夢のダービージョッキーOB戦!4・21東京新スタンド完成記念
この話、一見なかなか味のある企画かのように見える。
しかし、裏を返すと、現役騎手のダービージョッキー戦が組めないということなんですわ。
10年以上競馬ファンをなさっておいでのファンなら、ダービーデーの前座レースでダービージョッキーズステークスという特別レースがあったのを覚えておられるだろうか。
これは文字通り、現役ダービージョッキーを集めてレースを組むもので、当然出走頭数は現役ダービージョッキーに限られる。
こうした騎手限定競走は、意外となかなか施行しづらい。
というのも、騎手を目玉にした競走だから、馬の出走取消もさることながら、万が一騎手が負傷や病気になると乗り替わりができず、馬もろとも出走取消にせざるを得ないため、馬を出走させる方も、おいそれと馬を出すわけにはいかない。
それでも昔は、現役ダービージョッキーが8人くらいはいたし、その頃は競馬といえば今の枠連の時代だったから、8名以上揃っていれば誰も文句は言わなかったから、こうした競走も組めたのだが、いつのまにやらなくなってしまった。出走頭数に制限があるレースを組めない事情もさることながら、現役ダービージョッキーが少ない点という理由も、廃止の理由に挙げられよう。
で、調べてみた。
現役ダービージョッキー。
武豊(ディープインパクト、スペシャルウィークなど)
石橋守(メイショウサムソン)
安藤勝己(キングカメハメハ)
角田晃一(ジャングルポケット)
特別模範男(フサイチコンコルド)
5人だけかYO!!
海外から呼んできても、ミルコ・デムーロ(ネオユニヴァース)が加わって6人。
デムーロを除いた5人でレースが出来なくもないけれど、ましてや同じ2400メートル戦なんか組めっこないわけで。3連単は売れるだろうが、ファンからは「特別戦なのに5頭立てとはなんたることか」などという苦情がJRAに殺到することだろう。まあ、特別戦だろうが平場戦だろうが、出走頭数なんか関係ないと言えば関係ないのだが…。
そうなると、やはり頼みはOB…ってことか…。
気持ちは分かるのだが、発想が90年代のままだよなあ…。
売り上げ右肩上がりの90年代の思考に凝り固まっても仕方がないと思うのだが…。
まあ、やらないよりは、こうした企画はどんどん行ってもらうに越したことはない。こうした企画が一概に、90年代に競馬場に足繁く通った層に届くとは思えないが、一番のポイントは、90年代に競馬場に通った層を、競馬場に呼び戻すことではないか。
ディープインパクトではJRAはそれを放棄した。
今後の一手をどうするか。
↑「Live on the Turf」なんて懐かしいね。
岡部、河内、安田隆…。往年のダービージョッキーらの“競演”プランが進行していることが25日、分かった。4月21日に東京競馬場新スタンドがグランドオープンするのに合わせて企画されているイベントの目玉の1つだ。歓喜の舞台で、かつての名手たちがどんな手綱さばきを見せてくれるのか楽しみだ。
◇
引退したダービージョッキーの競演-。長年の競馬ファンには夢のような話が進行している。
今回のイベントは、4月21日に新スタンドがグランドオープンする東京競馬場が舞台。東京競馬場の住吉道紀(みちとし)場長は「JRAの総合企画部のプロジェクトチームが企画を出したアイデアのひとつです。ダービージョッキーのOBの中で実際に乗れるのは何人かしかいません。もちろんやるからには、その人たちの協力が必要です」と打ち明ける。
現時点で企画に賛同、または前向きなのは岡部幸雄元騎手(58)、河内洋調教師(51)、根本康広調教師(50)、加藤和宏調教師(50)、岩元市三調教師(59)、安田隆行調教師(53)らそうそうたる顔触れ。根本師は「8人以上は集まっていると思うし、実現するのは間違いないと思います。やるからにはしっかりした企画をと(JRA側に)要望しています」と“実戦”に向けてトレーニングも惜しまない構えだ。
