多摩川サイクリングロードの車窓から

碓氷峠、峠の釜飯

先週の富士スカイラインでは望外の雲海が見れたものの、当初の目当てであった紅葉はイマイチでした。
今週こそはキレイなのを見たいなぁ・・・と調べていたら、安中市観光協会のお知らせページにこんな記載を発見。

本当か?信じちゃうよ?そういうわけで今日は碓氷峠に行くことにしました。天気はちょっと微妙だけど、まあなんとかなるだろ。



当初は高崎まで輪行し、そこから軽井沢まで往復する予定でした。
ところがちょっと調べてみると、今日限定で上野から横川まで直通運転する快速碓氷という
臨時列車があったのでこっちに乗ってみることにしました。
こういう季節列車は鉄っちゃんも沢山来るため混雑するのが常です。ちょっと早めにいくとしましょう。



上野駅にて。快速碓氷はこういう列車で6両編成。発車10分前くらいで十分座れましたが、発車の時点では満席でした。
もっとも、熊谷や高崎でかなりの人数が降りましたけど。

終点の横川駅で降りて、自転車の準備をしてから出発したのは10時10分ごろ。
碓氷峠を目指して国道18号の旧道を登っていきます。



横川駅から20分ほど、距離にして6km足らずのところにあるのがこのめがね橋。
名前までは知らなくても、写真なんかで見たことがある人は多いんじゃないでしょうか。
紅葉はというと、ちょっと青葉が目立つかな~、ちょっとだけ早かったな~、といったところです。

ちなみに橋の上は通行可能で、アプトの道というハイキングコースになっています。
自転車も走らせてくれるといいんですが・・・危ないから無理ですよね。残念。



めがね橋から少し登ったところで、アプトの道に登れる場所がありました、ちょっと行ってみます。



うーん、コリャ狭い。自転車を通らせてくれないわけだ。
まあ1963年に廃止された線路跡ですからね、当然単線だし狭いのも頷けます。



だんだん紅葉の色が濃くなってきました。写真がナナメってるのは、走りながら撮ったからです。
紅葉がキレイなので気にならないよね!?ね!?

この碓氷峠、良く言えばやさしいコース。悪く言えばヌルいコースといえるでしょう。
傾斜は緩く、車の通りもさほど多くなく、それでいて路面は荒れていない。
ガツガツ練習したい人には物足りないのでしょうが、観光的に走るにはとても良いところです。

自転車乗りも多く出くわしましたが、死に物狂いでトレーニングをしてる人はおらず、
ほとんどの人は紅葉を眺めながらノンビリ走る系だったみたいですね。



これなんかいい色です。この道沿いの紅葉は真っ赤なものが少なく、こういうオレンジっぽいのが多かったです。
樹の種類が違うのかな。



碓氷峠に到着!残念ながら峠の石碑とかが見当たらなかったので、県境の看板で代用しておきましょう。

そして、この先を少し下ると軽井沢です。そう、お金持ちの別荘が立ち並ぶ町、軽井沢。
現天皇が皇后と出会ったのも軽井沢のテニスコート(らしい)。
そんな町に、汗臭いオッサン自転車乗りが入り込んで良いんでしょうかねぇ。

まあ最近の軽井沢は観光地化が進んでおり、金持ちばかりが集う町というわけじゃなくなってるようなのですが。
それでもオサレでハイソなイメージはありますよね。

まあせっかくここまで来たので、眺めがいいらしい見晴台展望台に行ってみることにします。



軽井沢駅前を北に折れ、旧軽井沢の商店街を突っ切っていきます。
この人出ですので自転車に乗るわけにも行かず、押して歩きましたが。

商店街を通り過ぎてしばらく走ると、傾斜10%超の激坂が突然始まります。
激坂区間は2kmもないのですが、かなり脚に来ます。
そして道路わきにはかなり枯葉が積もっており、ちょっとばかり走りにくい…



坂を登りきったところにあるこの山荘が見晴台の入口です。
ここからは徒歩になります・・・といっても歩く距離は500mもないのですが。



見晴台からの眺望は、うーん、靄がかかってるのでいまひとつですねぇ。
晴れていればもっと遠くまで見えるのかもしれませんが。
このあたりは標高が高いからか、紅葉も終わりかけてる感じでした。

さて、この時点でちょうど12時。お昼ごはんをどうしましょう?
軽井沢で食ってもいいのですが、なんというか、男一人で入りやすそうな店が少なくてですね・・・
しかも自転車置く場所にも乏しそうですし。
ならばいっそ、横川まで戻って峠の釜飯を食うほうがよさそうです。

そんなわけで来た道を戻るわけですが、碓氷峠のダウンヒルは斜面が緩やかなので過剰なスピードが出ず、
路面が割りと良いので怖くなく、そしてカーブが多いので退屈しない、と三拍子そろっておりとても楽しいです。
いやー、この道いいですわー。箱根やヤビツよりよっぽど気に入りました。家が近かったら通うね、間違いなく。



横川駅近くの国道沿いにあるおぎのやドライブイン横川店にて。峠の釜飯+なめこ汁で1200円也、です。
日本屈指の知名度を誇る駅弁界のスーパーメジャー。それゆえに何度も食ったことがあるので驚きはないのですが、
峠の釜飯発祥の地ですのでここで食っておかなきゃいけない気がしました。

さて、最初の予定ではここから高崎駅に直行して輪行で帰る予定でしたが、食べ終わった時点で13時30分頃。
ちょっと早いので、少し寄り道して奇景と名高い妙義山を見てくることにしましょう。



道の駅みょうぎに来て見ましたが、ちょっとイマイチな景観ですね。
靄はどうしようもないとして、もうちょっと視界が開けて欲しいところです。



そこで、妙義ふるさと美術館まで来て見ると、視界はバッチリでした。
晴れていればさぞかし迫力のある山が拝めるのでしょうが、まあ今日のところは仕方がないですね。


この後は予定通り高崎から輪行でした。
俺の最寄り駅は川崎なんですが、上野東京ラインができてからとても便利になりましたね。
今までは自転車を抱えて上野と東京で乗り換えてたのに、乗り換え無しでいけちゃうんですから。



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