以前書いた旧友の某サラリーマンのやつとまた軽く電話で話す機会があった。
そいつはコイツ(笑)
なんでも、この日曜日にあった今回の行政書士を受けたけど、「やはりうかりっこないわ、俺、ムリやわ」との結論に達したらしく(笑)。
時間のムダのようにも感じられ、数回挑戦はしたけどどうもこのままではうかりっこない、と、今後の時間を現実的に有益にしていくべきという結論で(笑)、意外とサバサバもしてそう言ってた。それで新しいことをやるなり試験以外のことで時間を使って充実させていきたいと吹っ切れたようなかんじ。別の意味で「おめでとう」というとこか(笑)。
まあ、それもしょうがない、俺個人としても自分がうかったのが、なにがよかったんかわからんくらいでもあるから(笑)。ただ、あきらめたらそこでおしまいでもあり、それで彼もここ数年そういった資格試験を受けてきてるらしく。
それでも実際彼は年中遊んでたり飲んでたりだそうで、そのお誘いも俺にちょくちょくあるくらい。他の、周りでもがんばって行政書士を受けた人はいても彼はなんとものん気にやってるような印象でもある。まあ、本人自身もそこまで「ホンキでカツカツにやってなかった」と言う程度。「俺、高校受験の時が一番がんばった時やったわ」と言う彼、それでも行政書士も数回受けてもいるらしく、少なくともここ数年はそんなかんじでやってるわけで。別に士業の業界にいるでもなく、それであきらめる結論になるのも彼個人の自由でもある。
でも国家試験は厳しいと悟ってあきらめ気味の彼、今度はFPでも、というような言い方。
FPの試験をなめてるような言い方でもあったけど、国家試験と比べてとかその資格や肩書き以前に、ホンキで稼いでいける知識を身につけて人に役立つ仕事をしたいという根本的な動機があまり聞かれん。
それでも本業は本業でサラリーマンを続けながらでもあり、副業としてもやはり生半可に考えられんとこもあるわけで。
彼は相続なんとかっていう資格もとりたいとかっても言う。まあ、それも自由だしいいんやけど、そもそもの動機やら考え方が不純でもある。彼は、俺がここで以前も書いた生命保険とか医療保険とかの代理店みたいなことをして不労収入を得ていくのをメインにしたいようで、その入り口としてFPや相続案件を考えてるそう。
それはそれで彼の戦略としてはいいんかもしれんけど、行政書士をもってる俺に、「相続(の案件)もやりゃあいいのに」とも言ってくる。
まあね、相続の案件でも行政書士が多く絡めもするし俺としてもやれば稼げる窓口も広がるだろう、やったことないってだけで逃げてきた自分を否定はしないけど、でもそんな彼の口車にのって(笑)「じゃあやってみるわ」と言えるほど俺も安易には考えられん。
俺も相続については食わず嫌いというか、やらず嫌いというままだけど、まあ、ホントはガツガツしていろんなことをやるべきだろうからね、だから彼が「仕事を選ばずやらなあかんで」と俺に言うのもわかる。さらには、「資格もっててやれるのにもったいない」と。
でもそもそも俺が行政書士でやっててもターゲット層が違ってるから、これまで「相続の問い合わせが多いな、俺もやらなあかんな」という実感もないまま、やらずじまいで今に至ってもいる。
それで俺もターゲット層を変えて相続の案件をとりに行くべきでもあろうけど、彼個人が興味あるからとか需要があるはずだからと俺にアドバイスくれるのもいいけど、実際やるのは俺にもなるんだから、そんな彼が言うことも鵜呑みにはできん。
と、俺、相続に関しては言い訳してるけど、そこも自分次第。
彼のような立場、稼ぎ方で模索するのも彼次第。
要は、そんなそれぞれ自分次第なとこを貫いてやっていけるか、でもある。それで現実が厳しければさらに考えて自分で思うことをやったらいいわけでもあり。
特に彼はサラリーマンの身分でそれなりに生活はしていけてるだろうけど、カネの面では頭打ちでもありさらに収入を得たいと動くことを考えてもいるわけで、それはそれでその苦労や試練は自分で乗り越えるもんでもある。
保険関係の代理店みたいなことにしても、今回の俺への話で、もらえる歩合の話とか加入者をどう勧誘するかなど、彼の持論を聞かされもした。それでもやはりまとまった額になるにはそれだけの加入者が必要にもなり、今後彼が本業をやりながらどう動いていくのか、どう稼いでいくのか、またその後の彼の話を待とうとも思う。ま、正直俺個人としてはそこまで興味はないけど(笑)。
