こりゃ「さざなみ」は潰れるね

さざなみが潰れると言っても、もちろん某「ホテリアー」のロケ地のホテルのことではありません。しかももう２年半前に閉店してるし（笑泣）。

館山自動車道全線開通プレイベント - goo自動車＆バイク

NEXCO東日本（東日本高速道路）関東支社とネクセリア東日本京葉支店は、7月4日に館山自動車道君津インターチェンジ-富津中央インターチェンジ間が開通することを記念して、6月30日、7月1日の2日間、市原サービスエリア（下り）でプレイベントを実施する。

千葉ロッテマリーズマスコットによるグリーティングや、大道芸パフォーマンス、ちびっこコーナー、高速道路作業車展示コーナーなどがある。


南房総サマーフェスタ2007 館山自動車道全線開通プレイベント
●場所：館山自動車道 市原サービスエリア（下り）
●日時：6月30日（土）、7月1日（日）
8時-14時
雨天決行

イベント内容
●南房総地域の郷土芸能（南房総市、館山市）
●南房総観光PR（南房総市、館山市、鴨川市）
●館山自動車道の開通PR
●千葉ロッテマリーズマスコットによるグリーティング（6月30日）
●大道芸パフォーマンス（7月1日）
●ちびっこコーナー（ポップコーン、風船、スーパーボウルすくい）
●高速道路作業車展示
●大抽選会（買い上げ1000円以上）（17日 20:37）

南房総最大の懸案だった館山自動車道が、ついに来月４日に全線開通。
今まで片側１車線の貧弱な隘路に頼らざるを得なかった南房総が、ついに高速道路で直接東京と結ばれることになった。
なんかこんな事を書くと、田中角栄の「日本列島改造論」みたい。
「皆さん。今日本は非常に混乱をしておりますが、この日本を、新幹線で結べば、飛行機で結べば、高速道路で結べば大したことはないじゃないですか」
そんなことを言っていたのは、おいらが生まれるとうのまえです（笑）。

７月４日全通を受けて、東京と館山・白浜を結ぶ高速バスも、翌５日から、館山道への全面乗せ替えを実施して、最大２０分の時間短縮を図るのだそう。一部区間でさえも、あの狭隘な１２７号を通らずに、高速道路で一直線に行けるのだから、ドライバーの負担はもちろん、乗客の心理的な影響も絶大だろう。
いや、アクアライン経由の場合だけれども、かかる費用は脇に置いておいても、東京館山間所要時間９０分ってーのは、間違いなく絶大な効果だ。風さえ吹かなければアクアライン経由だとまず混まないし、混むと言っても都心、レインボーブリッジを渡って東京港トンネルをくぐれば、あとはおそらく渋滞らしい渋滞に捕まることはない。
アクアラインだって、カネのことなど考えなければ、あとは風にハンドルを持って行かれないことを気にするだけだし、なにせ木更津側へ渡ってからも、館山までは対面通行だろうけれどもノンストップ。なにせ１２７号に数カ所あるクランクを気にする必要もないし、渋滞で動かない…なんてこともない。

ただ、最大の敵は悪天候かと。
大雨が降ると、真っ先に内房線の君津以南が運転見合わせ、１２７号も雨規制が強めだし、おそらく高速道路もそれに準じた天候による規制がかけられるだろう。そうなると、抜け道らしい抜け道が全くないからねえ…。

しかし、東京館山間が９０分ですか…。
こりゃ間違いなく内房特急「さざなみ」は潰れるね。
いや、全廃ということはないだろうが、よほどのてこ入れ策を講じない限り、高速バスとでは勝負にならないような…。風が吹けば困るのはどちらも条件は変わらないが、止まる条件は圧倒的に鉄道側の方が不利だし。
となると、値段で対抗するしかないように思えるが、いまや房総特急の存在自体が「安かろうは悪かろう」状態だし、利用状況を見て、おそらくは東京と木更津・君津方面に特化した手段を講じてくるに違いない。バスとまともに渡り合えるのはもはやこの区間だけだろうし、房総各線みなそうだが、だいたいが特急からして普通列車より両数が少ない５両なんてありえねーからなあ…。つまり、房総特急の輸送量など５両で足りると踏んでいるわけで。

今度、館山道を一気に走ってみたいものである。
いつもは全く混まない夜中に走るだけなんでねえ…。
夜中はいいですよ。保田とか岩井とか富津とか全然混まないし（笑）。