多摩川サイクリングロードの車窓から

台風一過、猛暑から逃れて八ヶ岳へ

 今日は台風一過で、首都圏は晴れ予報。絶好の自転車日和と言いたいところでしたが、気温の予報はご覧の有様。都市部は35度を優に超える酷暑の真っ赤に染まっていました。



 標高の高い所に行けば涼しいはずですが、箱根や奥多摩はおろか富士山ですらも山頂以外は腐海・・・じゃなくて猛暑のオレンジに沈んでしまっています。
 日光や渋峠は涼しそうですけど、この日の北関東は台風の影響が残って天候が不安定で、サイクリングにはちょっと向かなそう。

 どこか涼しくて天気のいい場所はないのか! ・・・あった。



 目を付けたのは、八ヶ岳とその東に広がる野辺山高原です。
 まずは小淵沢まで輪行したのですが、この日の特急あずさは大混雑で、たまたま最後の指定席を確保できたのは幸いでした。

 この駅は標高900mとなかなかの高所にあり、やはり空気がさわやかに感じます。いやまあ、暑いことは暑いんですけどね。



 駅を出発してまずは八ヶ岳高原ラインを目指し北に向かって走り出すのですが、のっけから登りが続きます。
 ふと振り返ると南アルプスの山々が奇麗に見えました。正面のひときわ高いのは甲斐駒ヶ岳、でいいのか?

 




 八ヶ岳高原ラインは標高1400mを走る観光道路で、やはりここまで来るとだいぶ涼しいです。いやーこんな日に首都圏なんて走れたもんじゃないですね!ヒャッハー




 野辺山に入ったあたりでお昼どきでしたので、ちょうど目についたあららぎという蕎麦屋さんに突撃。
 ちょっと観光地価格気味でしたが、野菜天ぷらそばの盛りはなかなか良かったです。
 お店にエアコンが入っておらず扇風機だけだったのですが、それで十分涼しかったのが印象的でした。東京だとエアコン無しでは命に係わる、というレベルなのに。



 腹ごしらえも済んだところで、八ヶ岳を横切るメルヘン街道、麦草峠の攻略に取り掛かります。
 麦草峠は国道の中で2番目に標高が高いのですが、ランキング1位の渋峠に比べるとどうにも地味です。渋峠のように派手な絶景ゾーンが無いので致し方ないのかもしれませんが。



 しかし麦草峠だって悪くはありません。途中にあるレストハウスから佐久方面を見下ろす景色はかなりのものでした。



 そしてもう一つ、峠のすぐ近くにある白駒の森も必見です。





 この森を特徴づけているのが、そこかしこに絨毯のように広がるコケで、これが神秘的な雰囲気を醸し出しています。
 何となく怪異がでてきそうな、そんな雰囲気を感じませんか?


 少し奥には白駒の池があり、ここまでは自転車装備でも十分歩いて来れます。
 水辺に広がる岩の起伏や横たわる倒木などが見どころですが、秋になると紅葉も見事らしいですね。


 森の散策に思ったより時間を使ってしまいました、それでは再び峠を目指して走りだすとしましょうか。


 とはいえ、白駒の森から麦草峠までは600m程度。あっという間についてしまいました。

 それにしても涼しいですね、首都圏は猛暑にあえいでいるとは信じられません。
 ・・・あああいやだ、猛暑の下界になんか帰りたくない!



 そうはいっても下りないわけには行きません。野辺山とは反対側、茅野方面に向けて快適なダウンヒルを楽しんできました。
 時間が許せば、上諏訪駅の近くにある片倉館千人風呂で汗を流してから帰ろうかと思っていましたが、帰りの特急が混雑しており予約変更ができず断念しました。

 まあこれはいずれ行く機会もあるでしょう。


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