・・ただ、それでも数年変わってきてないだろう彼、俺も普段そこまで彼とやりとりすることはないんだけど、俺も人の心配をしてる場合でもなく(笑)、まあ、そういうことを考えてるそういうやつがいるんだな、という程度で聞いてる。俺の方から彼に連絡することはないし、俺らが話すのもきまって彼から連絡がある時だけだし。俺は俺で彼とは違うとこでがんばってかなあかんわけで。
でも、俺の師匠のセンセも、以前勤めてた事務所の事業主も、それ専門、それ一本で長年やってきてた人たちで、今は時代は違えど、そういう職人的な「他のことは知らん、やらん」というのが俺個人としてはカッコよくも思う。
そういうセンセらは副業をやったり別の事業で会社作ったりもしてなくて、まさしくソレ一本、それで多くの顧客をかかえてやってきてるわけで。だからこそスジが通っててそれを貫けてカッコいいと映る。
しかし、それでも、それ専門、それ一本ということでもいろんな業務を含んでのことでもあるわけで、幅広く奥が深くもある。それで自分の事業を回せる、やっていける、ってのはまさしく職人、俺もそんな士業の人を見てきてそう目指してるのもある。
俺がもしかつて、コンサルでも物販でもセミナーでも、そうやってる士業や事業主の人の下で働いてたら、「俺もそうしないと」と今の俺も思ってたかもしれんけど、俺の場合は、いずれも勤めた事務所の事業主が“ソレ一本”の本業でやってきてた人だから、あまり幅広く業務にしても分野にしても広げるのに躊躇する気持ちもある。躊躇というか、あえて「そうはしたくない」と避けてるかんじ。それも、そういう俺がかつていた事務所の事業主のセンセたちを見てきたからだ。それでいて仕事はバリバリ、余裕もある、強みがあって堂々としてる、ってのは、俺としてはカッコよくも思え、そこを目指そうとも憧れて今に至るわけで。
今の俺でいえば、各種許可手続きだけでも奥が深く種類も多くはなくともいくらかはある。それぞれにランダムなこともありノウハウが必要、さらに社労士分野のことでもあげたら書くのがメンドーなくらいいろいろあるわけで(笑)、我ながらそれこそなんやかんややってることはあるんだとも思う。
そして、それが俺が“ソレ一本”と言える俺ができる業務でもある。
俺もただの憧れでかつて勤めてたとこの事業主のセンセたちを見て「自分もそうなりたい」と思いはするけど、俺のレベルで今のうちから弱気になってもいけないし、「ソレ一本でやってく」という気持ちはできるだけ維持したいとも思う。
そこで、そんな彼の話を聞いて「保険業は儲かるんか、俺もやってみようか」などと安易にはとても思えん。相続にしてもそう。
それも、以前書いた、知らん業務を請け負って(今さら)あたふたしたくないって気持ちもあり、それはそれで俺個人の甘えや妥協かもしれんけど、だからこそ、“ソレ一本”でやってけるように絞って集中していくスタイルで自分なりに考えてのことでもある。
その、行政書士の資格が欲しいと言ってた彼も、行政書士がとれたらそれこそ本業の収入以外でいくらかでもプラスアルファになる、というか、もしかしたら本業以上に稼げるような行政書士の仕事をやれるかもしれん。帰化でも飲食業でも相続でも、なんでもやっていくかもしれん。でも、そこも人それぞれ。資格もその人に与えられたもんでもあり、その資格をどう使っていくかもその人次第でもある。
そういう彼と個別にコラボなどする気もないし、俺はそういう話を彼から聞いても、やはりそこでも「俺は俺で」と思う。
だからこそみじめなことにならんように、と、それだけ言えるだけの自分でないといけない。
そんなプレッシャーが今の俺には大事。
人は人、いろんなことを言う人もいるし、その言うこともまっとうかもしれんけどね、俺も根本がひねくれててガンコだから(笑)、自分に与えられた資格で自分が思うところで自分ができることをひたすらやるだけ。
さて、さらにがんばろ。
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