第17話 大将
南3局 親:灼 ドラ:不明
自らのボウリング打法にレジェンドスタイルを混ぜ、他家を翻弄する鷺森灼。
フナQによれば、灼がこういう打ち方をして見せるのは、この準決勝が初めてなのだとか。
その前時代的な印象から、それが赤土春絵の昔のスタイルである事に気付いたフナQ。
そしてフナQは、ここに来て「阿知賀の奥にあるモノ」の何たるかを知る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ae/eb32d579540e7b0426188ea67ef85ca0.jpg)
準決勝にかける想い――
弟子による師のための強き意志――
10年越しのリベンジ――――!!
フナQは、対戦相手だけではなく、各校指導者の牌譜まで目を通すのか。
その研究熱心さには頭が下がるが、灼の身長が142cmだというデータは役に立つのかね?
まぁ、この広い咲世界では、身長に関連した能力を持つ雀士がいても不思議ではないか。
前回ラストで、新道寺の変態・白水哩は、達成すれば数え役満が約束される7飜縛りを試みた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/fa/6ebb4c5abb542c625b81a7ac6b64c9e1.png)
哩は、この配牌から![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/65/e2125458d0a74546941f72541eac6fda.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/6d/c36bbef8d303d125b047d189811aa8ca.png)
と切り出し、8巡目に初めて萬子の
を切ってリーチ。
そして、この萬子染め濃厚なリーチに対し、親の灼も
切りで追っ掛けリーチを打つ。
ツモ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/77/696e18a132934dd4561ed751a2f832a2.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/65/e2125458d0a74546941f72541eac6fda.png)
が4枚見えとはいえ、親が役なし両面聴牌をダマに受け、シャボに受け直してのリーチ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/a9/4bed06f97820dd4f1b843b175efd82b5.png)
待ちはボウリングでシンシナティというらしいが、![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/65/e2125458d0a74546941f72541eac6fda.png)
待ちだと特に名前がないのか。
にしても、ボウリングなら尚更、79待ちより、58待ちの方がスペア取り易いんじゃないの?
ホント、灼の能力は独特過ぎて、よく分からんな。
フナQは、よくこんな能力を分析出来たものだと、素直に感心する。
もし、照魔鏡で灼を分析したとして、照がボウリングを知らなかったらどうなるんだろうね?
哩と灼のリーチ合戦、勝利したのは哩だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/27/3ac78cb174d2731066c18aea4553113e.jpg)
リーチ(一発?)ツモ門混白三暗刻赤1は、4000・8000。
目標の7飜を大きく上回り、文句なく、リザベーション7飜―― 達成!!
変態が「もっと縛っておけば良かった」なんて言い出さなくてホッとしたじぇ。
しかし、配牌ドラ3どころか、ドラが索子だったとは驚いたな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/fa/6ebb4c5abb542c625b81a7ac6b64c9e1.png)
ここから門混はともかく、
を暗刻にして、リーチしてツモるのが条件って、どれだけMなんだよ。
偶然そうなる事はあるだろうけど、この手を6飜以下では和了れなくしてしまうなんて勿体無過ぎる。
暗刻の代わりに一通という手もあるけど、それでもダマ出和了りでは1本足りないから、要リーチだし。
まぁ、確かに、何処かでギャンブルしなければ、逆転は難しい点差だけどさ。
ともあれ、哩は大博打に勝ち、鶴姫の手には数え役満が約束される「14飜キー」が与えられた。
しかし、それでも淡は動じない。
「いいよ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/1d/9c8f3f8f348515e96dffb8131fbe9cf0.jpg)
「『数え』くらいくれてやる」
お~、淡カッケー。
倍満に続いて、役満もOKだなんて、どれだけ太っ腹なんだ。
オーラスは、三人聴牌の場を灼が制し、700・1300ツモで終了した。
これにて、副将戦決着。
副将戦決着って…… もしかして……
………これで終わりってことすか……?
もう灼の見せ場は ………ないってことすか……?
いや、灼も和了ってたし、回想もあったけど、哩のインパクトに埋もれてしまった感があるな。
これまで隠されて来た能力についても、フナQが立てた仮説で百点満点だったみたいだし。
なお、灼の打ち方を見て、すこやんが「赤土選手」の名前を口にしていた。
すこやんもレジェンドさんに思うところがある様だけど、IHの後に二人が対局したりするのかな?
