感覚的な音楽、映像的な音楽、幻想的な音楽

New Wave progressive Gothic Femail Vocal 耽美派音楽 幻想音楽紀行

New Wave Progressive Gothic 耽美派音楽 幻想音楽 14 ATOLL, NOVALIS, GOBLIN

2010年10月30日 | 音楽

こんにちは。
今回はプログレ(ユーロロック)3種を。
まず、ATOLL(フランス)



ATOLLは最近はあまり人気がないみたい。
ユーチューブでもあまりのびてない。
一般には2ndがいいとされているけど、ポチ的には、サウンドのカッコイイ3rdをえらびました。
なんといっても一曲目がサイコー。カッコイイ。バンドのアンサンブルが絶妙です。
なんでうけないかなー。これが。
ジャケが悪いのかな?インパクトはあるのにね。


次。
NOVALIS(ドイツ)



これは文句なく、これでしょう。
パリッシュ好きのポチとしては、ジャケも好きだし、曲がいい。
ただ、ボーカルが弱いところが難点か。
ちょっと、プログレハードっぽいところがあるけど、この抒情的サウンドにはやられます。
タイトルはドイツ語よみにすると「ゾマーベント」となるらしい。
うーん、ドイツっぽい。このあとのLiveもいいよ。


最後はこれ。
GOBLIN(イタリア)



このへんてこりんな赤い生き物が何かいい!。
全曲インストだけど曲がいいんだなこれが。
サスペリアもいいけど、やっぱりオリジナルでしょう。
この変拍子のベースをコピってあそんでました。
ジャケを開くとメンバーの写真があるんだけどこれが爆笑です。
闇のなかで出合ったら、恐怖映画より怖いかも。(ジャケの写真、ちょっと透けてる。)
(ファンのみなさんごめんなさい)
この人達はプログレとは言われているけど、結構、シンプルなアレンジなので、NEW WAVEも若干入っている感じです。
暗さはあまり感じません。

New Wave Progressive Gothic 耽美派音楽 幻想音楽 13 HALL OF GLASS, RUSH, カルメン・マキ&OZ

2010年10月24日 | 音楽

こんにちは。
今日は HALL OF GLASS 渾身の曲、Vain(Long version) をお聴き下さい。

HALL OF GLASS / Vain - Long Version(Female Vocal,Progressive Rock,New Wave,Gothic)


NWとプログレのいいとこどりをした上に、ゴシックの雰囲気を漂わせている、クールでカッコイイ曲です。
KBのカズロウはコンポーザーとしては仲間内では天才とよばれていましたが、(ポチコ的にもそう思う)他の人から見たらどうなんだろう。(ちなみに今はいないけどGも天才でした)
ボーカルも含めて、酷評でもいいから、意見をきいてみたい。
結構、独自の世界だから、受け入れられなのかな。


次はRUSH

これはKBの希望で入れました。
結構、SAGAとかも好きみたい。
きいてみると意外とカッコイイサウンドだったりする。
全然自分たちの音とは別物だけど、雰囲気はよかったりする。
超一流のバンドなので、とてもマネできないし、足元にもおよばないけど
意外と影響うけているかも。
近未来の音がします。


最後はカルメン・マキ&OZ


カルメンマキはもの凄いボーカルです。
こんなに声が出る人きいたことない。
ユーチューブで「私は風」のライブなんか聴くと、鳥肌ものです。
永遠のあこがれです。
この時代にこんな凄い人が日本にいたなんてびっくりです。
さすがに曲はちょっと古い感じがするけど、もの凄い完成度です。
こんな声が出せる体に生まれたかった・・・

New Wave Progressive Gothic 耽美派音楽 幻想音楽 12 ジャケット・アートその2

2010年10月23日 | 音楽

こんにちは。
今回もジャケット・アートでいきたいとおもいます。



まずは、DEAD CAN DANCE から。
デッド・カン・ダンスはジャケがいいものが多い。
SPLEEN AND IDEAL はまだいけます。この次の WITHIN THE REALM OF A DYING SUN はちょっとにがてな音楽でした。
右側のジャケ、THE SERPENT'S EGG になると、私には退屈でした。
ジャケはもの凄くいいんだけど想像と違うというか・・・。
だいたい、デッド・カン・ダンスってパンクだと最初は思っていた。




