2009年11月13日 | 日記
冷たい雨が降ってきました。
立ちすくんだまま 動けない私


『悔い』という詩を読んでます
谷川俊太郎さんのものです


悔い

何度繰り返せば気がすむのだろう
心は 悔いを
わざとかさぶたをはがして
滲んだ血を陽にさらして
それを償いと思いこもうとして

子犬の頭を撫でながら
遠い山なみを眺めながら
口元に盃を運びながら
思いがけないときに ふと
心は行き止まりに迷い込み

引き返すことができずに
立ちすくむ