副将戦終了時の点数は、白糸台:117700点、阿知賀:112900点、千里山:95600点、新道寺:73800点。
白糸台は辛うじてトップを死守したが、副将戦開始時には2着と7万点差あったとは思えない詰め寄られ方だ。
それに、哩が予約した倍満と役満を計算に入れると、新道寺の持ち点は121800点以上。
その48000点分が他家から引かれる事を抜きにしても、事実上のトップは新道寺だという事になる。
また、個人ごとの獲得点数はこんな感じ。
亦野さん……。
特に高火力選手がいる訳でもないこの副将戦で、どうしてこんな事に。
でも、177100点から117700点と書けば、パッと見プラマイゼロに見えるよね。
菫さんは無理だとしても、照と淡くらいならこの手でどうにか騙せるハズ。
一方、哩は荒稼ぎしたなぁ。
この+41300点の内、どのくらいをリザベったのだろうか?
千里山女子
病院では、怜が目を覚ましていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/c6/433301259ce1300f90217d70856a84e8.jpg)
起きるなり、「竜華… りゅーかぁ………」と呼ぶ、怜可愛い。
怜は虚勢を張るところがあるけれど、こうして見る限りでは大丈夫かな?
そして、竜華の事は怜が起きる前に、泉が送り出したのか。
最初、それはセーラか怜の役目だと思っていたけど、泉やるじゃん。
ところで、怜が「100巡先まで見えるかも」なんて言っているけど、実際のところはどうなんだろう?
1巡先を見る力は後天的なものだから、どうしてもいつか失われるんじゃないかと思ってしまう。
怜の能力は、竜華とセーラの力になるために覚醒め、その目的を終えたので消失する、みたいな。
その一方で、こうして元気そうな怜を見ていると、何の心配も要らない様な気もして来るが。
阿知賀女子
阿知賀の控え室では、しずがウォーミングアップを終えていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/8f/b171b71794120b0eb4f55173ed840771.jpg)
「よーし うであったまった――――っ!
100速まで仕上がった!!」
このしずのセリフに、憧が嘆息混じりにツッコミ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/1f/5db5adac6322ba767da4d9b1078e2916.jpg)
「100とかそんなアホ数字で喜ぶ高校生シズだけだよ 小学生男子じゃあるまいし」
そうだよね。高校100年生とか100巡先とか言って喜ぶ高校生なんていないよね。
あの二人は、女子高校生の皮を被った、お子様とおっちゃんだしね。
ともあれ、ギアがトップに入ったなら期待しても良いかな?
2回戦でも名門校の大将が、最速のギアで華麗に走り切り、見事に準決勝進出を決めてたしね。
さて、一度はハイテンションで控え室を飛び出したしずだったが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/a6/2d97e690478c1e14c926d3cf3deb276b.jpg)
あれ、何かデジャブ(笑)
しずにストップを掛け、憧が口にしたのはセーラのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/8b/8789f7ba043885bc7df25aaa965f19ce.jpg)
試合時のセーラは制服を着る、だからしずも試合時は制服を着なさい。
意味不明な理屈ではあったが、憧はしずが制服を着るよう説き伏せてしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/bb/00e1ff100c892e2936ec2149d3eaca79.jpg)
そうして、憧はまんまとしずのジャージをゲット。
何の彼のと理由を付けて、これが狙いだったとは、アコチャーマジ策士。
ネタバレなので詳しくは書かなかったけど、この辺の話は咲フェスで憧の声優さんが軽く触れてたんだよね。
ところで、憧もジャージの下は履かないみたいだけど、裾は足りるんだろうか?
制服を着た事で、しずは自分が阿知賀の生徒である事を改めて自覚した模様。
副将戦を終えた灼は、そんな「阿知賀の大将」とバトンタッチし、控え室へと戻って来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/33/75e63fb293409b33890135bd80983b51.jpg)
戻るなり、監督の胸に顔を埋める灼。
特別な思いのあった準決勝を終え、初めてハルちゃんに甘える灼可愛い。
白糸台
副将戦で大量失点してしまった亦野さん。
失意の亦野さんに、淡はこんな言葉を掛ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/cf/e3349af64a7a11005b91f8b54b6a323f.jpg)
「亦野せんぱーい
私のためのハンデづけ お疲れ様でーす」
う~ん、全く気遣う気が見られない、この態度。
上級生を躊躇いなくパシリに使えるだけの事はあるね。
決勝進出校を決めるため、残るはたったの半荘2回。
準決勝第1試合、いよいよ大将戦に突入!!