お次は ECHO & THE BUNNYMEN
ついに出たか。という感じだと思います。
この2枚とオーシャンレインと3つでまよったのだけれどクロコダイルズとポーキュパインを載せました。
エコバニは意外にもカラオケに曲がなくて、あれっ。という感じです。
結構マイナーな曲もカラオケになっているのに、エコバニはなんでないの?
キリング・ムーンぐらいはあってもバチはあたらないと思うのですが。
ジャケからは話がそれてますのでもどします。
とにかくジャケが美しい。やはりイアンの好みなのだろうか。




ここらで、意外にもサーガ登場です。
サーガはカナダのグループでよくラッシュ(RUSH)と比較されます。
LのラッシュではなくRのラッシュですが。
ポップなプログレハードをやってます。
これは1stとなんかの企画のアルバムです。
ほかのアルバムのほうがいいものありますが、ジャケで選ぶとこれかな。






最後はテリエ・リプダルとヤン・ガルバレクのジャケを。
ECMというレーベルからでています。
このレーベル、ジャケのセンス抜群です。
前4枚がリプダルで後2枚がガルバレクです。
ECMは基本的にジャズのレーベルです。
アメリカのジャズとはちがって、そこはドイツのレーベル。物悲しい雰囲気がアルバムに漂っています。
テリエ・リプダルはギタリスト、ヤン・ガルバレクはサックスです。

New Wave Progressive Gothic 耽美派音楽 幻想音楽 11 ASHRA, EURYTHMICS, HUBERT KAH

2010年10月22日 | 音楽
こんにちは。
今回は、ドイツものから。
ASHRA/New Age OF Earth



アシュラは10年ぐらい前にいきなりブレイクしたので、知っている人も多いと思います。
ほんとうはこれでなく、次のブラック・アウツのほうが好きなんだけど、ジャケが最悪なのでこっちにしました。
ギターに映るGOTTSCHINGの悪そうな顔がいけません。
ただ、サウンドはすばらしい。リズムマシンなど使わずに、シーケンスフレーズの上をギターが舞う様は見事です。
この、どや顔さえジャケになっていなければ・・・。おしい。おしすぎる。


EURYTHMICS/Savage



ユーリズミックスのなかでも一番シンプルな作りではないでしょうか。
I Need A Man の無駄をそぎ落としたサウンドは見事です。
男欲しーと叫ぶアンは迫力満点です。
ただ、これをやられると、もう他の打ち込み系ニューウェイブは太刀打ちできません。
この手のサウンドの頂点に立っていると思います。
ユーチューブにアップされたPVは面白いです。
なにげに、このジャケ、気に入ってます。


HUBERT KAH/Golden zeiten



これまた、ドイツのヒューバート・カー(フベルト・カー?)です。
相変わらず、ジャケのセンスないです。
こいつら、ドイツの不良オヤジかっ!(3人とも間違いなくパシリだろうけどね)
しかし、これには、Solo Tu が入っているのです。
何これ、カッコイー。声もいい。
頑張ればできるじゃないの。
一般的には、Engel 07 が有名です。
大昔に、Sony のウォークマンのCMに使われていた曲です。
ほかにも、Suzanne とか、いい曲あります。

今回は、NW系のカッコイイアルバムを集めてみました。(アシュラはちがうね。)

New Wave Progressive Gothic 耽美派音楽 幻想音楽 10 BARCLAY JAMES HARVEST

2010年10月21日 | 音楽
こんにちは。
今回は趣向をちょっと変えて、バークレー・ジェームス・ハーベストです。



ハーベスト・レーベル時代もいいのですが、ここではポリドール時代に焦点をあててみたいと思います。
Everyone Is Everybody Else というアルバムを最初に発表します。
ジャケが最悪だったこともあり、ジャケは載せません。
内容はいかにもBJHらしい音楽をやっています。このあとのアルバムに比べると、幾分、プログレ色が強い感じです。
次のTime Honoured Ghosts はジャケにパリッシュの絵を採用して巻き返しをはかります。
個人的には、このアルバムがベストかなぁ。なんといってもジャケがいいし。
中でもMoongirl が一番好き。
次は Octoberon 。この中では、Suicid という曲が問題になりました。
きれいな曲なのですが、どうやら、男が自殺するまでを曲にしたらしく、最後は飛び降りて死ぬまでを曲にしています。最後の効果音は好きにはなれないけど、曲は物悲しくてすごくいいです。



