浦和マリーンズ日本一で故郷に錦

ファーム選手権のスタメンは、前日に予めNPBのホームページで発表してくれるので、前日の段階で「７番ファースト塀内」ということは分かっていたのだけれど、まさかMVPを取るなんて、誰が想像しただろうか、いやある←反語風

ロッテが２年ぶり優勝＝ファーム日本選手権(時事通信) - goo ニュース

プロ野球のファーム日本選手権は６日、松山市の坊っちゃんスタジアムで行われ、イースタン・リーグを制したロッテが、ウエスタン・リーグ覇者のソフトバンクを４―０で破り、２年ぶり３度目の優勝を果たした。

　先制打を含む２安打を放ったロッテの塀内が最優秀選手に選ばれた。

　ロッテは四回１死満塁から塀内の適時打と角の犠飛で２点を先取。七回に代打南竜と工藤の連続適時二塁打で２点を加えた。先発の植松が７回無失点と好投した。

[ニッカン式スコア]

鴎：○植松、古谷、荻野忠＝小池
鷹：●二保、嘉弥真、甲藤、神内＝田上
審判：芦原、村山、大和、市川


そんなわけで、西武ドームの１軍戦の裏で行われていたファーム日本選手権…と書けばいいのか、ファーム日本一決定戦の裏で行われていた１軍の西武ドームの消化試合と書けばいいのか本気で判然としかねるほどだけれど、松山で行われたファーム日本一決定戦は、中盤と終盤で着実に点を重ねたマリーンズに凱歌が上がることに。

大まかな試合展開は上記の抜粋記事で触れられている通りなので割愛。
でも、結果的に先制点、中押し点となった１点目の塀内タイムリーと、２点目の角の犠牲フライは、共に危なっかしい場面があり、一歩間違えたらそれこそ１点どまり２点どまり、或いはライトゴロの可能性もあっただけに、危なっかしいながらも２点を先制できたのが、試合の流れを大きく左右したのかなと。

即ち、先制点の１死満塁からの塀内ライト前タイムリー。
当たりが完璧すぎて痛烈なゴロとなってライトを襲った関係で、１塁走者小池があわやセカンドフォースアウトでライトゴロになる可能性もあった。
そして２点目の角の犠牲フライ。
当たりはライトへ。決して浅くはなく、むしろライトの定位置より５歩くらいは下がった深めの位置でのライトフライで、３塁走者の生還は余裕…かと思われた。

中原恵の送球すんげええええええええええええええええ(・・;)
或いは３塁走者金澤の足が遅すぎたのかもしれんが(・・;)

このライト中原恵の送球がまあダイレクト、深めの位置からの送球だというのに、本塁クロスプレーどころか送球はドンピシャで、よゆうのよっちゃんで金澤タッチアウト…かと思われたのだが、送球が逸れたか田上が弾いたか、タイミングがドンピシャだったにも関わらず田上がボールをこぼしてしまい２点目…。
この２点目が入るか否かが、ものすごく大きかったのではないかと。
一つのアウトをあわよくば稼いでいれば、或いは…と思わせたホークスのプレー。

一方マリーンズの先発植松はストレートに変化球にビシビシ決まっていたようで、まったく相手を翻弄。
気がつけば８回までに４－０のスコア。

( ´Д`)y━・~~

この点差、どっかで見たことがあるような…。

そうだ。

２年前のファーム日本選手権だ。

やめちくり。
８回でいきなり完全試合ペースから１点差まで詰め寄られるとかやめちくり(´・ω・｀)
なくてよかったけどさ(´・ω・｀)

MVPは、地元愛媛三瓶高校出身、「四国のバース」と呼ばれた男、塀内久雄。
まさしく故郷に錦を飾るお立ち台。

…考えてみたら、塀内のお立ち台って、１軍２軍通じてもこれが初めてなんじゃないかしら？
インタビューされる声って聞いたことがないんでねえ…。
塀内ももう新世代に突き上げを食らう立場。
一刻も早く１軍に合流して結果を残し、今度は１軍のお立ち台ではにかみながら受け答えして欲しいところ。

今年の日本選手権出場メンバーから、来年頭角を現す選手は出てくるだろうか。
ベテラン勢がいるポジションは、今が一番のチャンス。
サブロー大松井口今江あたりのポジションは、来年はがっつんがつんやりあって奪い取るくらいの気概を見せないと、頭角なんて現せないぜ。
壁は高いかもしれないが、それくらいでないと、チームの新陳代謝は活発化しないし、活発化しないチームに夢が転がっているはずがない。

来年は、ファーム日本選手権ではなく、１軍でポジションを奪い取れ。
みんなにそのチャンスは残されているのだから。

( ´Д`)y━・~~その前に、１軍と２軍の強靭なホットラインが再構築されないことにはどうしようもないということはあるんですがね。

え？
１軍の試合？

…しらねえなあ…。

あ、でも角中ベンチの判断は私はありだと思っております。
申し訳ないけれども中島に対する四球攻めも。
逆の立場だったら、間違いなく同じことをされてますでしょ。
福浦と小笠原が争った２００１年のように、１分近く打率が離れているならまだしも、３厘差では残り試合でどうにでもなってしまう数字。
確かにエンターテイメントではないとは思うけれど、僕は角中に首位打者のタイトルを取ってもらいたい。その一心だけです。
首位打者争いが見たいのと、首位打者にしたい選手がいるのとでは、見る視点が違ってくるのが自然だと思うし、それは決して折り合いがつくものではないと思っております。

逆に言えば、もう直接対決はないのだから思う存分勝負できますがな。