ワールド・ベースボール・クラッシック初代世界一すごいですね。
王監督やイチロー選手の出す氣が選手達を引っぱっていて、チーム全体から氣がほとばしり出ているような雰囲気で負ける氣がしませんでしたね。
普段は野球を全く観ない私でも、このときばかりは、一生懸命テレビの前に釘付けで応援していました。
本当におめでとうございます。
ちなみに王監督をはじめ野球界には、心身統一合気道の藤平先生から指導を受けてる人が多いです。
王監督は選手時代に統一体を学び、一本足打法のフォームで15分間立っていても、統一体が崩れなかったそうです。
この練習から”一本足打法”が誕生したそうです。
合気道のすばらしいところは、このように他の分野にも応用が利くところです。
苅田道場の野上君はテコンドーに、成吉君は正道会館空手に、今度中学生になって部活を始めるK君は野球に、R君はサッカーに、ヒロユキさんは自転車レースに、合気道の稽古はきっと役に立つと思います。
さて、今日は自由稽古時間に多人数掛けをやりました。
Fさん、小学生2人、成吉君もヒロユキさんも一度に4人から5人相手で、練習しました。
「氣の威力」によると、藤平先生は多人数掛けをハワイで成り行き上、突然やることになり、しかも全員が柔道4段以上の大男で7人相手にしたのが初めてだったそうです。
覚悟を決め、臍下の一点に心をしずめ、無我夢中で動きまわったそうです。
そのとき自分は、一生懸命に逃げ回っているような感じしかせずに、ばつが悪かったそうですが、終わってみると、みんなが盛んに拍手をして感心していたそうです。
あとでビデオで見せてもらうと、次々と7人の大男たちを鮮やかに投げている自分の姿が写っていたそうです。
この経験から多人数相手のコツをつかみ、その後一度も失敗されたことはないそうです。
藤平先生は「相手の氣を見て投げれば、何人いても同じである。要は、そのスピードだ。」
また「複数を相手に演武をする場合は、絶対に後に下がってはいけない。
前方の敵を投げながら、前へ進む。
後ろに下がると、後ろの敵にやられるからだ。
人間は後ろには目がない。
つまり、後が見えないわけだから、多人数を相手にする場合はこうした”氣の配り”が大切になってくるのである。」
とそのコツについて述べられております。
次回はこのことを頭に置いて、練習しましょう。
(*注意・2006年7月1日に、この当時の「合気道 苅田道場」を離れ、”合気道真風会”として再スタートをしました。)