転倒

土曜日の話であるが、久しぶりに転倒した。しかも自転車に乗って。

天気も良く、とても暖かだったので、１０㌔程離れたおふくろの元へマイチャリをかっ飛ばした。
テーブルに座るやゴーヤと豚肉を炒めてくれたので、小走りで近所の酒屋まで出かけ、サントリー・モルツを１缶持ち戻ってきた。
酒屋の冷蔵庫に入っていたビールはキンキンに冷え、いつも口にする発砲酒やその他雑酒より華やかな味わいであった。

さて、次は実家から２㌔程チャリをゆったり走らせ伯母の家へ。
冷蔵庫を勝手に開けると、白鶴の冷酒があったので、それを手にして火の点いていないコタツへ足を突っ込む。
アサリの佃煮と唐辛子味噌がすすっと出てきた。ふいに訪れた甥っこをおもてなしいただき、誠にもってありがたいことです。



これで、家の戻れば、穏やかな休日となったのだが、家を素通りし２㌔先にある元住吉駅前商店街に酒の肴を買出しに行った。
魚屋でソフトニシンと超辛口塩鮭を、八百屋で蕪と絹さやを買って帰ろうとしたところ、気になる焼き鳥屋を発見してしまった。
まだ、日も落ちていないのに赤ちょうちんに火を灯し、店の外に長椅子を出して呑み助を待ち構えているのだ。

ここで呑みすぎた。
焼き鳥を喰らいながら、一ノ蔵を常温で３合。
帰り道、車道から歩道へチャリを乗り上げバランスを崩した時に、右ひざでコンクリートの道にニードロップを喰らわせてあげたので、ひとたまりもない。自分が。

今後、チャリで出かけた時は呑むのは控えよう。
ただし、気になる呑み屋がなければの話だが。