そして Gone to Earth と続きます。
このアルバムで目立っているのは Poor Man's Moody Blues でしょう。
そうです。まるで ムーディー・ブルースの曲のようです。
このアルバムではライブの定番、Hymn も入っています。
個人的には、Love Is Like A Violin や、KBのウーリィーが作った、Sea Of Tranquility がお気に入りです。
そしてLive をはさんで Xii に続きます。
このアルバムではなんといっても Berlin が好き。In Search Of England もいいな。
このあと、なんとKBのウーリィーがぬけてしまいます。
直後はさすがによわりますが、次からはよりポップになって復活します。
それがこのアルバムです。

この大ヒットしそうなアルバムですが、さすがにBJH。
知名度もあがりませんでした。
なぜか、ドイツでだけは人気があったようです。
最近、DVDもでたConcert for the People を聴くとその人気がよくわかります。

BJHはポリドール時代のアルバム、KBが在籍している間のアルバムはどれをとっても、素晴らしく、はずれがありません。逆に、1枚聴いてだめだったら、他を買う必要もありません。
まったりとしたいときはピッタリで、ボーと聞いてみてください。
最近の情報では、ドラムはすでに死んでいます。ギター、とベースの2人が残ったのですが、なんとその2人も分裂してしまいます。今は、BJHを名乗るグループが2つあります。
なかよくやればいいのにね。
音楽性と人間性はイコールではないんだな。と思ってしまいます。
前から、リードボーカルが不在で、曲を作った人がリードボーカルもとっていました。よって、G,B,KBの3人がリードボーカルをとる(歌い回し)事になります。
このころから、分裂の前兆があったのかな。とも思ってしまいます。
悲しい現実でした。

New Wave Progressive Gothic 耽美派音楽 幻想音楽 9 ジャケット・アート

2010年10月18日 | 音楽
こんにちは。
今回は、お気に入りジャケットの世界です。
内容は無視して、好きなジャケットを並べてみました。


最初はダムドとデット・カン・ダンスです。スゲーカッチョエー。
誰が撮ったんだろう。こんな雰囲気で撮影してみたい。



お次はビル・エバンス。もひとつ、いわずとしれたピクシーズ。
ビル・エバンスはジャズの人(ピアニスト)です。
あまりにもジャケが良かったので手をだしてしまいました。
もろ、ジャズでした。残念ながら、ジャズは聞く耳がないのでジャケを眺めています。
ちなみに、ジャズ好きの友人に言わせれば、超名盤だそうです。
ピクシーズはちょっとエロいが、芸術的です。こんな風に生まれていたら、脱いでも凄いんです。



トーヤをまとめて2枚。
抱き合ってるのは旦那のフィッリプではなさそう。
チェンジリングもいい雰囲気です。



お次はロキシー2種。
初期のころはグロだったけどここまでくればうーん美しい。



次はエニド。
クラシックロック?なのね。
ジャケのセンス抜群!
右のジャケを良く見ると、貝のヘッドフォンをしています。
という事は、ヒトデもいるし、海のなか?



ついに出た。ジョイ・ディビジョンだ。
このジャケ、めちゃくちゃいい!
曲にもあってるし、言う事なし。
となりは、メレディス・モンク。
前衛ボーカリストです。ジャケのような音楽です。
きくと背筋がぞっとします。(矢野顕子入ってます)



次はちょっとファンタジックな世界です。
アメリカではかなりポピュラーな画家パリッシュの絵です。
同じ絵にみえますが色使いと構図(バックの木の位置、腕の位置など)が違っています。
ムーディー・ブルースとダリズ・カーです。
左の構図で右の色だったらパーフェクトだったのに。



この2枚のジャケはどちらも凄く好きです。
中身もいいのですが、ジャケもすさまじくいい。
言う事なしの2枚です。
左:this mortal coil 右:sunday all over the world



ミレーヌもあげておきましょう。
サメよけの檻に乗っているミレーヌがなんかいい感じです。



つぎはプログレ。
ロキシーのフィル・マンザネラ率いるクワイエット・サン。
そして、フランスのカルプ・デュアン。
濃い絵とモノクロの絵。
どちらもヨーロッパ的です。