新道寺の大将は、白水哩とのダブルエース、変態の片翼・鶴田姫子。
千里山女子の大将は、病院から直接ステージ入りした清水谷竜華。
平均獲得素点関西随一という事は、セーラ以上の高火力型なのか。
阿知賀女子の大将は、高鴨穏乃。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/0d/18c9bba7a8fb69d91f10fb1daf2c21ae.jpg)
今日はジャージを着てないぞ! 高鴨穏乃!!
白糸台の大将は、大星淡。
突如現れた超新星という事は、中学時代は特に実績はない訳だ。
そんな淡だが、既に宮永照の「後継者」とも目されているのだとか。
前半戦の席順は、起家から竜華、鶴姫、しず、淡に決まり、試合が開始された。
東1局 親:竜華 ドラ:![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/15/8f60e9b577600746678dc71b7b78ae8f.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/30/8bd748cf2a0e6cead844182ecb136523.jpg)
試合開始早々、淡が惜しむ事なく自らの能力を発動させる。
淡の能力、それは他家の配牌を5向聴以下に下げるというものだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/d6/4439708b5b7b9ce080b7ca4f94f83132.png)
東1局のしずの配牌はコレ。
計算が出来ないと言われていたしずなのに、よく一目で6向聴だと分かるなぁ。
あまりにバラバラだと実戦では数える必要がないので、僕は見てもすぐに分からない。
え~と、8-(面子の数×2+塔子の数×1)だから、8-(0×2+1×1)=7で、面子手7向聴。
国士も同じく7向聴だから、向聴数的には確かに七対子6向聴が最速か。
でも、0対子から七対子は狙わないから、あまり意味のない数字だよね。
しずは、この手から何とか一向聴に漕ぎ着けるが、
を切ったところで淡に振り込んでしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/80/24554490f4c3130176a6ee1da26b9b6c.jpg)
タンヤオドラ赤で、和了点は5200点。
悪形ダマ5200かぁ。
昔のセオリーではダマだったけど、最近はリーチしてしまった方が局収支は上になるって聞いたなぁ。
まぁ、それが正しいのかどうかは知らないし、この手の場合は
ツモで高めタンピン三色になるけどね。
東2局は、親の鶴姫が食いタンの速攻。
哩のリザベ失敗の影響があるハズだが、三副露して500オールを和了ってみせる。
東2局1本場 親:鶴姫 ドラ:不明
是が非でも鶴姫が連荘したかったのは、哩が手に入れてくれた東2局1本場用満貫キーのため。
1本場限定の鍵なので、哩は使われないものだと思っていたが、これでその使用条件もクリア。
鶴姫がキーを上空に向け、何かを発射すると、天からは牌が降って来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/1a/729d30db3b99a228bdc800b02946982f.jpg)
「満貫おいでませ!」
そして、哩と鶴姫のリンクは、配牌を5向聴以下にする淡の能力に優先するらしい。
なお、たかみーの収穫の時も、その能力の性質上、淡の能力を破れるのだとか。
鶴姫は、この手を4巡で親満にし、淡から出和了った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/9d/16e88cf0a047073bb5061d387afd3e27.jpg)
親満なので、タンヤオ一盃三歩高赤1――もとい、タンヤオ一盃ドラ赤なのだろう。
振り込んだ淡は、ただ早くて高いというだけではなく、4巡目に門前で和了られた事に目を見張る。
成程ね。他家を5向聴以下にする能力上、鳴かれない限り淡は4巡目まで安全だったという訳だ。
その絶対安全圏を破られ、動揺するかに思われた淡だが、
「うっそでしょ…」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/35/056f092770d29a741417556806c3b9d7.jpg)
「イイ! イケてんじゃん しんどーじっ!!」
むしろ、自らの能力が破られた事を喜んでいた。
大星淡、なかなかにメンタルが強い。
なお、ここまでの点数は、白糸台:110100点、阿知賀:107200点、千里山:95100点、新道寺:87600点。
東2局2本場は、淡が誰かから2600+600点を和了って終了。
そして迎えた東3局で、鶴姫が倍満キーを手にしたところで次回に続く。
そういや、阿知賀と千里山は、鶴姫の能力を何処まで把握してるんだろう?
