何度か通過したことのある白山スパー林道だが、いつもは飛騨側から石川県側へ抜けるので夕方になり、一車線の細い山道を走らなければいけない此の温泉の谷へは入ったことがなかった。
今回は石川県内が目的地なので、ぜひ行ってみようと思っていた。
対向車が無いことを願いながら、深い谷を左手に進むと初めての建物が「山崎屋」だった。
ここから奥は一般通行止めで、朝10時というのに既に数台の車が狭い駐車場に置いてある。後で宿の主人との話で白山への登山者の車だと知る。
日帰り入浴をお願いすると、「清掃中だが露天はこれからだからどうぞ」と快諾。内湯の脱衣所でスッポンポンになり石畳の通路で露天へ、横の草むらから小鳥が飛び立つ。
別の内湯の方からも石畳の道が続いているので、露天は混浴のようだ。
湯口に柄杓が置いてある。飲むと少し塩気があり肌触りが良く肌に泡付がある。周囲の小鳥のさえずりと涼やかな風がうれしい。塩気があるためか動物も飲みに来ることがあるそうだ。