もし、このジャケットたちを眺めていて、音楽が聞こえるような気がしたら、迷わず買って聴いてみてください。
かなり、偏った選考ですが、好きなジャケを並べてみたらこうなりました。
音は無視なので気が楽です。
また、やりたいと思います。
では。

New Wave Progressive Gothic 耽美派音楽 幻想音楽 8 HALL OF GLASS、MOON AND THE MELODIES

2010年10月16日 | 音楽
今回は、HALL OF GLASS/Fade Landscape から、まだ紹介してない曲です。



曲はIlluminationです。
これはユーチューブにUPしたショート・バージョン。
コードの色が雰囲気を醸し出しています。
ボーカルがいい感じです。
透明感のあるボーカルがふわっと乗ってきます。
中間部のソロも聴きどころです。
暗い霧の中を進んでいるような雰囲気があります。
曲のベースはロックなので、雰囲気だけではなく、聴けると思います。

HALL OF GLASS / illumination (Female Vocal,Progressive Rock,Gothic Rock,New Wave)


秋の夜長にドップリと暗めの音楽に浸ってみてはいかがでしょうか。


次は
コクトー・ツインズ+ハロルド・バッドのMoon Abd The Melodies です。



アンビエント界の巨匠、ハロルド・バッドとコクトー・ツインズの組み合わせです。
ロビン・ガスリーのギターとマッチしています。
ボーカルが入るとやっぱり、コクトー・ツインズになっているかなぁ。
ちょっとギーガーっぽいジャケがなんとなくいいです。
エリザベスの声がちょっぴり中東ぽく聴こえるのは私だけなのでしょうか。
結構、無国籍の音楽だと思うのですが、どうでしょう。
ロビン・ガスリーとハロルド・バッドはその後も一緒にアルバムを作っています。
ジャンルの壁を越えた共演に拍手を送りたいと思います。

New Wave Progressive Gothic 耽美派音楽 幻想音楽 7 CLANNAD

2010年10月15日 | 音楽
純粋にきれいな音楽を今回は特集します。

CLANNAD です。


アイルランドの音楽、とか、エンヤが在籍していたとか、イメージが地味なのですが、音楽は素晴らしいです。
私も聴くまでは、大したことないだろう、と思っていたのですが、聴いてびっくり。
確かに、派手さはないですが、きれいな極上の音楽です。
民族音楽っぽくもなく、そこにはただ、透き通った声が響いています。
(初期のアルバムは聴いていないので、中期以降のリスナーですが)
高音は妹のエンヤのほうが出ますが、モイヤのほうが声がいいと思います。(好みの問題ですが)



そこには、ジャケット通りの世界が広がります。
リマスターが出ていますが、ジャケは違っています。(リマスターは後ろに元のジャケが載っている)
リマスターのジャケも雰囲気はよく出ていると思います。
ジャケはやっぱりオリジナルがいいと思います。



音楽を聴いていると、空気感は、BLUE NILE に似ているような気がします。
CLANNADはBLUE NILEをさらに淡々とさせたような感じです。



派手さがない、という事は、はっきりいって地味なのですが、そこがまたいいところなのです。
残念ながら今は活動をしていないようです。





かわりにモイヤがソロを出しています。



モイヤのソロはクラナド以上に淡々としています。
声を最大限に生かすべくアレンジがほどこされているからです。
実は私はモイヤのソロのほうがより好きだったりするのです。


New Wave Progressive Gothic 耽美派音楽 幻想音楽 6 QUIET SUN, BLUE NILE, MYLENE FARMER

2010年10月11日 | 音楽




今日は。
今回はまず

QUIET SUN/Mainstream


音をどう表現したらいいのかよくわかりません。
プログレなんだけど、やたらカッコイイ。
ジャケがすごくいい。
ドラムのチャールズ・ヘイワードはTHIS HEATの人。
ギターはROXYだし、メンバー的にもよくわかりません。
かっこいい曲を選べ、と言われたら間違いなく1曲目の「Sol Caliente」でしょう。


BLUE NILE/High


ブルー・ナイルは極めてアルバム発表の感覚が長い。
もう、20~30年はやっているのに、まだ4作目。
これは、一応、現段階の最新作です。
「Hats」もかなりいいけど、音がいいので「High」にしました。
曲はあいかわらずです。ゆっくりと淡々と流れていきます。
音をつめこみすぎない作り方がとてもいい。
ゆったりと聴けます。
次の作品はいつ出る事やら。