遂に始まった大将戦。
早速判明した淡の能力は、衣の「一向聴地獄」にちょっと似ているね。
その衣に「一寸厄介」だと言われていたしずの何かは、淡にも通用するのかな?
もっとも、衣の一向聴地獄に比べると、淡の能力に対してそこまでの絶望感は覚えないなぁ。
ツモでは普通に手を伸ばせるそうだから、絶対的な能力という訳でもないみたいだし。
多少配牌が悪くても、咲ならカンで加速して、余裕で嶺上開花を決められる気がしてしまう。
点数看破能力や、待ち牌看破能力もない辺りも、衣に見劣りする一因かな?あとiPS力不足。
勿論、淡の実力が衣以上だったら、しずが勝つのは絶望的になってしまう訳だが。
もっとも、今回見せた以外に、まだ第二、第三の能力がある可能性は否定出来ないけどね。
能力の絶対性といえば、哩と鶴姫のリンクも気になるところ。
これが絶対和了れる能力なのと、そうでないのとでは意味合いは大きく変わって来るよなぁ。
例えば、今回の鶴姫の聴牌に対し、他家全員が当たり牌を切らなかったらどうなるんだろう?
5飜になるけど自分でツモれるのか、それとも他家が工夫すれば防げるものなのか?
或いは、何らかの理由で必ず誰かが当たり牌を切り、鶴姫が出和了る結果へと収束するのか?
あと、鶴姫やたかみーの能力って、誰かがチョンボしたらどうなるんだろうね?
やり直した局で、もう一度満貫や役満のタネが降って来るんだろうか?
南3局 親:灼 ドラ:不明
自らのボウリング打法にレジェンドスタイルを混ぜ、他家を翻弄する鷺森灼。
フナQによれば、灼がこういう打ち方をして見せるのは、この準決勝が初めてなのだとか。
その前時代的な印象から、それが赤土春絵の昔のスタイルである事に気付いたフナQ。
そしてフナQは、ここに来て「阿知賀の奥にあるモノ」の何たるかを知る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ae/eb32d579540e7b0426188ea67ef85ca0.jpg)
準決勝にかける想い――
弟子による師のための強き意志――
10年越しのリベンジ――――!!
フナQは、対戦相手だけではなく、各校指導者の牌譜まで目を通すのか。
その研究熱心さには頭が下がるが、灼の身長が142cmだというデータは役に立つのかね?
まぁ、この広い咲世界では、身長に関連した能力を持つ雀士がいても不思議ではないか。
前回ラストで、新道寺の変態・白水哩は、達成すれば数え役満が約束される7飜縛りを試みた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/fa/6ebb4c5abb542c625b81a7ac6b64c9e1.png)
哩は、この配牌から
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/65/e2125458d0a74546941f72541eac6fda.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/6d/c36bbef8d303d125b047d189811aa8ca.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/6d/c36bbef8d303d125b047d189811aa8ca.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/c8/39923d221667930bd47f1f777f2fa738.png)
そして、この萬子染め濃厚なリーチに対し、親の灼も
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/c6/abe5ea42962c267ca2082be0affe2f8f.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/22/be42a7b6f21b1f222beb160dee57279b.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/77/696e18a132934dd4561ed751a2f832a2.png)
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7 8 9 10 4 5 6 2 3 1
にしても、ボウリングなら尚更、79待ちより、58待ちの方がスペア取り易いんじゃないの?
ホント、灼の能力は独特過ぎて、よく分からんな。
フナQは、よくこんな能力を分析出来たものだと、素直に感心する。
もし、照魔鏡で灼を分析したとして、照がボウリングを知らなかったらどうなるんだろうね?