騎乗馬は千葉県白井市にあるJRA競馬学校で模擬レースに使われる馬となる模様。日時、コースや距離などは未定で、馬券の発売はなさそうだが、ファンが望むのは芝の2400メートルだろう。普段の調教にも騎乗している加藤和師は「レースに乗るとなるとそれなりのトレーニングが必要です。僕だったら1カ月もあれば大丈夫でしょう。ひとつのイベントでファンが喜んでもらえるならばいいと思う。それで競馬が注目を浴びてくれるのなら協力は惜しまない」と意欲が伝わってくる。
ディープインパクトが引退し、スターホースが不在となった07年。馬はもちろんだが、レースを作るのはジョッキーだ。競馬は「人」も主役であることを、かつての名手たちが示してくれるかもしれない。
この話、一見なかなか味のある企画かのように見える。
しかし、裏を返すと、現役騎手のダービージョッキー戦が組めないということなんですわ。
10年以上競馬ファンをなさっておいでのファンなら、ダービーデーの前座レースでダービージョッキーズステークスという特別レースがあったのを覚えておられるだろうか。
これは文字通り、現役ダービージョッキーを集めてレースを組むもので、当然出走頭数は現役ダービージョッキーに限られる。
こうした騎手限定競走は、意外となかなか施行しづらい。
というのも、騎手を目玉にした競走だから、馬の出走取消もさることながら、万が一騎手が負傷や病気になると乗り替わりができず、馬もろとも出走取消にせざるを得ないため、馬を出走させる方も、おいそれと馬を出すわけにはいかない。
それでも昔は、現役ダービージョッキーが8人くらいはいたし、その頃は競馬といえば今の枠連の時代だったから、8名以上揃っていれば誰も文句は言わなかったから、こうした競走も組めたのだが、いつのまにやらなくなってしまった。出走頭数に制限があるレースを組めない事情もさることながら、現役ダービージョッキーが少ない点という理由も、廃止の理由に挙げられよう。
で、調べてみた。
現役ダービージョッキー。
武豊(ディープインパクト、スペシャルウィークなど)
石橋守(メイショウサムソン)
安藤勝己(キングカメハメハ)
角田晃一(ジャングルポケット)
特別模範男(フサイチコンコルド)
5人だけかYO!!
海外から呼んできても、ミルコ・デムーロ(ネオユニヴァース)が加わって6人。
デムーロを除いた5人でレースが出来なくもないけれど、ましてや同じ2400メートル戦なんか組めっこないわけで。3連単は売れるだろうが、ファンからは「特別戦なのに5頭立てとはなんたることか」などという苦情がJRAに殺到することだろう。まあ、特別戦だろうが平場戦だろうが、出走頭数なんか関係ないと言えば関係ないのだが…。
そうなると、やはり頼みはOB…ってことか…。
気持ちは分かるのだが、発想が90年代のままだよなあ…。
売り上げ右肩上がりの90年代の思考に凝り固まっても仕方がないと思うのだが…。
まあ、やらないよりは、こうした企画はどんどん行ってもらうに越したことはない。こうした企画が一概に、90年代に競馬場に足繁く通った層に届くとは思えないが、一番のポイントは、90年代に競馬場に通った層を、競馬場に呼び戻すことではないか。
ディープインパクトではJRAはそれを放棄した。
今後の一手をどうするか。
↑「Live on the Turf」なんて懐かしいね。
しかし、現役騎手より、調教師の方がダービージョッキーが多いというのは…。
現役騎手でレースが組めないって寂しいです。この際フサイチネットの協賛で地方のダービージョッキーも招聘してはどうでしょうか。
OBレースをG1当日に第13レースで行うのは面白い企画だと思うんですよ。須田鷹男と帽子おばさんのレース回顧よりはストレスがないw。
ちなみに日刊スポーツは根本、岩元、岡部、加藤和、安田隆、南井、大西、河内の8人でした。