MYLENE FARMER/Innamorament


フランスではアイドル的に人気のあるミレーヌ・ファーマー
ものすごく耽美な音楽です。
打ち込み系の幻想的な曲にささやくようなボーカルがのっている。
なぜか、フランス以外ではあまり人気がないようです。
PVが過激だからでしょうか。
芸術性が高いPVもあるので、あなどれません。
どっぷりと雰囲気に浸れます。

New Wave Progressive Gothic 耽美派音楽 幻想音楽 5 TOYAH, MIKE OLDFIELD, COCTEAU TWINS

2010年10月09日 | 音楽




今回はまず、トーヤから。
たくさんのアルバムを出していますが、
Take The Leap!をえらんでみました。



久々にバンドを引き連れてのアルバムです。(当時)
一曲目の「Now I'm Running」がいい感じです。
メンバーもほとんどが10代らしいです。
そのせいか、勢いが感じられるアルバムに仕上がってます。
新曲とリメイクが半々のアルバムです。


MIKE OLDFIELD/Voyager



マイク・オールドフィールドはなぜこれ?と、思う人はたくさんいると思います。
単純に音楽が好きだからです。
派手さはないものの、しっとり聴かせます。
セルティック地方の音楽をアレンジしている曲とオリジナルと半々ぐらいです。
でもそこはマイク・オールドフィールド。しっかり自分のものにしています。
曲が短い(初期にくらべて)ので気軽に聴けます。
構えることなくリラックスして演っている感じです。


COCTEAU TWINS/Treasure



ついに出たっ。コックトー・ツインズのトレジャー
耽美派としては、外せない一枚でしょう。
独特の美意識に包まれたアルバムです。
この音楽性でメジャーになれるのだからうらやましい。
もちろん、内容がすばらしいからで、多くのフォロワーを生んでいる事もうなずけます。
今まで、この手の曲はあまりヒットしませんでした。
音楽シーンも変わったな、と思わせた一枚です。
リズムマシンの音にちょっと時代を感じますが、音にはマッチしています。
ドラムを入れない理由がなんとなくわかります。
(DIF JUZのドラマーが参加してた曲が何かのアルバムにあったような・・・)
解散後、ギターのロビンはソロを発表していますが、インストです。もう、これ以上のボーカルはいなかったからかな、と勝手に考えてしまいます。(純粋にインストやりたかったから?)

New Wave Progressive Gothic 耽美派音楽 幻想音楽 4 THIS MORTAL COIL, CARPE DIEM, DIF JUZ

2010年10月08日 | 音楽




こんにちは。
今回は、4ADを代表する THIS MORTAL COIL です。



とにかく、ジャケットがすごくいい。
ジャケを見ながらCDをかけると、
「え?。なにこれ、クラシック?」と思ったほど、最初はチェロかなんかの音で始まります。
そのうち、コックトー・ツインズのボーカルの声が聞こえてきて、「クラッシックじゃなかった。」と、わかります。
ニューウェイブがこれほど美しいとは。ジャンルを超えています。
裏を返せば、地味です。
でも、すごく好きなんだな、これが。
エリザベスは反則です。ニューウェーブというジャンルで女性ボーカルははっきりいって、難しいのですが、エリザベスが一つの解答と言えるでしょう。
デット・カン・ダンスのリサもかなり好きです。
どちらかというと、リサの声のほうが好みかな。
初期のデット・カン・ダンスはよかったのに、段々訳が分からなくなってしまいました。
耽美派音楽、幻想音楽 3 で紹介した、デレリウムもいいんだけど、デレリウムに参加しているボーカルは声のきれいさでは、凄いと思うけど、ニューウェーブあるいは、ロック、という観点からはリサやエリザベスに軍配が上がると思います。
デット・カン・ダンスは初期が好き。コックトー・ツインズはトレジャーまでかな。
そのころの声がこのアルバムで聴けます。
おすすめは「Song To The Siren」です。聴くと、今でも泣きそうになります。


CARPE DIEM / En Regardant Passer Le Temps


カルプ・デュアンの邦題「時間牢の物語」です。
フランスのプログレです。
好き嫌いがはっきり分かれるようです。
暗さにドップリ浸れます。
幻想的な音楽です。シンセミュージクではなく、バンドで演奏しています。
モノクロのジャケの世界そのままです。
タイコがちょっとうるさいのが気になりますが、(ポコポコいってる)全体的には申し分ありません。


