小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

ここは日本か欧米か

2007-12-15 20:05:31 | Weblog
昨晩は帰宅してすぐ、武蔵浦和までクルマで出かける用事が出来てしまったため、京急杉田駅の人身事故の影響でメッタメタの京成を乗り継いで帰宅、なんとかシコタン復帰のエントリだけでも立ち上げていこう…と思ったら、テレビニュースでこんな事件が流れてただただびっくり。
日本で銃乱射…ということ自体がびっくりを通り越して唖然としたのだが…。

乱射37歳容疑者自殺 佐世保2人射殺 被害男性誘い出す 同級生、今も親交(西日本新聞) - goo ニュース

長崎県佐世保市のスポーツクラブ「ルネサンス佐世保」で14日夜に男が散弾銃を乱射し8人が死傷した事件で、長崎県警は15日、同クラブ会員だった馬込政義元看護助手(37)=同市船越町=を容疑者と断定。行方を追っていたが、同日午前7時半ごろ、同市船越町の船越教会敷地内で、馬込容疑者の遺体を発見した。県警は殺人の疑いで容疑者死亡のまま書類送検する方針。遺体のそばに散弾銃1丁があり、自殺とみている。

 関係者によると、馬込容疑者と、射殺された漁業藤本勇司さん(36)=同市鹿子前町=とは中学の同級生で時々会っており、数日前にも馬込容疑者が藤本さんの自宅を訪れていた。

 事件当日も馬込容疑者が藤本さんに「ジムの無料券を持っている。来ないか」と誘い、藤本さんがその日に出掛けたところ、馬込容疑者に撃たれたという。

 県警は同日未明、クラブから約5キロ南西の同市船越町の同教会前路上で、事件現場から逃げ去ったとみられる白いワゴン車を発見。車内は無人で、散弾銃2丁と空気銃1丁、迷彩服が残されていた。

 県警が付近を捜索したところ、同日午前5時44分、教会付近から発砲音が発生。捜査員が教会敷地の建物の外で、馬込容疑者が血まみれになって死亡しているのを発見した。首の付近に銃で撃ったあとがあり、県警は長崎大学で遺体を司法解剖する。

 調べでは、馬込容疑者は事件の約5時間前の14日午後1時50分ごろ、同クラブに入館した記録が残っていた。3週間前から頻繁にクラブを利用していた。

 事件は14日午後7時15分ごろに発生。馬込容疑者はクラブの玄関から発砲しながら侵入し、ロビーや事務室、プールでも銃を乱射し、藤本さんと水泳インストラクター倉本舞衣さん(26)=同市権常寺町=の2人が死亡、9-48歳の男女6人が負傷した。


このニュースを知った帰宅後の午後11時半過ぎのテレビニュースでは、犯人像は「黒人らしき大男」、犯人は未だ逃走中という状況で、犯人が銃を持って逃走中ということもあって、おそらくは報道管制が敷かれていたのだろうか、朝になって様相は一変。最悪な事件は被疑者死亡という、最近の凶悪犯罪の流れに沿うかのような、文字通り最悪の結末を迎えてしまった。

どうやら同級生との怨恨らしいということしか現段階では解明されていない。
そもそも被害者も被疑者も死んでしまった現在では、犯人の同期も、なぜスポーツクラブをダシにして、多数の市民までも犠牲にしてしまったのか、今となっては分かりかねる。おそらくは、「貴様も殺して俺も派手に死んでやる」という心境が、一番近いのかなと。でなければ、スポーツクラブの入り口から派手にライフル銃をぶっ放しまくるなどという奇行に繋がる理由がない。

巻き添えを食らったインストラクターの女性、ケガ以上に心に重すぎるダメージを負ったに違いない、スポーツクラブに通っていた子供たち。

真相を解明しなければ、巻き添えを食らって死んでいった女性、ケガとダメージを負った子供達に、それこそ申し訳が立たない。
だが、被疑者死亡となっては、真相解明に至るのかどうか…。

そうでなくても最近、こうした銃などを利用した凶悪犯罪が増えているのは、しがない一国民としてとても懸念するところ。犯罪の欧米化が叫ばれて久しい日本社会だが、いつ銃の餌食になるかもわからぬ世の中では、おちおち街もろくすっぽ満足に歩けまい。

そして、パニックの現場という中にあって、事件の本筋とは関係ないと思われる情報が錯綜したのも、この事件の特徴だろう。おいら自身はテレビ報道をほとんど見ておらず、ただ深夜のテレビニュースでの事実を聞いて唖然としていただけだから、報道各局が、この事件をどのように報道していたのか…という検証は全くしていないのだが、情報が錯綜していたのは、第一報で「犯人は黒人の外国人風の大男」というところからしても、現場は混乱の極みだったことが伺い知れる。
もちろん我々もそうだけれども、先の坂出の一家殺人での報道と事の成り行きを鑑みても、情報の信憑性を如何に吟味することが求められているような気がしてならない。
いや、あの坂出の事件の時は、本当に「くわばらくわばら…」という心境だったのですよ。あの事件を扱っていたら、おいらもおそらくは、大多数がクロと目していた人を犯人扱いしていたに違いないわけだから…。

しかしこの事件、成り行きといい結果といい、釈然としないものが多すぎるような…。

  

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