哩と灼のリーチ合戦、勝利したのは哩だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/27/3ac78cb174d2731066c18aea4553113e.jpg)
リーチ(一発?)ツモ門混白三暗刻赤1は、4000・8000。
目標の7飜を大きく上回り、文句なく、リザベーション7飜―― 達成!!
しかし、配牌ドラ3どころか、ドラが索子だったとは驚いたな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/fa/6ebb4c5abb542c625b81a7ac6b64c9e1.png)
ここから門混はともかく、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/db/b7b06893c2cac9ec6043e96d9e49b704.png)
偶然そうなる事はあるだろうけど、この手を6飜以下では和了れなくしてしまうなんて勿体無過ぎる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/db/b7b06893c2cac9ec6043e96d9e49b704.png)
まぁ、確かに、何処かでギャンブルしなければ、逆転は難しい点差だけどさ。
ともあれ、哩は大博打に勝ち、鶴姫の手には数え役満が約束される「14飜キー」が与えられた。
しかし、それでも淡は動じない。
「いいよ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/1d/9c8f3f8f348515e96dffb8131fbe9cf0.jpg)
「『数え』くらいくれてやる」
お~、淡カッケー。
倍満に続いて、役満もOKだなんて、どれだけ太っ腹なんだ。
オーラスは、三人聴牌の場を灼が制し、700・1300ツモで終了した。
これにて、副将戦決着。
副将戦決着って…… もしかして……
………これで終わりってことすか……?
もう灼の見せ場は ………ないってことすか……?
いや、灼も和了ってたし、回想もあったけど、哩のインパクトに埋もれてしまった感があるな。
これまで隠されて来た能力についても、フナQが立てた仮説で百点満点だったみたいだし。
なお、灼の打ち方を見て、すこやんが「赤土選手」の名前を口にしていた。
すこやんもレジェンドさんに思うところがある様だけど、IHの後に二人が対局したりするのかな?
副将戦終了時の点数は、白糸台:117700点、阿知賀:112900点、千里山:95600点、新道寺:73800点。
白糸台は辛うじてトップを死守したが、副将戦開始時には2着と7万点差あったとは思えない詰め寄られ方だ。
それに、哩が予約した倍満と役満を計算に入れると、新道寺の持ち点は121800点以上。
その48000点分が他家から引かれる事を抜きにしても、事実上のトップは新道寺だという事になる。
また、個人ごとの獲得点数はこんな感じ。
先鋒戦 松実玄 (阿知賀): 74700点( -25300点) 宮永照 (白糸台):196200点( +96200点) ☆TOP 園城寺怜 (千里山): 80900点( -19100点) 花田煌 (新道寺): 48200点( -51800点) 次鋒戦 松実宥 (阿知賀): 99300点( +24600点) 弘世菫 (白糸台):187400点( - 8800点) 二条泉 (千里山): 50500点( -30400点) 安河内美子 (新道寺): 62800点( +14600点) 中堅戦 新子憧 (阿知賀):102900点( + 3600点) 渋谷尭深 (白糸台):177100点( -10300点) 江口セーラ (千里山): 87500点( +37000点) 江崎仁美 (新道寺): 32500点( -30300点) 副将戦 鷺森灼 (阿知賀):112900点( +10000点) 亦野誠子 (白糸台):117700点( -59400点) ★WORST 船久保浩子 (千里山): 95600点( + 8100点) 白水哩 (新道寺): 73800点( +41300点)
亦野さん……。
特に高火力選手がいる訳でもないこの副将戦で、どうしてこんな事に。
でも、177100点から117700点と書けば、パッと見プラマイゼロに見えるよね。
菫さんは無理だとしても、照と淡くらいならこの手でどうにか騙せるハズ。
一方、哩は荒稼ぎしたなぁ。
この+41300点の内、どのくらいをリザベったのだろうか?
千里山女子
病院では、怜が目を覚ましていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/c6/433301259ce1300f90217d70856a84e8.jpg)
起きるなり、「竜華… りゅーかぁ………」と呼ぶ、怜可愛い。
怜は虚勢を張るところがあるけれど、こうして見る限りでは大丈夫かな?
そして、竜華の事は怜が起きる前に、泉が送り出したのか。
最初、それはセーラか怜の役目だと思っていたけど、泉やるじゃん。
ところで、怜が「100巡先まで見えるかも」なんて言っているけど、実際のところはどうなんだろう?
