8月6日(金)、またまた私(上土井)と稲垣先生は、北九州市八幡西区鉄竜にある「北九州市立年長者研修大学校 穴生学舎」へ行って来ました。
前々回のブログと重複しますが、ご存知ない方の為に「北九州市立年長者研修大学校 穴生学舎」についてご紹介します。
「北九州市立年長者研修大学校 穴生学舎」と言うのは、60歳以上の方のいきいきライフを応援する場です。
スクール形式の研修を通じて、カルチャーセンターとは異なる生きがいづくり、健康・仲間づくりや社会参加の方法などを学ぶ場です。
上の写真が穴生学舎、隣には穴生ドームがあります。
その研修コースの中の一つに「健康スポーツコース」と言うのがあります。
私と稲垣先生は2012年より毎年「誰にでもできる護身術」の講師として招かれておりましたが、昨年2020年度は新型コロナで休校となり中止になりました。
2年振りとなりますが、今もまだコロナ禍ですので、「護身術」のようにお互いが手を取り合って行うことは避けなければいけません。
そこで、今年は内容を一新し、「護身術」ではなく「合気道 誰にでもできる活用法~人間の真の力を生活に活かす~」と言うテーマで7月2日、7月16日、そして8月6日の3日間に渡って行うことになりました。
その3日目(最終日)の様子です。
午後1時、スタートです。
参加者は約30人くらいです。
転倒時に身を守る転び方「後方受身」です。
受身では「頭を守る」ことが大切です。
緊張時とリラックス時の「視野の違い」を体験してもらいました。
ここは「間合い」についてです。
人間関係にも、心にも、「間合い」はあります。
円滑な人間関係を保つには「間合い」は大切です。
この後、午後2時前に10分間の休憩を取りました。
ちょうど、その休憩中に、前日に発動された「福岡コロナ特別警報」により、市から「穴生学舎」へも翌日の8月7日以降休校の要請がありました。
私たちの講座は、ギリギリ休校にかからなかったので良かったです。
「視線」と「間合い」を意識すると反応力が高まります。
護身術にも繋がる、相手の気配を察して、いち早く対処する方法です。
今度は、叩いてもケガをしないスポンジ剣を使って
かなりのスピードで打ち込みますが、
皆さん、見事に対処することが出来ました。
木剣を使って
リラックスの効果を体験してもらいました。
合気道の応用は護身術以外でも、様々な場面で生活に活かすことが出来ます。
少し時間が余りましたので、最後に手首のストレッチから
合気道技の応用で
簡単な整体を行いました。
そして、午後3時、3日間に渡ったプログラムが全て終了致しました。
皆様、お疲れさまでした。
コロナ禍なので、お互いが触れ合う「護身術」は出来ないことが、今回の新しい講座を考える切っ掛けとなりました。
そして「合気道 真風会」で行っている稽古の、別の側面を整理することにより「合気道 誰にでもできる活用法~人間の真の力を生活に活かす~」の講座が生まれました。
私と稲垣先生の二人で、試行錯誤と練習を重ねて考えはしましたが、なにぶん初めての新しいテーマの講座でしたので、実際に皆様に受け入れられるかどうか、反応が心配でした。
しかし、穴生学舎の皆様の温かさで、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
明るく楽しく、接してくださった穴生学舎の皆様に感謝致します。
そして、コロナ禍でなければ、このような新しいチャレンジをすることはなかったので、災いが逆にプラスになったと思います。
コロナもまだまだ収まりそうにありませんが、今回の経験を活かして、コロナ禍が逆にプラスになることを見つけて、前向きに過ごすことの大切さを、あらためて気付かされました。
最後に穴生学舎の皆様へ。
今年も本当にお世話になりました。
「穴生学舎」の皆様に、この講座を通じてお伝えすることは、まさに「教えることは、学ぶこと」だと実感致しております。
これからも、日々研究と研鑽に努め、私たち「合気道 真風会」は、少しでも世の中のお役に立てますよう、精進して行きたいと思います。
穴生学舎の皆さま、職員の皆さま、今年も本当にお世話になりました。
また、どこかで、皆さまにお会いできる日を楽しみにしています。
ありがとうございました。
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