Kei's Page

 
 世の中のニュースへの意見や、サムライの仕事はどういうものかなど、自分の興味あるものについて書いてるよん。

 言った、言わん、

2019-03-12 |  独立開業前から開業して~

 俺らの仕事ででも、顧客とのやりとりや、顧客から聞く話で「言った、言わん」となる展開もあることもある。

 個人間のやりとりでも、以前言ってたことと、しばらくたってから言うことが違う人もいたりする。
 「そんな人もいたりする」というか、その言った人はそう意図してなくとも、「そういうこともある」ってことだ。

 そういうことすべてにおいて、「録音しとけばよかった」ってこともありつつ、しかし、録音があったとしても、んな、裁判での証拠とかにまでならないことで、口頭でのやりとりでは、当の言った方はおおかた、「そもそもそんなん言ってない」ということから、言ったとしても「そんなん、今は違う」とか、「書面は交わしてない」ってことまで反論してくることもある。

 俺は、そういうことは、場合によっては、「自分の人としての自分の自尊心や、人から信頼されるという代えがたいものを簡単に失う」ことだと思う。
 それでも、そういう言った人にとっては「認めたくない」、「どう思われてもいいからその目先の責任を避けたい」ってとこなのかもしれない。

 自分が言ったことを、まだ軽いことで素で忘れてたらまだしも、故意に、あるいはとても大事なことで、あとから「言ってない」なんて簡単にひっくり返されたら、ある意味この世の中、回っていかんとも思う。

 仕事であれカネが絡む取り決めであれ、まずは口頭でのそんな話になって打ち合わせやら合意やらできて、そこから初めて書面での契約とかになるものだ。
 その前提でいたところ、その相手方がいきなり「そんなん、言ってない」なんてなれば、世の中の仕事や取引そのものが成り立たなくなる。
 「あいつ、おかしいやつだ」って淘汰されもする。

 でも、そんなことを言ってくる人もいたりする。

 プライベートでも、もし会う約束をしてた、おススメのお店に食べに行く、ってなことを事前に言っててすっぽかされたとか、そう言ってた相手が完全に忘れてた、とかなると、そのうち一緒に楽しめる友達もなくしていくだろう。

 やむを得ない事情とか理由があればまだいい、なにか説明して意向が変わったとかならしょうがない、自覚があって謝ったりするならまだいい方もしれん、でも、言った方が勝手に翻意した、自分のペース、都合だけで考えて言ってくる、かつての自分の発言に責任をもたない、もはや目先の自分の利益や逃げたい気持ちだけで、聞いた方のことは考えず一方的にそういう対応をする・・、ってなかんじなら、そら、周りから信頼を完全に失うのは当然だ。

 そういうので主張してくる人は、これまた、だいたい「その相手からどう思われてもいい」と開き直ってる。
 つまり、「その相手以外にも他に話せる人はいる」、だから、そう不用意に自分が発言したことで不利になるとか責任を負うことを避けるために、そう言った相手方を捨ててまででも、保身に走る。
 そのためには罪悪感も後ろめたさも不要、だから開き直るしかない。

 仕事にかぎらず、プライベートなことでも、そういうもんだろう。

 それも不思議なもので、言った本人が、平然と自分のかつての発言、それも大きなことでも「なかったこと」かのようなリアクションをとってくることがある。
 ただ、聞いたこちらサイドがその相手から責められ、怒られるような。

 でも、こちらサイドの誤解でも妄想でも、仮にそう言い返してくる相手の言い分どおりだったとすると、その後の話の流れとつながらなくなることもある。

 たとえば、具体的な例をあげると、ある従業員が会社をやめることになった。
 そこの社長は、従業員と話し、「やめたい、他の仕事をしたい」と聞いてその従業員の退職を受け入れて考える。
 そこで、「どんな仕事が次にしたいんだ?」なんてやりとりをしたり、そういう経緯がそのあとにあったりする。
 が、後日、その従業員からは「そんなこと言ってない、解雇された」と主張してくるとか。
 退職願などももらってなく、やはり口頭だけでの話で形に残るものはない。
 しかしそれなら、なんで「次にどんな仕事がしたいんだ?」なんて話題になるのか、と。
 会社からの解雇なら、特段そういう話題にもなりにくくもあり、雰囲気や関係から、なんか主張の整合性がとれなくなることもある。
 となると、開き直ってる人は、まさしく自分に都合のいいとこしか覚えてない、とか。

 そんな話も聞く俺、でも、そういう社長はそんな「言った、言わん」のことで時間も割きたくないから、解雇扱いでもいい、と妥協する形になる。
 社長としては当初の話と違ってはくるし、その話と今言われてる話がつながらなくて混乱もする。

 実情はどうであれ、その従業員と仕事をすることはもうないし、その従業員の対応がそうなら、社長からその従業員への信頼などはもはやどうでもいいわけで、そうなると社長のそんな妥協する対応もやむを得ないことにもなる。
 社長としてはそんな従業員にかまってばかりはいられないし、わけわからんけど、それで済むならそれでいい、ともなる。

 ホント、プライベートでも仕事でも、同じ日本語でやりとりし同じような感覚でやりとりできてたと思う相手がそうだと、誤解やら食い違いやらでは済まない事態にあとからなることもある。
 そのあとのその双方の関係たるや、希薄でさみしいもんにもなる。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