1巡先を見る力は後天的なものだから、どうしてもいつか失われるんじゃないかと思ってしまう。
怜の能力は、竜華とセーラの力になるために覚醒め、その目的を終えたので消失する、みたいな。
その一方で、こうして元気そうな怜を見ていると、何の心配も要らない様な気もして来るが。
阿知賀女子
阿知賀の控え室では、しずがウォーミングアップを終えていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/8f/b171b71794120b0eb4f55173ed840771.jpg)
「よーし うであったまった――――っ!
100速まで仕上がった!!」
このしずのセリフに、憧が嘆息混じりにツッコミ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/1f/5db5adac6322ba767da4d9b1078e2916.jpg)
「100とかそんなアホ数字で喜ぶ高校生シズだけだよ 小学生男子じゃあるまいし」
そうだよね。高校100年生とか100巡先とか言って喜ぶ高校生なんていないよね。
ともあれ、ギアがトップに入ったなら期待しても良いかな?
2回戦でも名門校の大将が、最速のギアで華麗に走り切り、見事に準決勝進出を決めてたしね。
さて、一度はハイテンションで控え室を飛び出したしずだったが、
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あれ、何かデジャブ(笑)
しずにストップを掛け、憧が口にしたのはセーラのこと。
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試合時のセーラは制服を着る、だからしずも試合時は制服を着なさい。
意味不明な理屈ではあったが、憧はしずが制服を着るよう説き伏せてしまった。
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そうして、憧はまんまとしずのジャージをゲット。
何の彼のと理由を付けて、これが狙いだったとは、アコチャーマジ策士。
ネタバレなので詳しくは書かなかったけど、この辺の話は咲フェスで憧の声優さんが軽く触れてたんだよね。
ところで、憧もジャージの下は履かないみたいだけど、裾は足りるんだろうか?
制服を着た事で、しずは自分が阿知賀の生徒である事を改めて自覚した模様。
副将戦を終えた灼は、そんな「阿知賀の大将」とバトンタッチし、控え室へと戻って来た。
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戻るなり、監督の胸に顔を埋める灼。
特別な思いのあった準決勝を終え、初めてハルちゃんに甘える灼可愛い。
白糸台
副将戦で大量失点してしまった亦野さん。
失意の亦野さんに、淡はこんな言葉を掛ける。
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「亦野せんぱーい
私のためのハンデづけ お疲れ様でーす」
う~ん、全く気遣う気が見られない、この態度。
上級生を躊躇いなくパシリに使えるだけの事はあるね。
決勝進出校を決めるため、残るはたったの半荘2回。
準決勝第1試合、いよいよ大将戦に突入!!
新道寺の大将は、白水哩とのダブルエース、変態の片翼・鶴田姫子。
千里山女子の大将は、病院から直接ステージ入りした清水谷竜華。
平均獲得素点関西随一という事は、セーラ以上の高火力型なのか。
阿知賀女子の大将は、高鴨穏乃。
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今日はジャージを着てないぞ! 高鴨穏乃!!
