小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

S-TRAIN突撃記

2017-05-24 19:26:28 | 鉄ネタなんてどうよ?
昨今首都圏のみならず、関西地域でも流行りの座席定員制列車。今年春からは西武鉄道が新たに走らせ始めたということで、所沢市内への用事もあったので、どさくさに紛れてw、ためしに乗りに出かけてきました。

S-TRAINとは、これまで西武線と直通運転していた地下鉄、私鉄方面に着席需要を見越して設定された列車で、平日は所沢と有楽町線飯田橋、豊洲方面に、土日祝日は西武秩父と副都心線新宿三丁目、渋谷、さらに東急線とみなとみらい線に乗り入れて、自由が丘、横浜、元町・中華街方面とを結んでいる。
あくまで地下鉄方面の直通需要を見越して設定された列車なので、平日のS-TRAINは有楽町線池袋には停車せず、横浜方面とを結ぶ土日祝日のS-TRAINも、副都心線池袋は、西武秩父行き、元町・中華街方面ともに、副都心線池袋駅では降車専用の扱いになる。
要は池袋と西武池袋線沿線方面は、リクライニングシートの特急レッドアローをご利用ください…ということである。
土日祝日のみ元町・中華街方面行きは副都心線池袋に停車はするのだが、練馬から西武有楽町線経由で東京メトロに乗り入れるので、西武池袋に出るより運賃がかかるため、それらの利用は果たしてどれほどあることやら。

そんなわけで、昨今タワーマンションが林立し、なんとかファーストの会がまんまとその手に引っかかっていろいろと都政とオリンピックの道路整備も絡んで移転延期で名前はしっかりと売れている、地下鉄有楽町線豊洲駅にやってまいりました。



ゆりかもめで一駅、新豊洲へ行けば、出来上がっているのに眠っている豊洲市場予定地が見られます。



地下鉄コンコースへ降りる天井。なんだかいいデザインですねえ。
いい天気だったのもあいまって、より素敵に見えますな。



S-TRAINの指定席は、駅改札窓口でも販売しているようですが、もちろん券売機も備えられており、改札階から一つ降りた地下2階にあります。



目指す豊洲17時00分発の所沢行きの指定席券を買いましょう。
時間帯が早すぎることもあって、どこの車両でも空いているようなので、ひとまずネタになりそうな最後部車両、10号車の座席指定席券を購入。



列車は発車7~8分ほど前に、有楽町方からのそのそとやってきて、豊洲駅3番線に据え付けられました。



2~3両に1枚のドアを開けて客扱い。車内に入る際は指定席券のチェックは行われず、そのまま車内に入ります。
S-TRAINの特徴といえばこれ。
10号車の一角を占める、未来志向のフリースペース。



この車両は朝の豊洲7時52分始発の所沢行きにも充当されており、豊洲駅のホームに、「10号車はフリースペースを広くとった、座席の少ない車両がまいりますからさようご承知おきください」という旨の掲示があります。

これがS-TRAINの座席。
西武レッドアローに比べると、リクライニングは致しませんが、各座席にコンセントが設置されておりますので、モバイル機器のご利用の際にはご活用ください。
ドリンクホルダーもございます。
こんなことを書くと宣伝みたいじゃないかw





で、指定された座席は…というと…。



顔の前が壁(´・ω・`)

こればかりは4ドアクロスシートの宿命で、東武東上線のTJライナーでも同じような作りとはいえ、残念っすなあ。
壁が目の前にあるんだったら、ロングシートの形になっても、こっちの方がまだよかったかも。酒は飲みづらいけどw



そんなわけで、列車は豊洲を17時ちょうどに定時発車。
車内はほとんどからっぽで、もちろん10号車は僕たち以外に乗客がいない貸し切り状態。「僕たち」って、まあ嫁さんのことですけどw
しっかし、地下鉄の車窓も壁なんだから、割り当てられた席が壁でも問題ないような気がしてきたのは、たぶん感覚が狂ってきているw



とはいえ、古風に言えばメクラの戸袋に向かって壁だけ見ていても全く面白くもないので、有楽町、飯田橋と10号車も1人しか乗ってこなかったから、1つ後ろの窓がある座席に移動して、今まで座っていた座席はペダルを踏んで回転させてみよう。



そんなわけでやっと窓のある世界に。
時間的には夕方5時半。定時ダッシュで会社を退勤してきた人たちで、そろそろ混雑がはじまる有楽町線池袋を、そろそろと申し訳なさそうに通過。



有楽町線の列車の隙間を縫って走っており、歩み自体は極めてのろのろ。
やがて千川を過ぎて、小竹向原の手前で少々の信号待ち。
有楽町線用7000系とすれ違う。塗装のラインでおわかりいただけるかしらん。



ややあって列車は小竹向原駅ホームに到着。
列車自体はもちろん通過駅だが、乗務員交代のため少々停車する。





小竹向原からは西武有楽町線に歩を向けて練馬方面へ。
しかし、この前に列車がいるらしく、相変わらずそのスピードは遅々として牛歩のごとし。
座席指定列車だから、スピードは二の次三の次といったところだろう。
写真では流れておりますが、ライン的におわかりいただけるか、西武有楽町線新桜台駅通過中。



おっ、ようやく地上に出てきました。
まもなく練馬に到着。練馬でも少々の停車。
おお、さっそくレッドアローの咆哮が聞こえますな。



練馬停車中。
レッドアローの通過待ちをした池袋行き各停。



その向こうには副都心線直通の東急電鉄のクルマですな。
このあたりは、副都心線と東急との直通運転が始まってしばらくたつけれども、沿線住民ではないからなかなか慣れないw



で、やっぱり西武線といえば黄色い電車を見ないことには、西武に乗っているという気がしないw



そして17時43分、複々線完成で立派になった石神井公園駅に到着、ここで降車扱い。
隣には清瀬行きの各駅停車がやってきたので、接続はばっちりw



続いて17時47分、快速も急行も通過するのに停車駅に選ばれたとして議論が巻き起こった保谷に到着。
まあ、それなりに通勤客の需要が見込めるからだろうと思うんですが。



わずかに一人乗っていた10号車の客も保谷で降りてしまい、ラストの所沢までの区間はやっぱり貸し切りになっちまいましたw
そんなわけで18時ちょうど、無事所沢に到着。



夕方のラッシュ帯にかかるギリギリの時間帯に乗ってみた感想…。
おそらくは指定席が壁際にかかっていたということもあるのだろうけれど、あの座席と配置は、どうしても既存のレッドアローと比べてしまう。
あちらの方がリクライニングもあるしトイレもついているとなると、環境はあちらに軍配を上げざるを得ないのだけれども、そこは着席需要を狙った新車ということで、そこは評価せねばならないはず。

で。
豊洲始発が17時、所沢着が18時…。

平日の所沢ナイター観戦で使えそう\(^O^)/

そういえばロッテ戦でこの先平日開催ってあったかしら?w

ただ、この列車の時間帯はこの先動くことになりそう。
やはりラッシュ前の設定は、乗れるお客は長距離通学の学生か買い物帰りの主婦あたりになっちゃうんで。
どうなんでしょう。このまましばらく様子見ますかね。
そりゃあ鉄道のダイヤなんで、しかも他社が絡むことだから、おいそれとダイヤをいじるのは難しいとは思うけれども。

所沢到着ののち、ある場所に移ります。
それはまたいずれ。
(※取材日…2017年5月8日)

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