世界遺産に内定した富士山は、ゴールデンウィークを過ぎ、山開き前であっても観光客で賑わっていた。
2009年から2011年の3年続けて富士登山をした爺だが、昨年は一休み。
2013年は、一足早く富士山に登ってきた。と言っても五合目までである。
九州宮崎から義母さんが曾孫の顔を見にやって来た。
前回来た時に、冨士サファリパークに連れて行ったのだが、その時、曇り空の中、微かに見えた富士山に豪く感激していたので、本日は富士山を中心に観光することにした。
朝6時に起床し、車に乗り込み、爺、女房、義母さんと60年前に富士山頂に立ったことのある爺の伯母の4名は、首都高から中央高速に入り、一路富士山へと向かう。
伯母が「富士山は照れ屋だから美人が来ると顔を隠すらしい」とどこで仕込んだネタなのか分からないが、妙に説得力ある喋り方をするので、義母も何となく納得している。おいおい、もしそうだとしても、70代、80代の元娘さんでは美人であっても顔は隠しませんよ、と心でつぶやく。
富士山が顔を出すたび、歓喜する元娘さん2名。
富士スバルラインを走り、三合目辺りから雲海が見え始めると、歓喜のトーンも上がってくる。
五合目に到着するや「まさか富士山の五合目に来れるとは思っても見なかった」と二人。
義母は「冥土の土産に」と五合目で記念撮影。
山頂が雲に隠れていたのは、美人が来たからではないだろうが、南アルプス?はスッキリと澄み渡り、その光景に爺も満足満足。
有名な冒険家は、80歳になってなおエベレストに立ち向かうと言うが、一般的な高齢者である義母と伯母は、富士山五合目あたりでも十分満足してくれた。
富士山には古今東西、老若男女問わず、日本人を感動させてくれる不思議な魅力があるようだ。
でも、血気集会に出ると、勢いで「登る!」と言ってしまいそうなので、参加しない方が良いかな???