こんにちは!川崎市看護協会です。
協会の情報発信力向上の一助となればと、ブログ奮闘中!
今日は宮前区の犬蔵小学校避難所運営会議の設営訓練を視察してきました。
資料には「女性に優しい避難所を目指して」とあります。
川崎市看護協会は、川崎市との協定に基づき市医師会を中心に編成される医療救護班の活動に協力することになっており、
災害時看護支援ボランティアナースの養成とネットワークづくりに取り組んでいるところです。
(災害時看護支援ボランティアナース養成講座の情報は こちら)
今回、この避難所運営会議のメンバーで看護師経験のある方が、その養成講座をお受けくださるご縁から
実際に地域ではどのような事態を想定し備えようとしておられるのか、勉強目的で視察に伺わせていただきました。
朝、集合した役員さん方の打合せ
訓練は建物の安全確認、トイレの設置、照明機器の組み立てと電源確保などについて行われました。
参加されたPTA役員の方は、児童たちのトイレ問題について考えを巡らせていらっしゃいました。これぞ「我がこと」
その後、「要援護者のご案内」の訓練
避難所にやってくる人たちに、どのようにご案内したらいいのか、様々な人がやってくることを想定して訓練されていました。
妊娠6か月の妊婦の避難者への対応では、一般のスペースなのか、それとも要配慮者のためのスペースなのか、安定期で体調も良いとのことですが・・・
「そういえば、授乳などに対応するスペースがないね」という声。避難所にどのような配慮スペースの設置が必要なのかの視点で。
皆さん、さらに一歩先の課題を見据えておられ、今後のテーマは「女性と子どもに優しい避難所を目指す」ことにするといった話も。
配慮を要する避難者も、よりストレス少なく避難所での時間を過ごせるように、考える訓練だということが伝わりました。
適切なご案内をするために、地域の看護職が医療職として頼りにされていることがわかりました。
今後も、当協会の災害関連の研修受講など、地域の看護職に活用していただきたいと思います。
まず、皆さんが熱心で、積極的にトイレや照明器具の設置に参加されていました。
避難者へのご案内訓練では、避難者役の皆さんの演技力の高さに驚きましたし、受付の方のお優しい対応にも心温まりました。
区役所の職員の方が、「避難所に来る方を受付で『選別する』」と言いかけて『ご案内する』と言い直されたことも印象に残りました。
雨の中お疲れさまでした。真剣な姿勢であり、なおかつ、和気あいあいと盛り上がった訓練で、視察して楽しかったです。
↓委員長さん、視察を受け入れてくださり、ありがとうございました。