このところ、じゃが芋料理がテーブルの中心に置かれるようになっている。
じゃが芋のごつごつした野性味溢れる風貌と、土の香りがする朴訥な味わいに、爺はとても好感を持っている。
明太子和え、肉じゃが、ポトフ等々がテーブルに並ぶと、それをパクパクと頬張り、続いてビールをウグウグと喉に流し込む。じゃが芋とビールはとても相性が良い。
はて、何故に最近はじゃが芋料理がテーブルを彩るのだろうか。
女房殿に訊いてみると、「北海道旅行に行った時に泊まったホテルから送られてきたんだよ」と言う。
うん、夏に泊まった北海道富良野のプチホテル・ブランネージュで、宅配便の配達票を記入し、送料を納めたことを思い出した。
ホテルでは宿泊者に対してじゃが芋無料送付キャンペーンを行っていて、ホテルの近くの農家が収穫したじゃが芋を送料のみで送ってくれるというものだ。
ダンボールいっぱいのじゃが芋。
蒸して塩をふっただけのシンプルな味のじゃが芋を頬張ると、富良野の美しい花畑や広大な芋畑が目に浮かぶ。
手続きしたことさえ忘れた頃に富良野からやって来たじゃが芋は、とても美味いが、北海道の美しい光景を忘れてしまう前に、産地である北の大地で頬張りたい。
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