白糸台の大将は、大星淡。
突如現れた超新星という事は、中学時代は特に実績はない訳だ。
そんな淡だが、既に宮永照の「後継者」とも目されているのだとか。
前半戦の席順は、起家から竜華、鶴姫、しず、淡に決まり、試合が開始された。
東1局 親:竜華 ドラ:
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試合開始早々、淡が惜しむ事なく自らの能力を発動させる。
淡の能力、それは他家の配牌を5向聴以下に下げるというものだった。
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東1局のしずの配牌はコレ。
計算が出来ないと言われていたしずなのに、よく一目で6向聴だと分かるなぁ。
あまりにバラバラだと実戦では数える必要がないので、僕は見てもすぐに分からない。
え~と、8-(面子の数×2+塔子の数×1)だから、8-(0×2+1×1)=7で、面子手7向聴。
国士も同じく7向聴だから、向聴数的には確かに七対子6向聴が最速か。
でも、0対子から七対子は狙わないから、あまり意味のない数字だよね。
しずは、この手から何とか一向聴に漕ぎ着けるが、
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タンヤオドラ赤で、和了点は5200点。
悪形ダマ5200かぁ。
昔のセオリーではダマだったけど、最近はリーチしてしまった方が局収支は上になるって聞いたなぁ。
まぁ、それが正しいのかどうかは知らないし、この手の場合は
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東2局は、親の鶴姫が食いタンの速攻。
哩のリザベ失敗の影響があるハズだが、三副露して500オールを和了ってみせる。
東2局1本場 親:鶴姫 ドラ:不明
是が非でも鶴姫が連荘したかったのは、哩が手に入れてくれた東2局1本場用満貫キーのため。
1本場限定の鍵なので、哩は使われないものだと思っていたが、これでその使用条件もクリア。
鶴姫がキーを上空に向け、何かを発射すると、天からは牌が降って来た。
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「満貫おいでませ!」
そして、哩と鶴姫のリンクは、配牌を5向聴以下にする淡の能力に優先するらしい。
なお、たかみーの収穫の時も、その能力の性質上、淡の能力を破れるのだとか。
鶴姫は、この手を4巡で親満にし、淡から出和了った。
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親満なので、タンヤオ一盃三歩高赤1――もとい、タンヤオ一盃ドラ赤なのだろう。
振り込んだ淡は、ただ早くて高いというだけではなく、4巡目に門前で和了られた事に目を見張る。
成程ね。他家を5向聴以下にする能力上、鳴かれない限り淡は4巡目まで安全だったという訳だ。
その絶対安全圏を破られ、動揺するかに思われた淡だが、
「うっそでしょ…」
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「イイ! イケてんじゃん しんどーじっ!!」
むしろ、自らの能力が破られた事を喜んでいた。
大星淡、なかなかにメンタルが強い。
なお、ここまでの点数は、白糸台:110100点、阿知賀:107200点、千里山:95100点、新道寺:87600点。
東2局2本場は、淡が誰かから2600+600点を和了って終了。
そして迎えた東3局で、鶴姫が倍満キーを手にしたところで次回に続く。
そういや、阿知賀と千里山は、鶴姫の能力を何処まで把握してるんだろう?
遂に始まった大将戦。
早速判明した淡の能力は、衣の「一向聴地獄」にちょっと似ているね。
その衣に「一寸厄介」だと言われていたしずの何かは、淡にも通用するのかな?
もっとも、衣の一向聴地獄に比べると、淡の能力に対してそこまでの絶望感は覚えないなぁ。
ツモでは普通に手を伸ばせるそうだから、絶対的な能力という訳でもないみたいだし。
多少配牌が悪くても、咲ならカンで加速して、余裕で嶺上開花を決められる気がしてしまう。
点数看破能力や、待ち牌看破能力もない辺りも、衣に見劣りする一因かな?
勿論、淡の実力が衣以上だったら、しずが勝つのは絶望的になってしまう訳だが。
もっとも、今回見せた以外に、まだ第二、第三の能力がある可能性は否定出来ないけどね。
能力の絶対性といえば、哩と鶴姫のリンクも気になるところ。
これが絶対和了れる能力なのと、そうでないのとでは意味合いは大きく変わって来るよなぁ。
例えば、今回の鶴姫の聴牌に対し、他家全員が当たり牌を切らなかったらどうなるんだろう?
5飜になるけど自分でツモれるのか、それとも他家が工夫すれば防げるものなのか?
或いは、何らかの理由で必ず誰かが当たり牌を切り、鶴姫が出和了る結果へと収束するのか?
あと、鶴姫やたかみーの能力って、誰かがチョンボしたらどうなるんだろうね?
やり直した局で、もう一度満貫や役満のタネが降って来るんだろうか?
勉強になりました
七対子があるから6向聴が最悪の配牌なわけだし
後、衣も照も複数の能力持ちだから咲と淡もおそらくは複数持ちかと
いま下着なしで直接素肌の上に制服着ていることに…
イイ!イケてんじゃんしずのっ!
あと泉は休憩時間来ても竜華に「怜が目覚めた」とか言うなよ。
配牌時6向聴はあくまで能力の一端って感じだろうね
142cmって小学4~5年生並みだぞ
リザベローリスクハイリターン過ぎるだろ
これはもう私生活で哩部長と姫子が
相当なレベルのSMをやっていることが
対価になってるとしか思えないぜ