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New Wave progressive Gothic Femail Vocal 耽美派音楽 幻想音楽紀行

New Wave Progressive Gothic 耽美派音楽 幻想音楽 4 THIS MORTAL COIL, CARPE DIEM, DIF JUZ

2010年10月08日 | 音楽




こんにちは。
今回は、4ADを代表する THIS MORTAL COIL です。



とにかく、ジャケットがすごくいい。
ジャケを見ながらCDをかけると、
「え?。なにこれ、クラシック?」と思ったほど、最初はチェロかなんかの音で始まります。
そのうち、コックトー・ツインズのボーカルの声が聞こえてきて、「クラッシックじゃなかった。」と、わかります。
ニューウェイブがこれほど美しいとは。ジャンルを超えています。
裏を返せば、地味です。
でも、すごく好きなんだな、これが。
エリザベスは反則です。ニューウェーブというジャンルで女性ボーカルははっきりいって、難しいのですが、エリザベスが一つの解答と言えるでしょう。
デット・カン・ダンスのリサもかなり好きです。
どちらかというと、リサの声のほうが好みかな。
初期のデット・カン・ダンスはよかったのに、段々訳が分からなくなってしまいました。
耽美派音楽、幻想音楽 3 で紹介した、デレリウムもいいんだけど、デレリウムに参加しているボーカルは声のきれいさでは、凄いと思うけど、ニューウェーブあるいは、ロック、という観点からはリサやエリザベスに軍配が上がると思います。
デット・カン・ダンスは初期が好き。コックトー・ツインズはトレジャーまでかな。
そのころの声がこのアルバムで聴けます。
おすすめは「Song To The Siren」です。聴くと、今でも泣きそうになります。


CARPE DIEM / En Regardant Passer Le Temps


カルプ・デュアンの邦題「時間牢の物語」です。
フランスのプログレです。
好き嫌いがはっきり分かれるようです。
暗さにドップリ浸れます。
幻想的な音楽です。シンセミュージクではなく、バンドで演奏しています。
モノクロのジャケの世界そのままです。
タイコがちょっとうるさいのが気になりますが、(ポコポコいってる)全体的には申し分ありません。


DIF JUZ/Soundpool


DIF JUZ です。
日本のインディーズにもいそうな音です。
ギターメインのインストです。
もう少し激しければシューゲイザーと言われていたでしょう。
かなりクールな音楽です。
暗黒のなかでうごめく音楽とでもいいましょうか、これは暗い。
ヘビーな暗さではなく、クールな暗さです。
なんか不思議な感覚があります。
灰野敬二、ツネマツマサトシ、あたりと通じるものがあると思うのですが、どうでしょうか。