11月初めの連休はひさしぶりに映画館に映画を見に行った。
今回見たのは「アバウト・タイム~愛おしい時間について」。
コレ
奥さんの勧めで一緒に前知識なく見たんだが、見てよかった映画。
タイムスリップものの内容で、最初は主人公のタイムスリップできる能力のある男の子が、思いを寄せる女の子とうまくいくようにと不純な動機(笑)でタイムスリップを繰り返していくようなかんじではあった。
将来には行けないけど、過去の一時期に限定して戻ってやり直せるという設定。
その女の子役の「Rachel McADAMS」もあいかわらずすばらしくかわいく、主人公の男の子がそのコとの出会いのきっかけをうまく運ぶようにと何度も“やり直し”つつ成就し、さらにはいろんな周りで起こることにも“やり直して”タイムスリップを使いこなしていく流れ。
でもね、ここであまり詳細を書くわけにはいかんけど(笑)、それがそういうただの恋愛映画とかラブコメのものではなく、後半からは周りの人とのつながりや運命という描写がわかってきて引き込まれる。
タイムスリップできるがゆえの、そのあとの影響や変化というものもあり、それをふまえての「その後の決断」というものも迫られる・・。
「あのころに戻りたい」、「あの時こうしてればよかった」と思うことは誰しもある。
過去に戻れるタイムスリップができればそうしたい、そう思うこともあろう。
でも、その映画の中では、そうできたらできたで避けられない運命や変化もあり、「もう戻れない」という次の一歩をそれでも踏み出さないといけない葛藤もあった。
ひさしぶりにいい映画を見た。
やり直したいこともある、失敗をして後悔することもある・・、自分もトシをとり環境が変わり、親もトシとっていく。なつかしいものなんてトシをとればとるほどたくさんあるものだ。そんなせつなさ、時間の流れというものも、現実では“あとには戻れない”からこそ貴重でもあるんだと気づかされる。
古きよき時代、なつかしい時間やモノ・・、思い返せば誰しもそういう胸がつまるくらいのせつない気持ちになることもあると思う。
その映画ではそういったことにも触れてて、後半になって親子愛、家族愛にジーンとくる作品。
人に薦めたいのもありここに書いた。
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