DIF JUZ/Soundpool


DIF JUZ です。
日本のインディーズにもいそうな音です。
ギターメインのインストです。
もう少し激しければシューゲイザーと言われていたでしょう。
かなりクールな音楽です。
暗黒のなかでうごめく音楽とでもいいましょうか、これは暗い。
ヘビーな暗さではなく、クールな暗さです。
なんか不思議な感覚があります。
灰野敬二、ツネマツマサトシ、あたりと通じるものがあると思うのですが、どうでしょうか。


New Wave Progressive Gothic 耽美派音楽 幻想音楽 3 ULTRAVOX, LA DUSSELDORF, DELERIUM

2010年10月07日 | 音楽




こんにちは。
今回はニュウウェーブ色の強いものを紹介します。

ULTRAVOX/Slow Motion



Vienna以降のミッジ・ユーロがボーカルをとっているウルトラボックスではなく、ジョン・フォックス様の君臨するウルトラボックスです。
一曲目からいきなりやられます。キーボードがかなりウェイトをしめていますが、アレンジがかっこいい。そこにジョン様のボーカルが乗っているのだからもう凄すぎです。
ニューウェイブ系のボーカルではピカイチではないでしょうか。
なぜ、こんなにかっこよく歌えるのでしょう。
ジョン様は間違いなく天才です。
数年前、こっそりと来日して、ライブを演って、こっそりと帰ってしまった。
気がついたときはもう終わってました。(絵文字いれねぇぞー)
悲しすぎです。
ウルトラボックスの事はウルトラボックス・ステーションというサイトがかなり詳しいので、そちらも見てください。(誰のサイトなんだろー)

http://ultravox.jp/


LA DUSSELDORF/Viva



ドイツのラ・デュッセルドルフです。
はっきり言って、ジャンキーですが、曲はすばらしい。
ジャーマンエレクトロニクスミュージックのなかでもかなり上位の音楽です。
ニューウェイブがジャーマンロックの影響を受けていることがなんとなくわかります。
暗さはないですが、力強いビートが心地よいです。
悲しいかな、このCDは廉価盤のためなんとジャケにニコちゃんマークが・・・


DELERIUM/Karma


ご存じ、デレリウムのカルマです。サラ・マクラーレンという女性ボーカルを一躍有名にしたサイレンスの入ったアルバムです。(サラ・ブライトマンじゃないよ)
全体的には、ゴシック・アンビエント・ロックとでもいったらいいのでしょうか。
エニグマよりこっちが好きかな。
サイレンスは別バージョンが色々あるようです。
アルバムバージョンもいいですが、ビートのきいた別バージョンもかなりいいです。

New Wave Progressive Gothic 耽美派音楽 幻想音楽 2 SUNDAY ALL OVER THE WORLD,TERJE RYPDAL,PETER MAUNU

2010年10月06日 | 音楽

SUNDAY ALL OVER THE WORLD / Kneeling atThe Shrine



SUNDAY ALL OVER THE WORLD 唯一のアルバム。
新生クリムゾンのメンバー+トーヤで構成されています。
内容は、Ophelia's Shadowのころのトーヤに感じが似ています。
しかし、バックがクリムゾンなので、そのまんま、クリムゾンの演奏で歌うトーヤ、です。
トーヤ関連では、芸術性が一番高いアルバムとなっています。
クリムゾン関連では、めずらしく、女性ボーカルものです。
トーヤはフィリップの奥さんなので、二人そろったグループで活動したかったのでしょうか。
結果、セールス的に大失敗でこれ一枚でバンドは消滅します。
プログレファンからもニューウェーブファンからもそっぽを向かれてしまう訳です。
じゃあ、つまらないのか、というと、トーヤファンの私はとてもいい出来だと思います。
プログレファンからは酷評されていますが、とてもカッコイイサウンドです。
POPな感じではないので、一般のリスナーは聴かないし、プログレファンも聴かない。
トーヤのファンも音楽性が違っているので聴かない。
という、不遇のアルバムですが、音楽は純粋にカッコイイです。
ジャケットもいいし、大好きなアルバムです。



