タバコが最後に値上がりしたのはいつだろう。
1年くらい前?
それ以来、ほっとんどタバコを吸わなくなった俺。
それまでも本数を減らそうとか思ってたし、奥さんが吸わない人なので室内で当然吸うわけでもなく、普段は1日半箱程度吸ってたけど自分でもよくやめられたとも思う。
吸ってる時は、普段はそれくらいでも飲みに行くとこれまた本数も増えるし、それまでタバコを控えててもドーンと吸いすぎることもある。
そうすると体に一気に負担がきて気持ち悪くなったり翌日にその気持ち悪さが持ちこしになることもある。
そのたびに後悔もする。
俺はアルコールは弱い方なのでそこまで飲まない、だから翌日に酔いを持ち越すこともないんだけど、タバコについてはどうも周りが吸ってると吸いたくなるし本数も増える。それで翌日にその気持ち悪さを持ちこすことがある。
実は先日がそうだった。
ひさしぶりタバコを買って飲みに行くも、やはりどうも吸う本数が増え、アルコールよりタバコで気持ち悪くなった(笑)。
改めて、よくないな、これは、と。
そういう俺も、ここ1年くらい、普段はプライベートではまったく吸わなくなったし、タバコを欲するような、気になることもなくなった。
タバコを吸わない人と飲んでても、そういう時はタバコを吸いたいとも特別思わない。そのぶん、周りの他人が吸ってる煙やニオイが気になったりもする。
それは後述の、かつてすんごい吸ってたおじさんらもよく言ってる。自分がやめたら他人のタバコのニオイが気になる、と。10分、15分前に他の場所で吸ってきた人でもそばに来たらわかる、と。
そう、それも自分がやめてみて初めて気づくことでもある。
それも勝手なもので、自分が吸ってる時にはなんだかんだ配慮してもきっと吸ってない人には迷惑も不快な思いもさせたはず、それでも自分が吸わなくなると他人のタバコのケムリやニオイが気になる。
そういうもんだ。
嫌煙ブームとかなんとかになってタバコも吸いにくい時期になった。
それでいて、周りのヘビースモーカーのおじさんらも、心筋梗塞とかやってそれから一気にタバコを吸わなくなったりもしてる。
俺のオヤジも、ちょっと病気をやってそれからいつの間にか吸わなくなった。
そういう年代になると体を壊して、それで初めて禁煙する。
でも、それでもやめてきっぱり吸わなくなってるのはすごい。まあ、ニコチンのガムとか噛んで苦労はしてたみたいだけど。
おもろい親戚のオッサンもその類だけど、「今どきタバコ吸ってるのなんてモテないよな~」だと(笑)。1日3箱吸ってたオッサンが、やはり大病してきっぱりやめてそう言うんだから。
俺のオヤジは、病気して弱気になったのか、「これまでの不摂生がたたったんだ、30年以上タバコを吸ってきたんだからな」なんてことも言う。
でも、そう、そういう人が病気してみんな言うのは、やはり若い時期の不摂生でそうなるんだ、と。それもそういうトシになってわかる、思うことなんだよなー。
飲んでタバコ吸って、ってガンガンやってるから、60代になってそうなる、そのシワヨセが来るんだと。
それがそれこそ命にかかわるようなことでもあるから余計に本人もショックなんだろう。医者から「タバコやめないと命の保証はできないよ」とまで言われることもあるらしく、そりゃ、やめざるを得んようにもなるだろう。
やはりそれも「気持ち」、「危機感」だな、と(笑)。
それはわかってるんよ、それでも、1本くらい、なんて吸いたくなることもまだ若い時にはあったりもする。
まさしく百害あってなんとか、だ、いいことはひとつもない。
それでも吸う人は吸う。
俺も、今でこそ、ライターも持ち歩いてないし、タバコも買わなくなった。
それでも飲みに行って周りに吸う人が多いと吸いたくなる気持ちにもなる。みんなが吸うなら、と。
社労士の仲間から「もらいタバコ」をしたり(笑)、冒頭に書いたように改めて自分で買ったり。それでもむせることなく普通に吸えてしまうから、これまた吸ってしまう。
体が欲してどうしようもないとまではならないけど、飲むと口さみしくもなる。そういうクセになる前にやめるならやめるで吸わないでおかないと、それが止められなくなる。
1本くらい、が、1箱くらい、となり、1日くらい、と本数も頻度も増えていく。
でも、医者は当然「タバコはよくない」と言うけど、そういう医者もタバコを吸ってたりもする。
俺、ハタチの時に“気胸”をやった。
最近ではナイナイの矢部がやってたやつ。
