花鳥の郷をつくる会 ミツバツツジとササユリの郷

花鳥の郷の季節の風景やイベントのお知らせ。郷つくりの様子も発信し、花鳥の郷への理解や関心を持ってもらう。

花鳥の郷や南山城村をササユリの郷に!!

2015-09-08 09:26:49 | 日記
 花鳥の郷や南山城村をササユリが咲き乱れる素敵な地域にしたいという願いで、ササユリの保護、育成に取り組んできました。ササユリの季節には、ササユリ鑑賞会(村内のササユリを保護育成されている方々を訪問し鑑賞するツアー)を催し、たくさんの参加者を得、御好評いただいています。
 ところが、年々ササユリの生育地が減ってきているのが現状です。
 原因は、いろいろあります。鹿やいのししによる獣害、心無い人による人害、虫による虫害、気候の変化、生活スタイル・環境の変化で里山の整備が放置されてきている等々です。
 そこで、ササユリの育成地の確保・保護だけでなく、人工的に増殖しようと取り組みをはじまましたが、なかなかうまくいっていません。
 ここは、プロの力を借りて・・・ということで、花鳥の郷をつくる会の事務局メンバーを中心に、第1回研修会を行いました。
 研修先:大神神社でササユリの栽培とその研究をされている農園
 講師:荒井  先生(大神神社のササユリ栽培に専任

 
 先ず初めに、事務所で説明を受けました。「大神神社の御神花 ささゆり ーその整体と栽培法ー」小冊子(新井先生の講演をまとめられたもの)に沿ってのお話を伺いました。<詳しい内容は、省略>
 『ササユリの生育に必要な条件は、いずれの自生地においても春・秋の草刈など人の手が適度に加わり、里山的な環境が維持されること』『ササユリ自生地の環境で最も重要な条件が日照です。春先には比較的日照量が多く、夏季には日照量が少なくなる環境がササユリの生育に好都合。4月の萌芽期から5月下旬の生育期までは林床に光が十分とどき6月の開花期以降には落葉樹の葉が生い茂り、遮光率が高くなる里山の自然が育成敵地』
 ササユリの種子発芽特性、採取時期、採取方法、球根育成方法、施肥方法、遮光方法など栽培方法について説明を受け、質疑しました。
 その後、栽培農園に場所を移し、さらに具体的に説明を受けました。


 これからも研修を積み重ね、ササユリの郷作りを進めていきたいと思います。
 次回は、南山城村で、栽培されている方のお話を聞きたいと計画しているところです。

2015 樹木観察会 近づく

2015-09-07 16:11:12 | お知らせ
あの猛暑・酷暑がウソのような過ごしやすい気候になりました(もう一度暑さが戻るという予報もありますが)。今日は、午前11時の時点で、23度Cです。

今年の樹木観察会が近づき、準備のため、事務局メンバーが揃って久しぶりに花鳥の郷に入りました。
散策しやすいよう、道端の草などを刈りました。準備はOKです。

あとは、当日の天候次第。
きのこの生える時期でもあり、楽しみにしています。みなさんのご参加をお待ちしています。

当日は、参加者みなさんひとりひとりに、樹木名札を書いていただきます。
記録者のサインや樹木に対する思いなども記念に記録してください。

2013・3月の観察会の資料(観察した樹木)を添付します。