危険運転致死罪は適用されず

福岡の３児死亡飲酒運転、元市職員に懲役７年６月の判決(読売新聞) - goo ニュース

　２００６年８月、幼児３人が犠牲になった福岡市の飲酒運転追突事故で、危険運転致死傷罪と道交法違反（ひき逃げ）に問われた元市職員今林大（ふとし）被告（２３）の判決公判が８日、福岡地裁で開かれた。川口宰護（しょうご）裁判長は、業務上過失致死傷罪と道交法違反（酒気帯び運転、ひき逃げ）を適用し、懲役７年６月（求刑・懲役２５年）を言い渡した。

　判決によると、今林被告は０６年８月２５日、同市東区奈多の海の中道大橋で、酒気帯び状態で車を運転し、前方不注視で、福岡市の会社員大上哲央（あきお）さん（３４）の一家５人が乗ったレジャー用多目的車（ＲＶ）に追突して海に転落させて逃走。大上さんの長男紘彬（ひろあき）ちゃん（当時４歳）、二男倫彬（ともあき）ちゃん（同３歳）、長女紗彬（さあや）ちゃん（同１歳）を水死させ、大上さんと妻かおりさん（３１）に軽傷を負わせた。

やはり、判決前から言われていた通り、危険運転致死罪は適用されなかったか。

結局のところ、法律を一つ整備しても、抜け道がいくつも存在するザル法では、適用するのは難しいということか。
おいらは法律を勉強したクチではないので、ただの市井の戯れ言と解釈して頂きたいのだが、これじゃあ、何のための法整備だったのかと。その現状が、飲酒運転を直接の原因としての検挙数が減った替わり、ひき逃げが急増したことの何よりの証拠ではないのか。
飲酒運転の厳罰化がひき逃げを誘発しているという見方もあり、それはそれで法律学的には興味が沸きそうなところだろうけれど、飲酒とひき逃げを厳罰化しない限り、この手の事故はまた繰り返される。


早急な法整備を望みたいものである。
そして我々ドライバーも、常にこうした事例には気をつけて公道に出たいもの。
我々は「走る凶器」を運転しているわけだから。