それが肺の病気というかアクシデントのものだから、当然当時タバコを吸ってた俺は医者から「タバコは当然ダメ」と言われる。でも、その医者の白衣の胸ポケットにはマイルドセブンが透けて見えてた(笑)。
それもそういうもんかもしれん。「オトナってずるい」、と(笑)。
一方で、最近は女性で吸う人が増えてきた。
まあ、それも時代の流れなのかもしれないけど、“ダイエットのために”とタバコを吸う女性もいるらしい。タバコ自体も細くてオシャレにもなり、タバコケースとかライターもオシャレになってタバコがファッションのようにもなってる。でも、やはり「タバコ吸う女性は男性受けが悪い」とも聞いたことがある。なるほど、コンパの場とかで男性の前であからさまにタバコを吸わない方がいい、ということか。それか、もう最初っから「タバコ吸っていい?」と聞いて普通にタバコを吸ったり割り切る、とか、かな。
確かに、タバコを吸ってたら太りにくくはなる。
俺も以前はまだ痩せてたし(笑)。
そして、タバコはスポーツには不向き(笑)。心肺機能がだいぶ落ちる。
あるフットサル仲間は、以前、休憩の間に、息を切らせて汗だくでフットサルの合い間にタバコを吸ってた(笑)。意味がわからん(笑)。俺はさすがにそういう時は吸う気にもならんかったけど、激しい運動にはタバコはご法度でもある。
ニコチンで体力は回復しない(笑)。
ある人は、カゼひいてすんごいセキしてんのに、それでもタバコに火をつけてむせながらセキしながら吸ってた(笑)。もうそうなると周りから見てたら芸人の“芸”みたいにも思える。コーラを一気に飲んでゲップせずにどこまで言えるか、みたいな。セキをしながらでも根性でタバコを1本吸えるか、みたいな。
見てる周りももはや誰も止めないし、ちょっと引いてたような、そんな空気にもなったけど(笑)。
ま、そういう人もいる。
でも、食後のタバコのうまさはわかる。
あれも不思議なもので、おなかいっぱいになってのタバコはうまい。
しかし、タバコをやめたとたん、ごはんもさらによく食べるようになり、甘いもんとかも欲しくなる。食べる量が増えるのもある。満腹感が遅れてくるというか。ただ口さみしいだけなのかもしれないけど、食事がうまくなるのは確か。舌というか味覚が変わるのか、口から入れるものすべてがうまいと思い、甘いもんも好きになり、それで量も増える。なもんで、それで太ることはよくある。俺もそうだし(笑)。
あと、タバコを吸ってるとヤニがつく。
部屋で吸ってたら当然そうだし、ニオイも残る。
壁が黄色くなったり、歯にもヤニがつくし、服から髪からニオイがつく。
自分が吸ってなくてもそうなる時もあるし、やはり“分煙”というのも自分が吸わなくなって初めてその価値、ありがたさがわかるもんでもあるし、吸わない立場からすれば「分煙は当然」と思うのもわかる。
今でこそ、保険で禁煙治療ができるとかそういうふうにもなってるらしく、世の中は大きく変わってる。
居酒屋でも喫茶店でも分煙してたり、でも、俺はコーヒーやアルコールとタバコが合うのも知ってるから、吸う人の気持ちもわからんでもない。
それでも、やはり自分が吸わないとそのケムリやニオイは気になったりもする。
喫煙者のマナーもそういう時に客観的に感じることもある。
吸わない人もいるのにあからさまに同じテーブルの上にケムリを吐くとか、手に持ってるタバコから出るケムリの行方にも配慮しないとか。
俺は、タバコを吸ってた時期は、歩きタバコもしてなかったし、飲みの場でも、隅っこに座って端っことか換気扇に向かって吸ってたけどな(笑)、なんかあからさまにまるでそういうとこに無頓着、無神経な人もいる。明らかに吸わない人んとこにケムリが流れてても無神経、それでいて吸わない人がいる前にケムリを吐く、って、かつてタバコを吸ってた俺も見ててそれはいただけないと思う。
そういうのを見てたら、文句言いたくても言えない吸わない人がかわいそうにもなる。
そういう弊害もあるタバコ、俺は「タバコなんてなくなればいい」なんても思わないけど、嗜好品なだけに周りに配慮したりちゃんと落ち着いて楽しめるとこで楽しんだらいいとも思う。
体によくないのはそれは吸ってる人もわかってるだろう。
俺もそのうまさ、よさを知ってるだけに一概に否定、批判はしない。
あれば吸ってしまう自分の弱さもある。
でも、そういう「煙害」への周りへの配慮というのは、吸う人が最低限守らないといけないものでもある。
「吸う立場」と「吸わない立場」両方を知ってるからこそ、そう思う。
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