手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

Dynaudio 20W75がやって来た  その3

2012年12月04日 10時55分59秒 | スピーカー

 ネット上でいろいろ調べてみると、このユニットは かなりの能力を秘めたもののようだ。

20cmの口径でありながら、こわごわと音量を上げていくと、38cmクラスのウーファーと同じくらいの

量感で音が出る。部屋のドアが振動し、会話ができないレベルまで上げることも可能だ。

おまけに、ちゃんと低域も床を伝わり ドスンと響いてくる。ただし、さすがに38cmクラスとは質が

違うのだが。それと音像の大きさだろうか。TAD+JBL(木製ホーン)の組み合わせだと JAZZの

ピアノトリオが、実像の二分の一あたり いやもう少し大きく感じることもある。それからすると

こじんまりとはなる。が、やっぱりオーケストラなどでは、圧倒的にこちらが良い。オーケストラを

実物大に家庭内で再現できるはずもないので、それなりに再現してくれれば良いのだから。

 ということで、目下の課題である低域の再生だが、頭でわかっていてもやってみないと

わからないこともある。20W75というのは能率が88dBであり、TAD1601に比べたら-9dBと

格段に悪い。電力比だと 8倍。パワーアンプの電力供給力も大幅にアップさせなくてはならない。

公称60W弱の金田式DCアンプだと荷が重い。そこで、久しぶりにBTLアダプタの登場となった。

実は、もう1台のDCアンプがおかしくなったので、BTLとして最近は使えなかった。

同じアンプでなくても、何とかなるのは体験済みなので とりあえずやってみた。

 これは、大正解。低域が楽に出てくるし、躍動感、力感もあり、本当にTAD+JBL(木製ホーン)の組み合わせの

出番がなくなりそうだ。ただし、ウッド・ベースの基音あたりの再生はまだうまくできない。

箱の問題だろう。ユニットのspecを眺めると、17cm口径のユニットの推奨容積は22リットルなのに比べ

こちらは65リットルとなっている。1週間ほど前、100リットルくらいの箱で試したとき「いい感じ」だったのは

それを現していたのかも知れない。ただ、ちょっと困ったことに、もう適当な箱がない。

 


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