週刊少年サンデー 感想

週刊少年サンデー 2011年45号 感想


マギ

　シンドバッドによると、「さすらいのマギ」はユナン、「レームのマギ」はシェヘラザードというそうだ。

　ユナンが、世界中で「迷宮ダンジョン」を生み出し続けてる、その真意は不明。
　どの国にも王にも付かず、ユナンは一人世界を彷徨っているのだとか。

　だが、シンドバッドにとって謎なのは、そのユナンよりも、シェヘラザードの方らしい。
　シェヘラザードは、200年間もレーム帝国を支え続けている巫女で、「生ける伝説」。
　確証こそないものの、その功績からシンドバッドたちは「マギ」だと考えているのだと言う。


　あれ、シェヘラザードは、「マギ」と決まった訳じゃないんだ。
　ジュダルは、いつの時代も「マギ」は３人だと言っていたから、もしかしたら偽物かもね。
　いや、シェヘラザード自身が「マギ」を名乗った訳じゃないから、偽物呼ばわりはおかしいけどさ。


　シンドバッドは、「マギ」の事を語り終えると、アラジンにこう言った。

「レームへ行ってくれないか？」
「我がシンドリア王国のマギ・・・・・・・・・・・・として。」



　しかし、アラジンは「シンドリア王国の」という部分をキッパリと否定した。
　アラジンって、こんな顔して、意外とガード堅いよね。

　シンドバッドは、アラジンの返答を笑って肯定しながらも、「考えてくれ」と言って、去って行った。
　アラジンとシンドバッド、この二人の腹の探り合いは、意外と面白い。
　何となくだけど、アラジンって将来、シンドバッドみたいになりそうな気がするんだよな。女好きだし。



　次にシンドバッドは、ジャーファルの協力で一人になっていた練紅玉に声を掛けた。
　元々シンドバッドが好きだった姫君は、アラジンとは違って簡単に落ちた様だ。
　と言っても、シンドリアと煌帝国が戦争になった時、姫君がどう動くかは未知数だが。


　「取れる札は全て取る」、そう口にするシンドバッドに、ジャーファルはこんな事を言った。



「あなたはいろんなものを得すぎて………
　あなたの望まぬものに変わってしまいました。」



「でも……　これが、あなたが選んだ道だ！
　変わることも必然、前に進むしかありません！


　成程ね。
　シンドバッドは、そういうキャラなのか。

　この先、シンドバッドは、どういう役割を担うんだろう？
　僕の頭に浮かんだのは、アバン先生ルート、カシュー王ルート、鳳暁生ルート……。



　シンドバッドが、次に取りに行った「札」は、練白龍。

　シンドバッドは、白龍への助力を前向きに考える代わり、必要な時に力を貸すよう約束させた。
　白龍は、シンドバッドが口にした「運命共同体」という言葉を聞き、ようやく使命が果たせると喜ぶ。


　だが、次の瞬間……、



　迷宮で「蛇」に咬まれた、白龍の左手が地面に落ちた。


　……急展開だな。
　突然の左手切断は、ちょっと驚いた。




神のみぞ知るセカイ



　わーい。
　スライム＆電撃だ～。

　……と、一瞬思ったけど、冷静に考えたら、それほど嬉しくないな。


　それより、ディアナが言っていた、「私たちに、翼がない理由」って何だろう？
　宿主の天理だけでなく、女神のディアナも桂馬が好きだから？




史上最強の弟子ケンイチ

　あら、美羽が攫われちゃった。
　これで、兼一が闇落ちした美羽に勝ち、「美羽を守る」という目標を達成した事にするのかね？
　いや、そんなに長く、ヒロイン不在のままにする作品じゃないか？




最後は？ストレート！！

　慶はしたたか君なのか。



　慶が、立ち位置を変えたり、グリップを握り直したりして、揺さぶるだけで、何故か笑ってしまった。

　こういう無口無表情系のキャラはズルイよね。
　たまに積極的に行動すると、それだけで面白く思えるから。


　慶が４点目を取り、１回表は終了。
　そして、１回裏、遂に睦月がマウンドへ。




次回予告

　『GAN☆KON』って、以前に読み切りが掲載された作品か。
　バトル部分がイマイチだった覚えがあるけど、改善されているだろうか？

　あと、『常住戦陣！！ ムシブギョー』って、ずっと休載しているけど、どうしたんだ？