今日9月12日は中秋の名月である。
昨日は娘1号の結婚式のことで、女房とバトルしてしまったので、今夜はひとり屋上で満月でも観て心を静めることにしょう。
近所の商店街をプラプラすると花屋ではススキを売っている。また、団子屋では月見団子を買うとおまけでススキが2本付いてくる。本当はいけないことなのだと思うがススキは家の近くのJR操作場から数本いただくことにした。
屋上にキャンプ用のテーブルを置き、花柄のテーブルクロスを敷いて、その上に花瓶に生けたススキを飾れば、中秋の名月鑑賞会会場の出来上がり。
西の空が夕焼けで染まり始めれば、月が出てくる方向にあるマンションもそれに照らされ色合いを変え、アンテナ席のカラス達も主役の登場を待ちかねている。
蚊取線香に火を点け、虫除け効果のあるキャンドルを灯し、お盆に山田錦100%使用の本醸造「和喜楽」と酒肴の煮物を用意すれば、あとは月が出るのを待つばかり。
真打登場はマンション群の間から。
少しずつだが位置を変えマンションの高さと同じになり、更に上へ上へと高度を上げる。
事実としては高度は変わらず、こちらが回転しているのだろうが、どう見ても月が高くなっている。
しばらくすると結婚式を2ヵ月後に控えた娘1号が「スミノフ ICE」というウォッカベースのサワーを片手に螺旋階段を登ってきた。
涼しい夜風を受け、まん丸の月を見ながらだと、娘1号が話す体調のこと、友人のこと、バイトのこと、家での出来事等も何となくBGM的で心地良い。
1時間ほど刻が経過しただろうか、その間ずっとしゃべり続ける娘1号。
イラついた心の角も取れ、幾分まあるくなることができた中秋の名月鑑賞会であった。
奥方さまもその席にいればなおよかった?
体型と同じようにハートも丸くなってくれると良いのですが。
あ、こうゆう言い回しをすると、再び満月に霞がかかります。
私には、なにも出来ません。
結婚式は、基本的に女性の晴れ舞台ですから・・・ 私なら従うだけです。
早く仲直りしてくださいね。
最近、価値観の相違って言葉の意味が少し分かるような気がしてきたのが嫌な感じです。