TERJE RYPDAL / To Be Continued



テリエ・リピダル、ミロフラフ・ビトゥス、ジャック・デジョネットの三人のリーダーアルバム。
ジャズなのだが、テリエ・リピダルというギタリストはあまり早弾きをしない、一音一音の音色を大切にしている、ジャズというカテゴリーには収まりきれてないアーティストです。
このアルバムのなかに収められている「Topplue Votter & Skjerf」という曲は鳥肌ものです。
暗く幻想的な曲でテリエの全リーダーアルバムの中の曲のベストです。
空間的なキーボードの上を幻想的トーンのギターがすすり泣いています。
ドラム、とベース(ウッドベース)は完璧にジャズ系ですが(ミロフラフ・ビトゥス、とジャック・デジョネットなので、ジャズを聴く人からは何の不満があるんだ、と叱られそうです。)ジャズ的なものをあまり感じないほどすばらしい音空間が構成されています。
いや、バックの二人とピッタリ息があっていて、完璧に溶け込んでいると言うべきでしょう。
ジャケットはいかにもECMといった感じで、私は好きです。
(ユニクロがECMのジャケットの写真をTシャツにした時はびっくりしました。)
このジャケのグラスが欲しくて、探したのだけれど、見つかりませんでした。
気になる方はCDを買ってみてください。
6曲目だけでも充分聴く価値があります。



PETER MAUNU / Warm sound In A Gray Field



セッション・ミュージシャンのピーター・マウヌのアルバム。
この人はパトリック・オハーン、マーク・アイシャムとGROUP87を結成し、そこで印象的なギターをひいていました。
その後、パトリック・オハーンのアルバムでゲスト参加したり、フュージョン系のグループに参加したりしています。
フュージョンはまったく聴かないので、よくわかりませんが、GROUP87ではかなり、ロック色の強いフイードバックを聴かせた音色をだしていました。
先のテリエ・リピダルと並んで、好きなギタリストの一人です。
このアルバムは、ニューエージのアルバムです。
しかし、ニューエージなのですが、幻想的な曲を演っています。
まったく無名のギタリストですが、実力、センス、ともに優れています。
はっきり言って、地味なので、おすすめはしませんが良いギタリストです。


New Wave Progressive Gothic 耽美派音楽 幻想音楽 1 HALL OF GLASS

2010年10月05日 | 音楽
こんにちは。
記念すべき一回目は、自身のバンド、HALL OF GLASS のピカイチ曲
Vain を聴いてください。
暗く、冷たい雰囲気でカッコイイ曲です。
KBの作った曲はどれも知的でセンスがあります。



プログレ的な雰囲気を持ったNEW WAVE風の曲です。
曲の雰囲気は、エコバニからギターを抜いて、ゴシック(ゴシックメタルではなくゴシック)的味付けをした、暗めの曲です。(エコバニには似ていません。雰囲気だけです)
耽美派音楽といえると思います。
女性ボーカルです。(兼BASS)
タイトルの「VAIN」のように、空しい感じの曲です。
ジャンルがこれだ、といえないので曲のベースは、ジャーマンロック(70's)+アンビエント+NEW WAVEといったところでしょうか。
エレクトロニクスMUSICではないです。
KBをぬいてGをいれれば80年前後のNEW WAVEになる音です。

曲の解説
ベースのリフから始まって、効果音をはさみ、かっこいいドラムのフルインでスタートです。イントロが終わると、女性ボーカルが乗ります。力強く、そして透明感のあるボーカルは必聴です。
全体的に気だるい雰囲気で曲は進んでいきます。
2番のサビ前に入るKBソロがゴシック調で曲の聞かせどころです。
まったくPOPではないので、暗い曲が苦手な方は聴かないでください。
リスナーを限定している音楽です。
耽美派でピンときた方はぜひ聴いてみてください。


HALL OF GLASS / Vain - Long Version(Female Vocal,Progressive Rock,New Wave,Gothic)





HALL OF GLASS/Silent Dream

こちらの曲は静かめの曲です。幻想的な雰囲気の曲です。
ボーカルの声質がバッチリはまっています。(POCHIKOお勧めです)
先のVainより空しい曲です。
耽美派の音楽としてはこちらの方がピッタリくるかもしれません。
他のどの曲にも似てないので、なに風とはいえませんが、力強さより、美しさを全面に出しています。
聴く覚悟ができた方はどうぞ。