第６１回中山金杯＆第５０回京都金杯

「一年の計は金杯にあり」。２０１１年の年間成績はおいおい振り返るとして、まずは２０１２年の中央競馬の馬初め。東西両金杯の予想をば。

まずは中山金杯。
見たところ徹底先行型が不在。ハナを取りたいのは[８]エーシンジーラインだろう。願ってもないマイペースに持ち込めそうな組み合わせだけに、ペース如何では…。

◎[５]アドマイヤコスモス
○[１１]ダイワファルコン
▲[８]エーシンジーライン
△[１２]フェデラリスト
△[６]コスモファントム

好調馬が揃い、展開も速くはならなそうな組み合わせだけに、切れ味勝負で連勝を積み重ねてきたアドマイヤコスモスにとっては願ったり叶ったり。
「連勝馬は負けるまで買え」の格言どおり、ここも本命で狙う。
前走１番人気で大敗したダイワファルコンはブリンカーをつけてきた。
この作戦が嵌るか否かは走ってみなければ分からないけれど、前走の敗因が気性面にあるのは明らかなら、ブリンカーで矯正できれば得意の中山で盛り返す。
速い上がりが使えないエーシンジーラインにとっては、粘りこみの脚をいかに引き出すレース展開に持ち込めるか。おいでおいでの展開が理想だが、切れ味の猛者がいるここはアタマまではどうだろうか。展開で嵌れば一発があってもおかしくはないが。
ならば連勝で重賞戦線に名乗りを上げたフェデラリスト。調子のよさでオープンも突き抜けたいところ。
コスモファントムの５７．５キロはかなり見込まれていて楽ではないが、これも調子のよさで好位をうまく立ち回れば直線先頭のチャンスも。

馬券は馬単で◎からウラオモテ４頭計８点。◎○の組み合わせは厚めに勝負したい。

続いて京都金杯。

◎[４]マイネルラクリマ
○[１０]サダムパテック
▲[５]アスカクリチャン
△[１５]シルポート
△[１４]ガンダーラ

ここは行きたいクチが揃ったレース。中団好位で折り合って直線抜け出したいマイネルラクリマから。前走は直線で挟まれた。うまく馬群を捌いて突き抜けたい。
サダムパテックがマイル戦線に軌道修正。皐月賞２着があるが、ひところに比べれば一押し足りずもどかしいレースが続く日々。マイルで新境地を切り開けぬものか。
切れ味勝負ならアスカクリチャン。とにかく終いは確実に切れる。
シルポートは位置取り次第。ブンブン逃げなら後続を封じる一発大逃げがあってもおかしくはない。
あとは休み明けも陣営が強気なガンダーラ。

馬券は◎から馬単ウラオモテ４頭計８点。
来ればなかなかの好配当の組み合わせもあり、もし来てくれたらお年玉になるかも。