎を見下し、蔑む、その目が良い。

　一方、一度は見直した呂斎だったけど、このセリフで再度認識を改めた。
　戦争が好きだから暗躍しているような事を言っていたのに、その実は単なる権力欲だったのか。
　いや、将軍より上を目指す野心もないみたいなので、権力欲というよりは嫉妬だな。小物め。




　襲い掛かる兵士たちに対し、青舜は「ジンの眷属器」の『双月剣』を手に、練白瑛はジンの金属器から風の巨人“パイモン”を呼び出して戦う。

　練白瑛の金属器にいるジンは“パイモン”という名前か。
　調べてみたら、ソロモン72柱の序列９番目だから、練白瑛が攻略したのは第９迷宮かな？
　アリババの攻略した、第７迷宮「アモン」と、どっちが難易度が高かったんだろう？


　迷宮ダンジョン攻略者として、圧倒的な力を見せる練白瑛たち。
　だが、練白瑛が迷宮攻略者だと知る呂斎には、一つの策があった。


　敵部隊を壊滅寸前にまで追い込み、青舜は呂斎にチェックをかける。
　しかし、呂斎は、練白瑛たちが蹴散らした数より、もっと多くの伏兵を用意していたのだった。
　最初にいたのが全軍だと思い込み、魔力マゴイを使い切ってしまった練白瑛は、呂斎に敗北した。



　まさか、ここで練白瑛が負けるとは思わなかったな。
　敗因は伏兵の可能性を考えなかった事というより、呂斎に従う兵士の数を見誤った事か。
　第一皇女なのに、こんなに大勢に裏切られる練白瑛って、人の上に立つ器じゃないのでは……。
　なお、練白瑛には、本国に練白龍という大事な弟がいるらしい。


　呂斎に捕らえられ、処刑されかけた練白瑛だったが、そこにアラジン＆ウーゴくん登場。
　剣を振り上げ、勝ち誇っていた呂斎を、背後からプチッと潰してみせた。
　あとは、アラジンたちが呂斎たちを倒して、ちょっと後日談やったら、草原編は終わりそうだ。


　ところで、今回登場した「ジンの眷属器」って何ぞや？
　アラジンの持っている魔法のターバンが、この「ジンの眷属器」？　それとも別物？




ケンイチ

　まさか、刹那丸（刀）のために、陽炎が“闇”を裏切るのか？
　この作品ならではの展開だな。




神知る

　新章開始。

　次の攻略対象は将棋少女か。
　県大会２連覇の将棋部主将に圧勝していたけど、強さの基準がよく分からん。

　将棋部主将は、奨励会の人間にも勝った事あるといっていたけど、奨励会もピンキリだったよね。
　え～と、調べてみたら、奨励会６級で、アマ三段～五段程度の実力に相当なのか。

　……何か、「奨励会の人間にも勝った事ある」って、あまり大した事なくね？
　確か、僕の父はそのくらいの段位だけど、よくネット将棋をやって負けているし。


　もっとも、少なくとも、僕が太刀打ち出来るレベルじゃないな。
　もし、攻略条件が、将棋で勝つ事だったら、流石の桂馬でもどうしようもないんじゃ？
　いや、でも、桂馬はゲームの達人だったから、もしかして将棋も「神」レベル？

　それと、将棋少女が探しているのは、天理なのかな？
　もし天理が将棋の天才なのだとしたら、ちょっと意外だ。
　あ、天理じゃなくて、ディアナが得意という可能性もあるな。その方が納得がいく。




はじあく

　正義の味方として認められると、給与が入って来るのか。
　誰が払っているんだ、その給与？　税金から出ているのか？

　文化祭の話は伏線だったんだな。
　一番張り切って準備していたのに、本番で寝過ごしてしまったジローが可哀想だった。
　ジローと踊るため、キャンプファイアが始まると同時に、起こしに来たキョーコは可愛い。




金剛番長

　お前達、なぜ漢字の形にーーーっ！？


　こっちが聞きたいわ。
　思わせぶりな登場しておいてのこのオチに吹いた。
　敵の名前は「外道番長」なのか？