全ての地方有料道はシルクロードへ通ず

全ての地方有料道はシルクロードへ通ず。その心は？
逆さにしたら道路苦し。

あーごめんなさいごめんなさい。
グローブを投げないで～。

地方有料道、６割が赤字　７６％が需要予測下回る(朝日新聞) - goo ニュース

全国の地方道路公社が運営する有料道路の約６割が、通行料収入では建設費を返済できない「赤字路線」となっていることがわかった。返済のために重ねた借金の処理で、最終的に多額の税金を投入することになる恐れが強い。ずさんな交通量予測に基づく道路整備が各地で続いている実態が浮かんだ。

　全国３９の地方道路公社に、それぞれが運営する有料道路の０６年度の実績を取材し、計１２５路線のデータをまとめた。

　有料道路は、道路特定財源などを原資とする国からの借入金や銀行からの借入金などでまかなった建設費を、完成後原則３０年間の償還期間内に料金収入で返済し、以後は無料開放する仕組み。計画交通量を達成できず、想定した通行料収入が得られないと、新たに返済資金を借り入れる必要があり、雪だるま式に借金が膨らむことになる。

　各公社によると、０６年度の交通量が計画に達しなかったのは１２５路線中９５路線（７６．０％）。うち２３路線は経費節減で支出を抑えるなどして、建設費の償還計画を守ったが、７２路線（５７．６％）は、通行料収入では足りず、新たに銀行から借り入れたり、黒字路線による内部留保資金から充当したりして返済資金をまかなった。

　交通量の達成率の全路線平均は８１．９％。５０％に満たなかったのは２８路線に及んだ。

　並行する県道の渋滞緩和効果を狙って整備した長良川右岸の場合、１日平均８０７１台の交通量を見込んだが実際には８４９台。

　借金返済が順調に進み、償還期間を終えた時点で予定通り無料開放できると各公社が見込んでいるのは５５路線ある。しかし経済の好転や道路の知名度が上がることでの利用増を見込んだ回答もあり、期待通りの結果が得られるかは不透明だ。残る７０路線は新たな税金の投入や料金徴収期間の延長といった方策が必要となる恐れが強い。

以下の記事はasahi.comへ。

言われてみたら、千葉に住んでいるおいらも、地方有料道路を使うのはごくごく稀。
もちろん、周囲に使わなければならない有料道路がないというのもあるが、例えば千葉県道路公社管轄の有料道路にしても、実際に走ったことがあるのは東総有料道路と鴨川有料道路、東金九十九里道路、流山有料道路。このうち、使い勝手が良くて、通行料を払うに値するのは、おそらく鴨川有料だけだろう。千葉県北部から鴨川方面へ走ろうと思ったら、最短距離で道のいい道路を走ろうと思ったら、久留里街道から鴨川有料へ抜ける道が自然の選択になるので、この道なら２００円投じても、十分コストに見合うルートだろう。まあ、２００円が惜しければ、２９４を大多喜から勝浦へ抜けて外房沿いを走ることになろうか。チャレンジャーなら清澄山の方を抜けても面白いだろうが…。
外房沿いといえば、勝浦道路がこの春だったかに無料化されたが、いつも通るのが夜中が中心ということも手伝ってだろうか、あの道路を使ったという車を見たことがない。勝浦市街のバイパスという意味では、あの道路も意義がないとは言えないのだろうが、あそこが動かなくなるほど混む事ってあるのかしらん…？　海水浴シーズンなどは動かなくなるんだろうけどね。
外房方面はたまに走りに行ったりするけれど、千葉外房有料道路なんて、使おうと思ったこともないねえ…。使うには、入口も出口も中途半端な場所にあって使い勝手が極端に悪く、金を投じてまで使う気が全く起きない道路である。あれを使うなら、昼間はともかく、夜中なら茂原→茂原街道→潤井戸→ちはら台→鎌取→蘇我→末広街道→千葉市内というルートを走るぞ。一旦１６号まで出た方が早いかもしれんが。
有料道路が出来ても、コストに見合うルートであれば、自然と使うようになるんだけどねえ…。幕張や湾岸方面に急ぐために千葉北から高速を使ったりとか、千葉県内（習志野市以西）の国道１４号がクソだからと、篠崎から武石まで京葉道路に２００円払ったりとか、十分コストを投じて余りある価値があるなら、どんどん使うようにもなろうが、ちょっと渋滞を我慢しても、わざわざ橋を渡るのに２００円も３００円も払えない…というのなら、まさしく税金の無駄遣いだろう。
もちろん、投じられるべき道路には投じて欲しいけれど、作ったところで需要予測が激甘…という道路であるならば、作るのは勘弁して欲しいものである。
結局その道路の借金を抱え込むのは、その土地に住んでいる人達なのだから。